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公開番号
2025140284
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024039585
出願日
2024-03-14
発明の名称
両利き筆記具
出願人
個人
代理人
主分類
B43K
3/00 20060101AFI20250919BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約
【課題】 指先を汚すことなくワンタッチで筆の穂先の向きを変えて、右利きの人が普通に用いるほか、左利きの人でも違和感なく使用することができる両利き用筆記具を考え出すことを課題としたものである。
【解決手段】 本発明の両利き筆記具(1)は、握り部となる上部品(2)と筆先(30)を具えた下部品(3)とが、折れ曲がることができるように接続されており、上部品(2)内には、ノック棒(21)が設けられており、このノック棒(21)は、ノックシフト構造(22)により上下に移動でき、ノック棒(21)はその下側で下部品(3)を押すことができるように継がり、ノック棒(21)の上部を押したときに下部品(3)が傾き、ノック棒(21)を押さないときに下部品(3)が傾かないような構造を有したことを特徴とするものである。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
握り部となる上部品(2)と筆先(30)を具えた下部品(3)とが、折れ曲がることができるように接続されており、上部品(2)内には、ノック棒(21)が設けられており、このノック棒(21)は、ノックシフト構造(22)により上下に移動でき、ノック棒(21)はその下側で下部品(3)を押すことができるように継がり、ノック棒(21)の上部を押したときに下部品(3)が傾き、ノック棒(21)を押さないときに下部品(3)が傾かないような構造を有したことを特徴とする両利き筆記具(1)。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記筆先(30)は、毛筆用穂先(31)であることを特徴とする請求項1記載の両利き筆記具(1)。
【請求項3】
前記上部品(2)の先端縁(20e)またはノック棒(21)の先端(21a)と、これらに接する下部品(3)の上部面(33)には、異なる磁極が対面するようにそれぞれに磁石(M1)(M1′)が配設され、または一方を磁石(M1)として他方に磁性体(M2)が配設されていることを特徴とする請求項1または2記載の両利き筆記具(1)。
【請求項4】
前記ノック棒(21)の先端側に設けられたシフトピン受入孔(24)と、前記下部品(3)の上部面(33)に設けられたノック棒連結ステー(34)のピン受け孔(35)とにシフトピン(P2)を嵌通させて、回動自在に連結されるものであって、前記ピン受け孔(35)は、幾分か長孔に形成されていることを特徴する請求項1または2記載の両利き筆記具(1)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、右利きの人が普通に用いるほか、左利きの人でも違和感なく使用することができる両利き筆記具に係るものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
世の中の人の約10%が左利きというデータもあり、左利きは少数派ということもできる。一方の手で操作する道具は、右利きが大多数を占めていることに因んで、一般に利き手である右手で操作するように設計されたものがその多くを占めている。最近では、少数の左利き用の調理器具や、文房具も提供されつつあるものの、まだまだその品揃えの少なかったり、使いにくかったりして生活の不便さを解消できたとは言えない。
【0003】
とりわけ左利きの人が不便さを感じるものとして筆記具があり、特に筆が挙げられる。
柔軟な動物の毛などを相当本数束ねて構成された筆は、他の筆記用具とは決定的に異なる特質を有している。それは、筆記具先端側の穂先を進行方向に向けて移動させて使用することができないことであり、言い換えれば筆先を常に進行方向以外の向き、多くの場合は、進行方向に下流側の向きに向けて使用することになる。
特に日本語で用いる文字のひらがな、カタカナ、漢字においては、その文字を構成する要素は、左から右に向けて筆先を移動して書く部分が多い。これも右手で筆を持って書くことに適して傾向といえる。
このため学校で習字を習うときは、教師は筆を右手で持つように指導するケースが多い。だからと言って、無理に右利きを強要されてしまうと、左利きの人は、自らの個性を否定された気持ちになり、ネガティブな感情を抱いてしまうことも否定できない人も一定数いるであろう。
もちろん筆以外の筆記用具、例えば万年筆、ボールペンといったものであっても、日本語をはじめとして多くの言語は、横書きである場合には左から右に向けて文字を整列させて文章を記述してこととなるうえに、その先端が進行方向に向かってしまい、右手で書く場合よりも書きにくいのは明らかである。
【0004】
一方で敢えて左手で筆を持って文字を書こうとする人もいるのは事実である。
左手で筆を持つということは、右手で筆を持った状態の鏡像になることなり、筆の穂先が、進行方向である右側に向くことになる。このため左手に筆を持って文字を書き出すことは、極めて困難となる。さらには書き終えた文字の上に手が覆いかぶさるように擦れることで文字が汚損してしまう。それでも左利きの人は、手首を手前側に深く曲げて、少しでも、筆を右手で持った時のように穂先を左側に向けて傾けたり、紙の向きを傾斜させたり、種々の工夫を凝らして筆を用いて文字を書いている。
そのような工夫、苦労を軽減するために、筆の穂先を傾く構造が採用した実開昭63―084379「左利き用の筆」がある(特許文献1)。
しかしながら、その筆先の部分を傾斜させるためには、特許文献1の図1に示すように筆の穂先付近を捻じったり、同図2に示すように筆の穂先を屈曲させたり複雑な操作をする必要がある。このことは、穂先を触れることで、指先が汚れてしまう可能性があり、十分なものとは言えない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開昭63―084379
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような背景を考慮しながら完成させたものであり、指先を汚すことなくワンタッチで筆の穂先の向きを変えて、右利きの人が普通に用いるほか、左利きの人でも違和感なく使用す
ることができる両利き筆記具を考え出すことを課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載のる両利き筆記具(1)は、握り部となる上部品(2)と
筆先(30)を具えた下部品(3)とが、
折れ曲がることができるように接続されており、
上部品(2)内には、ノック棒(21)が設けられており、このノック棒(21)は、ノックシフト構造(22)により上下に移動でき、
ノック棒(21)はその下側で下部品(3)を押すことができるように継がり、
ノック棒(21)の上部を押したときに下部品(3)が傾き、
ノック棒(21)を押さないときに下部品(3)が傾かないような構造を有した
ことを特徴とするものである。
【0008】
請求項2記載のる両利き筆記具(1)は、請求項1記載の要件に加えて、前記筆先(30)については、毛筆用穂先(31)であることを特徴とするものである。
【0009】
請求項3記載のる両利き筆記具(1)は、請求項1または2記載の要件に加えて、前記上部品(2)の先端縁(20e)またはノック棒(21)の先端(21a)と、下部品(3)とがこれらに接する上部面(33)には、
異なる磁極が対面するようにそれぞれに磁石(M1)(M1′)が配設され、または
一方を磁石(M1)として他方に磁性体(M2)が配設されている
ことを特徴とするものである。
【0010】
請求項4記載のる両利き筆記具(1)は、請求項1または2記載の要件に加えて、前記ノック棒(21)の先端側に設けられたシフトピン受入孔(24)と、前記下部品(3)の上部面(33)に設けられたノック棒連結ステー(34)のピン受け孔(35)とにシフトピン(P2)を嵌通させて、回動自在に連結されるものであって、前記ピン受け孔(35)は、幾分か長孔に形成されている
ことを特徴とするものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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