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公開番号
2025133654
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031746
出願日
2024-03-01
発明の名称
半導体装置
出願人
富士電機株式会社
代理人
個人
主分類
H10D
30/01 20250101AFI20250904BHJP()
要約
【課題】ボディダイオードの逆回復特性を改善することができる半導体装置を提供すること。
【解決手段】ドリフト層をn型カラム領域3およびp型カラム領域4からなる並列pn層2としたSJ-MOSFETであって、半導体基板30の活性領域21に、導電膜52とn型カラム領域3とのショットキー接合によるSBD50のセルを部分的に挟んで複数のMOSセル9が隣接して設けられている。導電膜52は、ソース電極14と半導体基板30との間に選択的に設けられている。活性領域21の全域にわたって並列pn層2の内部のp型ベース領域5の直下の深さ位置に、低キャリアライフタイム領域41が設けられている。活性領域21とエッジ終端領域22との境界と、ゲートパッド15の外周直下と、において並列pn層2の内部に深さ方向の全域にわたって、低キャリアライフタイム領域42が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
半導体基板に設けられた活性領域と、
前記活性領域の周囲を囲む終端領域と、
前記活性領域において前記半導体基板の内部に設けられた、第1導電型カラム領域と第2導電型カラム領域とを前記半導体基板のおもて面に平行な第1方向に交互に繰り返し隣接して配置した並列pn層と、
前記半導体基板の内部で前記並列pn層に接して選択的に設けられた第2導電型の第1半導体領域と、
前記第1半導体領域と接して、前記半導体基板のおもて面に選択的に設けられた第1導電型の第2半導体領域と、
前記活性領域において前記半導体基板のおもて面に選択的に設けられたゲート絶縁膜と、
前記活性領域において前記ゲート絶縁膜の前記半導体基板と対向する位置に設けられるゲート電極と、
前記半導体基板のおもて面に設けられ、前記第2半導体領域と接する第1電極と、
前記半導体基板の裏面に設けられた第2電極と、
前記半導体基板のおもて面と前記第1電極との間に、前記第1電極および前記第1導電型カラム領域に接して選択的に設けられた導電膜と、
前記導電膜と前記第1導電型カラム領域とのショットキー接合によるショットキーバリアダイオードと、
前記活性領域の全域にわたって前記並列pn層の内部で、前記第1半導体領域の直下の深さ位置に設けられた、第1キャリアライフタイムキラーが導入されてなる第1低キャリアライフタイム領域と、
を備えることを特徴とする半導体装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記活性領域と前記終端領域との境界において、前記半導体基板の上面から前記並列pn層の下面深さまでの全域にわたって設けられた、第2キャリアライフタイムキラーが導入されてなる第2低キャリアライフタイム領域を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記半導体基板のおもて面に、前記第1電極と離れて設けられ、前記ゲート電極が電気的に接続されたゲートパッドを備え、
前記ゲートパッドの外周の直下において前記並列pn層のおもて面から前記並列pn層の下面深さまでの全域にわたって設けられた、第2キャリアライフタイムキラーが導入されてなる第2低キャリアライフタイム領域を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記導電膜と前記第1導電型カラム領域との間に、前記導電膜に接して選択的に設けられた第2導電型の第3半導体領域を備え、
前記ショットキーバリアダイオードは、前記導電膜と前記第1導電型カラム領域とのショットキー接合と、前記第3半導体領域と前記第1導電型カラム領域とのpn接合と、混在させたJBS構造であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第3半導体領域の下端は、前記第1半導体領域の下面と同じ深さか、前記第1半導体領域の下面より前記半導体基板のおもて面寄りであることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第3半導体領域の不純物濃度は、前記第1半導体領域の不純物濃度と同じか、それよりも高いことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記半導体基板の裏面と前記並列pn層との間に、前記第2電極に接して設けられた、前記第1導電型カラム領域よりも不純物濃度の高い第1導電型高濃度領域を備え、
前記ショットキーバリアダイオードは、前記導電膜と前記第1導電型カラム領域および前記第1導電型高濃度領域とのショットキー接合によるMPS構造であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記ゲート電極と、前記ゲート絶縁膜と、前記第1半導体領域と、前記第2半導体領域と、で構成される絶縁ゲート構造の複数のセルは、前記ショットキーバリアダイオードのセルを部分的に挟んで前記第1方向に隣接して配置され、前記半導体基板のおもて面に平行でかつ前記第1方向と直交する第2方向にストライプ状に延在することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記ゲート電極と、前記ゲート絶縁膜と、前記第1半導体領域と、前記第2半導体領域と、で構成される絶縁ゲート構造の複数のセルは、前記ショットキーバリアダイオードのセルを部分的に挟んでマトリクス状に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記ゲート電極と、前記ゲート絶縁膜と、前記第1半導体領域と、前記第2半導体領域と、で構成される絶縁ゲート構造は、前記半導体基板のおもて面に沿って延びる前記ゲート電極を備えたプレーナゲート構造であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ドリフト層をn
-
型領域のみで構成した通常のMOSFETや、ドリフト層をn型カラム領域とp型カラム領域との並列pn層とした超接合(SJ:Super Junction)構造のSJ-MOSFETにおいて、MOSFETと同一の半導体基板にショットキーバリアダイオード(SBD:Schottky Barrier Diode)を内蔵したり、半導体基板内のキャリアライフタイムを局所的に短くしたりすることで、小型化や逆回復特性向上を図った構造が公知である(例えば、下記特許文献1~5参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-164914号公報
特開2021-027138号公報
特許第6732359号公報
特開2009-054961号公報
特開2015-018913号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のSJ-MOSFETでは、寄生のpn接合ダイオード(ボディダイオード)の逆回復特性がハードリカバリになり、SJ-MOSFETのスイッチング特性やSJ-MOSFETと電気的に接続された周辺部品の動作に悪影響を与える。
【0005】
この発明は、上述した従来技術による課題を解消するため、ボディダイオードの逆回復特性を改善することができる半導体装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、本発明の目的を達成するため、この発明にかかる半導体装置は、次の特徴を有する。半導体基板に、活性領域と、前記活性領域の周囲を囲む終端領域と、が設けられている。前記活性領域において前記半導体基板の内部に、第1導電型カラム領域と第2導電型カラム領域とを前記半導体基板のおもて面に平行な第1方向に交互に繰り返し隣接して配置した並列pn層が設けられている。前記半導体基板の内部で前記並列pn層に接して、第2導電型の第1半導体領域が選択的に設けられている。前記半導体基板のおもて面に、前記第1半導体領域と接して、第1導電型の第2半導体領域が選択的に設けられている。前記活性領域において前記半導体基板のおもて面に、ゲート絶縁膜が選択的に設けられている。
【0007】
記活性領域において前記ゲート絶縁膜の前記半導体基板と対向する位置にゲート電極が設けられている。第1電極は、前記半導体基板のおもて面に設けられ、前記第2半導体領域と接する。第2電極は、前記半導体基板の裏面に設けられている。導電膜は、前記半導体基板のおもて面と前記第1電極との間に、前記第1電極および前記第1導電型カラム領域に接して選択的に設けられている。前記導電膜と前記第1導電型カラム領域とのショットキー接合によるショットキーバリアダイオードが設けられている。前記活性領域の全域にわたって前記並列pn層の内部で、前記第1半導体領域の直下の深さ位置に、第1キャリアライフタイムキラーが導入されてなる第1低キャリアライフタイム領域が設けられている。
【0008】
上述した発明によれば、半導体基板の内部に絶縁ゲート構造によって形成される寄生のpn接合ダイオード(ボディダイオード)の逆回復電流の変化を緩やかにすることができる。また、ボディダイオードの実効的な(見かけ上の)逆回復電流量を小さくすることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明にかかる半導体装置によれば、ボディダイオードの逆回復特性を改善することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1にかかる半導体装置を半導体基板のおもて面側から見たレイアウトを示す平面図である。
図1の活性領域の一部を拡大して示す平面図である。
図2の切断線A-A’における断面構造を示す断面図である。
実施の形態2にかかる半導体装置の活性領域の一部を半導体基板のおもて面側から見たレイアウトを拡大して示す平面図である。
図4の切断線B-B’における断面構造を示す断面図である。
図4の切断線C-C’における断面構造を示す断面図である。
実施の形態3にかかる半導体装置の活性領域の一部を半導体基板のおもて面側から見たレイアウトを示す平面図である。
図7の切断線D1-D1’における断面構造を示す断面図である。
図7の切断線D2-D2’における断面構造を示す断面図である。
図7の切断線E-E’における断面構造を示す断面図である。
実施の形態4にかかる半導体装置の構造を示す断面図である。
実施の形態4にかかる半導体装置の構造の別例を示す断面図である。
実施の形態4に係る半導体装置の構造の別例を示す断面図である。
実施の形態5にかかる半導体装置の活性領域の一部を半導体基板のおもて面側から見たレイアウトを示す平面図である。
図14の切断線F1-F1’における断面構造を示す断面図である。
図14の切断線F2-F2’における断面構造を示す断面図である。
図14の切断線G-G’における断面構造を示す断面図である。
図14の切断線H-H’における断面構造を示す断面図である。
実施の形態6にかかる半導体装置を半導体基板のおもて面側から見たレイアウトを示す平面図である。
実施の形態6にかかる半導体装置を半導体基板のおもて面側から見たレイアウトの別例を示す平面図である。
図18の切断線I-I’における断面構造を示す断面図である。
図18の切断線J-J’における断面構造を示す断面図である。
図18の切断線K-K’における断面構造を示す断面図である。
図18の切断線I-I’における断面構造の別例を示す断面図である。
図18の切断線J-J’における断面構造の別例を示す断面図である。
図18の切断線K-K’における断面構造の別例を示す断面図である。
図18の切断線L-L’における断面構造を示す断面図である。
図18の切断線M-M’における断面構造を示す断面図である。
図18の切断線N-N‘における断面構造を示す断面図である。
図18の切断線L-L’における別例の断面構造を示す断面図である。
図18の切断線M-M‘における別例の断面構造を示す断面図である。
図18の切断線N-N‘における別例の断面構造を示す断面図である。
実施の形態8にかかる半導体装置の構造を示す断面図である。
実施の形態8にかかる半導体装置の構造の別例を示す断面図である。
参考例の半導体装置を半導体基板のおもて面側から見たレイアウトを示す平面図である。
図29の切断線AA-AA’における断面構造を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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