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公開番号
2025143870
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-02
出願番号
2024043340
出願日
2024-03-19
発明の名称
壁紙
出願人
アキレス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B32B
27/00 20060101AFI20250925BHJP(積層体)
要約
【課題】壁紙の製造法によらず、パンクの発生が防止され、表面への均一な撥水性の付与を可能とする壁紙を提供する。
【解決手段】基材層10と、前記基材層10上にベース層20と、前記ベース層20上に柄層30を有する壁紙において、ベース層20及び柄層30を塩化ビニル樹脂及び機能性材料を含有する層とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材層と、
前記基材層上に、ベース層と、
前記ベース層上に、柄層と、を有し、
前記ベース層及び柄層は、塩化ビニル樹脂及び機能性材料を含有する層である、
ことを特徴とする壁紙。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
前記機能性材料が、撥水剤である、
請求項1に記載の壁紙。
【請求項3】
前記機能性材料が、フッ素系コポリマーとアクリル系コポリマーのブロック共重合体からなる撥水剤である、
請求項1に記載の壁紙。
【請求項4】
前記ベース層及び柄層が、塩化ビニル樹脂及び撥水剤を含有する層であり、前記撥水剤の含有量が、前記塩化ビニル樹脂100質量部に対し、0.2質量部以上10質量部以下のものである、
請求項1に記載の壁紙。
【請求項5】
前記柄層が、表面に凹凸形状を有する層である、
請求項1に記載の壁紙。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、機能性が付与された壁紙に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
建築物の内装材である壁紙の一つに、基材層上に、ベース層及び柄層を積層してなるものがある。また、壁紙表面に、撥水性や防汚性等の機能性が付与された壁紙として、壁紙の表面全体に機能層を設けてなる壁紙が知られている。さらに、壁紙表面に、意匠性のための発泡やエンボスによる凹凸が設けられた壁紙も知られている。
このような、表面に機能性を備え、かつ凹凸形状を有する壁紙を製造する方法として、例えば、特許文献1や2に記載された方法が知られている。
【0003】
特許文献1には、基体上に発泡層や図柄層が設けられた発泡壁紙の表面にエンボス加工を施した後、エンボス加工が施された表面の全面に、表面改質剤を塗工して機能性層を形成してなる壁紙及び壁紙の製造方法が記載されている。
また、特許文献2には、基材表面に熱分解型の発泡剤を含むペースト状塩化ビニル樹脂組成物を、ロータリースクリーン印刷により塗布したのち、発泡剤の熱分解温度以下の温度で加熱乾燥させ、その上に水性ウレタン樹脂組成物を塗布して、発泡剤の熱分解温度以下で加熱乾燥させて機能層を形成したのち、発泡剤の熱分解温度以上に加熱して熱分解型の発泡剤を発泡させたのち、エンボスによる凹凸加工を施す、壁紙の製造方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-170552号公報
特開2011-162909号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のように、従来、壁紙の表面全体に、撥水層や防汚層等の機能層を設ける方法として、特許文献1や2に記載の方法が知られている。
しかしながら、従来法においては、次のような問題があった。
すなわち、特許文献1に記載の方法のように、壁紙表面に凹凸加工を施した後に、ロータリースクリーン印刷法により、機能層形成用組成物を塗布して機能層を形成する場合には、ペースト状の塩化ビニル樹脂組成物の印刷面に凹凸があるため、凹部に、機能層形成用組成物が十分に塗布されず、均一な機能層を形成することが困難な場合があった。この場合、ロールコーターやスプレーコート等の手法による塗布も考えられるが、塗布量が多くなり、コスト面での課題がある。
【0006】
また、特許文献2に記載の方法のように、壁紙表面に機能性層を形成した後に、発泡やエンボスにより、凹凸を形成する方法においては、塗料(機能層形成用組成物)の組成によっては、エンボス加工時に、塩化ビニル樹脂層(塩化ビニル樹脂組成物から形成された層)に生じた気泡が抜けにくくなり、馬蹄状のパンクが発生し、外観上や品質上問題となる場合があった。
従って、壁紙の製造法によらず、パンクの発生が防止され、表面への均一な機能性の付与を可能とする壁紙が望まれている。
【0007】
本発明は、上記従来技術の問題点と実情に鑑みてなされたものであり、壁紙の製造法によらず、パンクの発生が防止され、表面への均一な撥水性の付与を可能とする壁紙を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決すべく、基材層上に、ベース層及び柄層を積層した壁紙であって、壁紙表面に撥水性や防汚性等の機能性が付与された壁紙について鋭意検討を重ねた。その結果、前記ベース層及び柄層が、塩化ビニル樹脂及び撥水剤を含有する塩化ビニル樹脂組成物から形成されたものである壁紙は、壁紙の製造法によらず、パンクの発生が防止され、均一な撥水性を有することを見出し、この知見を一般化して、本発明を完成したものである。
【0009】
上記課題を解決するため、本発明の壁紙は、
基材層と、
前記基材層上に、ベース層と、
前記ベース層上に、柄層と、を有し、
前記ベース層及び柄層は、塩化ビニル樹脂及び機能性材料を含有する層である、
ことを特徴とする。
【0010】
本発明の壁紙は、前記機能性材料が、撥水剤である、ことが好ましい。
本発明の壁紙は、前記機能性材料が、フッ素系コポリマーとアクリル系コポリマーのブロック共重合体からなる撥水剤である、ことが好ましい。
本発明の壁紙は、前記ベース層及び柄層が、塩化ビニル樹脂及び撥水剤を含有する層であり、前記撥水剤の含有量が、前記塩化ビニル樹脂100質量部に対し、0.2質量部以上10質量部以下のものである、ことが好ましい。
また、本発明の壁紙は、前記柄層が、表面に凹凸形状を有する層である、ことが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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