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公開番号
2025131491
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024195367
出願日
2024-11-07
発明の名称
口腔用圧力センサシート
出願人
住友理工株式会社
代理人
弁理士法人笠井中根国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
A61B
5/11 20060101AFI20250902BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】簡単な構造で容易に製造することが可能であり、上下一対の歯の咬合力をより正確に測定することができる、新規な構造の口腔用圧力センサシートを提供する。
【解決手段】口腔に挿入される先端側に測定部分12を備えた口腔用圧力センサシート10であって、測定部分12は一対又は二対の上下歯の噛み合わせによる咬合力が及ぼされる検出領域56(62)を有しており、検出領域56(62)において上下一対の歯による咬合力を検出する一対歯用感圧部58(64)には、圧力を検出する感圧素子54(60)がシート面方向で複数配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
口腔に挿入される先端側に測定部分を備えた口腔用圧力センサシートであって、
前記測定部分は一対又は二対の上下歯の噛み合わせによる咬合力が及ぼされる検出領域を有しており、
該検出領域において上下一対の歯による咬合力を検出する一対歯用感圧部には、圧力を検出する感圧素子がシート面方向で複数配置されている口腔用圧力センサシート。
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【請求項2】
前記感圧素子は、圧縮変形可能な中間層に対して非固着で重ね合わされた電極を有している請求項1に記載の口腔用圧力センサシート。
【請求項3】
前記感圧素子は、圧縮変形可能な中間層の両面に柔軟な電極が配された構造を有している請求項1又は2に記載の口腔用圧力センサシート。
【請求項4】
複数配置された前記感圧素子には、前記中間層よりも変形剛性の大きい補強材層が、該中間層の両面に配された前記電極よりも各外側に重ね合わされて、それぞれ複数の該感圧素子に跨がって設けられている請求項3に記載の口腔用圧力センサシート。
【請求項5】
前記一対歯用感圧部には、圧縮変形可能な緩衝体が、前記中間層の両面に配された前記補強材層を全体に亘って覆う大きさで各最外側に重ね合わされて設けられており、
該補強材層の厚さ寸法が、該中間層の厚さ寸法より大きく、該緩衝体の厚さ寸法より小さい請求項4に記載の口腔用圧力センサシート。
【請求項6】
前記電極が、前記中間層の両面に配された基体シートによって固定的に保持されており、
前記補強材層の厚さ寸法が、該基体シートの厚さ寸法より大きい請求項5に記載の口腔用圧力センサシート。
【請求項7】
複数配置された前記感圧素子には、前記中間層よりも変形剛性の大きい補強材層が各別に設けられている請求項3に記載の口腔用圧力センサシート。
【請求項8】
複数の外部接続用電気接点を備えた接続支持部分が基端側に設けられて、該接続支持部分と前記測定部分とが中間部分によってつながっており、
該測定部分から該中間部分を経て該接続支持部分に至る領域にわたって広がる状態で表裏両側の基体シートが設けられており、
該測定部分を口腔へ挿入した状態で口腔内外に亘って位置せしめられる該中間部分では、該表裏両側の基体シートが補強シートを挟んで固着されている請求項1又は2に記載の口腔用圧力センサシート。
【請求項9】
前記測定部分は先端側が基端側よりも左右幅寸法の小さい先細形状とされており、
該測定部分には、左右幅寸法の小さい奥歯用の前記検出領域が、左右幅寸法の大きい前歯用の前記検出領域よりも先端側に位置して設けられている請求項1又は2に記載の口腔用圧力センサシート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、測定対象者の咬合力の測定に使用される口腔用圧力センサシートに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、歯の検診や治療などにおいて、咬合力の大きさを把握することが必要になる場合がある。従来では、例えば、カーボンシートを噛むことで歯に付着したカーボンを確認して咬合力の推定を行っていたが、咬合力の大きさを正確に把握することが難しく、薄いカーボンシートを強く噛むことに測定対象者が不安を感じる等の問題もあった。
【0003】
そこで、例えば特開2023-128974号公報(特許文献1)には、咬合力をより正確に測定するための口腔用圧力測定装置が提案されている。特許文献1の口腔用圧力測定装置は、圧力を測定可能な第1圧力センサと第2圧力センサとを備えたセンサ部を有しており、測定対象者が第1圧力センサ又は第2圧力センサに咬合力を及ぼすことによって、検出された圧力に基づいて咬合力を測定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-128974号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1において、第1圧力センサと第2圧力センサは、相互に独立して圧力を測定可能とされており、例えば奥歯や前歯といった歯列の一部の咬合力を1つの圧力センサによって測定可能とされている。特許文献1では、第1圧力センサと第2圧力センサの間での力の伝達を防ぐために、第1圧力センサの表面(主面)を覆う第1平板と第2圧力センサの表面を覆う第2平板とが、相互に離れて配されている。
【0006】
しかしながら、例えば1つのセンサ素子(圧力センサ)で上下一対の歯の咬合力を測定しようとすると、歯の咬合面の凹凸による検出誤差が問題となる場合がある。即ち、咬合力の作用時に圧力センサの表面を覆う平板が歯の凹凸の押し当てによって変形する等して、変形した平板の一部が圧力センサに押し当てられた状態に保持されることで咬合力の検出値に影響したり、圧力センサに対する咬合力の作用が変形した平板によって阻害されたりするおそれがあった。
【0007】
本発明の解決課題は、上下一対の歯の咬合力をより正確に測定することができる、新規な構造の口腔用圧力センサシートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下、本発明を把握するための好ましい態様について記載するが、以下に記載の各態様は、例示的に記載したものであって、適宜に互いに組み合わせて採用され得るだけでなく、各態様に記載の複数の構成要素についても、可能な限り独立して認識及び採用することができ、適宜に別の態様に記載の何れかの構成要素と組み合わせて採用することもできる。それによって、本発明では、以下に記載の態様に限定されることなく、種々の別態様が実現され得る。
【0009】
第一の態様は、口腔に挿入される先端側に測定部分を備えた口腔用圧力センサシートであって、前記測定部分は一対又は二対の上下歯の噛み合わせによる咬合力が及ぼされる検出領域を有しており、該検出領域において上下一対の歯による咬合力を検出する一対歯用感圧部には、圧力を検出する感圧素子がシート面方向で複数配置されているものである。
【0010】
上下一対の歯による咬合力を1つの感圧素子で検出しようとすると、咬合面の凹凸によって感圧素子が傾いたり段差状に変形する等して、咬合力の検出精度が低下するおそれがある。そこで、本態様に係る口腔用圧力センサシートでは、上下一対の歯による咬合力が複数の感圧素子を備えた一対歯用感圧部で検出されるようにした。これにより、上下一対の歯における咬合面の凹凸による検出精度への悪影響が抑えられて、咬合力の大きさをより正確に測定することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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