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公開番号2025148644
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024048870
出願日2024-03-26
発明の名称電子写真機器用帯電ロール
出願人住友理工株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/02 20060101AFI20251001BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】帯電性と防汚性に優れる電子写真機器用帯電ロールを提供する。
【解決手段】軸体12と、軸体12の外周面上に形成された弾性体層14と、弾性体層14の外周面上に形成された表層16と、を備え、表層16が、ウレタン樹脂またはアクリル樹脂を含むバインダーと、無機微粒子と、を含有し、表層16表面の5μm内での最大高低差で表される微小粗さが、10nm以上400nm以下である、電子写真機器用帯電ロール10とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軸体と、前記軸体の外周面上に形成された弾性体層と、前記弾性体層の外周面上に形成された表層と、を備え、
前記表層が、ウレタン樹脂またはアクリル樹脂を含むバインダーと、無機微粒子と、を含有し、
前記表層表面の5μm内での最大高低差で表される微小粗さが、10nm以上400nm以下である、電子写真機器用帯電ロール。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記無機微粒子の平均粒子径が、10nm以上450nm以下である、請求項1に記載の電子写真機器用帯電ロール。
【請求項3】
前記無機微粒子の含有量が、前記バインダー100質量部に対し、30質量部以上60質量部以下である、請求項1または請求項2に記載の電子写真機器用帯電ロール。
【請求項4】
前記無機微粒子の比誘電率が、13以下である、請求項1または請求項2に記載の電子写真機器用帯電ロール。
【請求項5】
前記無機微粒子が、シリカ微粒子またはアルミナ微粒子である、請求項1または請求項2に記載の電子写真機器用帯電ロール。
【請求項6】
前記表層の体積抵抗が、3.2×10

Ω以上6.8×10

Ω以下である、請求項1または請求項2に記載の電子写真機器用帯電ロール。
【請求項7】
前記表層が、さらに粗さ形成用粒子を含有する、請求項1に記載の電子写真機器用帯電ロール。
【請求項8】
前記粗さ形成用粒子の平均粒子径が、5μm以上30μm以下である、請求項7に記載の電子写真機器用帯電ロール。
【請求項9】
前記粗さ形成用粒子の含有量が、前記バインダー100質量部に対し、15質量部以上65質量部以下である、請求項7または請求項8に記載の電子写真機器用帯電ロール。
【請求項10】
前記無機微粒子の平均粒子径が、10nm以上450nm以下であり、
前記無機微粒子の含有量が、前記バインダー100質量部に対し、30質量部以上60質量部以下であり、
前記無機微粒子の比誘電率が、13以下であり、
前記無機微粒子が、シリカ微粒子またはアルミナ微粒子であり、
前記表層の体積抵抗が、3.2×10

Ω以上6.8×10

Ω以下であり、
前記表層が、さらに粗さ形成用粒子を含有し、
前記粗さ形成用粒子の平均粒子径が、5μm以上30μm以下であり、
前記粗さ形成用粒子の含有量が、前記バインダー100質量部に対し、15質量部以上65質量部以下である、請求項1に記載の電子写真機器用帯電ロール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式を採用する複写機、プリンター、ファクシミリなどの電子写真機器において好適に用いられる電子写真機器用帯電ロールに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真機器の帯電ロールとしては、芯金などの軸体の外周面上にゴム弾性を有する弾性体層を有し、その弾性体層の外周面上に表層を有するものが知られている。帯電ロールでは、表層材料として、バインダーポリマーに粗さ形成用粒子を配合することがある。表層のバインダーポリマーとしては、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂などが挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-060162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
帯電ロールの表層において、ウレタン樹脂やアクリル樹脂を用いると、高い誘電性により帯電性に優れるものとなる。しかし、ウレタン樹脂やアクリル樹脂を用いると、カルボニル基により双極子モーメントが大きくなるため、トナーやトナー外添剤を吸着しやすくなる。印刷が進むにつれ、ロール表面の汚れが多くなり、画像ムラや画像スジなどの画像不具合が発生するおそれがある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、帯電性と防汚性に優れる電子写真機器用帯電ロールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る電子写真機器用帯電ロールは、軸体と、前記軸体の外周面上に形成された弾性体層と、前記弾性体層の外周面上に形成された表層と、を備え、 前記表層が、ウレタン樹脂またはアクリル樹脂を含むバインダーと、無機微粒子と、を含有し、前記表層表面の5μm内での最大高低差で表される微小粗さが、10nm以上400nm以下であることを要旨とする。
【0007】
前記無機微粒子の平均粒子径は、10nm以上450nm以下であるとよい。前記無機微粒子の含有量は、前記バインダー100質量部に対し、30質量部以上60質量部以下であるとよい。前記無機微粒子の比誘電率は、13以下であるとよい。前記無機微粒子は、シリカ微粒子またはアルミナ微粒子であるとよい。前記表層の体積抵抗が、3.2×10

Ω以上6.8×10

Ω以下であるとよい。
【0008】
前記表層は、さらに粗さ形成用粒子を含有するとよい。前記粗さ形成用粒子の平均粒子径は、5μm以上30μm以下であるとよい。前記粗さ形成用粒子の含有量は、前記バインダー100質量部に対し、15質量部以上65質量部以下であるとよい。
【0009】
(1)本発明に係る電子写真機器用導電性ロールは、軸体と、前記軸体の外周面上に形成された弾性体層と、前記弾性体層の外周面上に形成された表層と、を備え、前記表層が、ウレタン樹脂またはアクリル樹脂を含むバインダーと、無機微粒子と、を含有し、前記表層表面の5μm内での最大高低差で表される微小粗さが、10nm以上400nm以下であることを要旨とする。
【0010】
(2)上記(1)において、前記無機微粒子の平均粒子径は、10nm以上450nm以下であるとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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