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公開番号2025138286
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2024037291
出願日2024-03-11
発明の名称核酸増幅方法
出願人国立大学法人九州大学
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類C12Q 1/6844 20180101AFI20250917BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】簡便に核酸を増幅させることができる核酸増幅方法を提供すること。
【解決手段】下記成分(A)~(F)を混合する工程を有する、核酸増幅方法。
成分(A):一本鎖DNA
成分(B):プライマー
成分(C):塩基特異的ニッキング酵素
成分(D):dATP、dTTP、dCTP及びdGTPからなる塩基材料
成分(E):前記塩基特異的ニッキング酵素が認識する非典型塩基を含む塩基材料
成分(F):DNAポリメラーゼ
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
下記成分(A)~(F)を混合する工程を有する、核酸増幅方法。
成分(A):一本鎖DNA
成分(B):プライマー
成分(C):塩基特異的ニッキング酵素
成分(D):dATP、dTTP、dCTP及びdGTPからなる塩基材料
成分(E):前記塩基特異的ニッキング酵素が認識する非典型塩基を含む塩基材料
成分(F):DNAポリメラーゼ
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記成分(C)は、核酸配列上のウラシル及び/又はヒポキサンチンを認識し、切断する酵素である、請求項1に記載の核酸増幅方法。
【請求項3】
前記成分(F)は、鎖置換型DNAポリメラーゼである、請求項1に記載の核酸増幅方法。
【請求項4】
請求項1~3の何れか1項に記載の核酸増幅方法を行うための、核酸増幅用キット。
【請求項5】
前記成分(C)及び(E)を含む、請求項4に記載の核酸増幅用キット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、核酸増幅方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、学術研究及び臨床検査などにおいて、核酸検体の詳細を解析するために当該検体を増幅させる方法が提案されてきた。
【0003】
中でも、PCR法(Polymerase Chain Reaction)は、広く一般的に知られる核酸増幅方法である。
【0004】
しかしながら、PCR法には、二本鎖DNAを一本鎖DNAとするための熱変性工程、プライマーを前記一本鎖DNA中のターゲットとなる配列にハイブリダイズさせるためのアニーリング工程、さらに前記プライマー配列を起点として二本鎖DNAを伸長させていくための伸長工程が存在し、それぞれに反応温度も異なる。
【0005】
こうしたPCR法に基づく反応を進行させるためには、正確に反応温度を制御することのできる特殊な機器が必要であり、上記プライマー設計の煩雑さもあいまって、PCR法は高コスト及び煩雑なものとなりがちである。
【0006】
近年では、上記PCR法ほどには厳格な温度調節が要求されない、いわゆる「等温核酸増幅法」が提案されている。等温核酸増幅法ではPCR法ほどに高額な機器は不要だが、それでもなお、より簡便な手法が切望されている。
【0007】
これまでにLAMP法、RCA法、RPA法、SDA法などの等温核酸増幅法が開発されてきた。これら手法では、効率的な増幅を達成するために種々の改良が実施されている。
【0008】
例えば、LAMP法において4種類のプライマーに2種のプライマーを追加する手法が報告されている。また、RCA法において増幅核酸に配列特異的ニッカーゼの認識配列を挿入することで増幅を促進する手法が開発されている。
【0009】
しかし、これらの手法は標的核酸の配列が既知である場合に有効である。さらに、標的配列特異的なプライマーや配列特異的酵素を調達する必要がある。そこで、標的核酸配列に依存しない手法で効率的に核酸増幅を促進させる方法が望まれている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0010】
Molecular and Cellular Probes vol.16,2002, 223-229
Analyst vol.140, 2015, 74-78
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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