TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025152953
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024055146
出願日2024-03-29
発明の名称機器梱包セットおよびそれに用いられる緩衝材
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 81/113 20060101AFI20251002BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】梱包箱を小型化することができる機器梱包セット等を提供する。
【解決手段】機器梱包セットは、設置面上に設置され得るスタンドベースと前記スタンドベースに取り付けられ得るスタンド接続部品とが分解された状態の機器を内包する梱包箱と、前記梱包箱内に配置された1以上の緩衝材と、を備え、前記1以上の緩衝材は、前記機器が前記梱包箱に梱包されている状態では、前記スタンドベースおよび前記スタンド接続部品を含む前記機器を構成する複数の部品の少なくともいずれか1つを収納する機能を有する一方で、前記スタンドベースと前記スタンド接続部品との組立作業において治具として機能する形状を有する多機能緩衝材を含む。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項1】
設置面上に設置され得るスタンドベースと前記スタンドベースに取り付けられ得るスタンド接続部品とが分解された状態の機器を内包する梱包箱と、
前記梱包箱内に配置された1以上の緩衝材と、を備え、
前記1以上の緩衝材は、前記機器が前記梱包箱に梱包されている状態では、前記スタンドベースおよび前記スタンド接続部品を含む前記機器を構成する複数の部品の少なくともいずれか1つを収納する機能を有する一方で、前記スタンドベースと前記スタンド接続部品との組立作業において治具として機能する形状を有する多機能緩衝材を含む、
機器梱包セット。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記多機能緩衝材は、前記スタンド接続部品が挿入され得る治具用凹部を含み、
前記スタンド接続部品は、前記スタンドベースと前記スタンド接続部品との組立作業において、前記スタンドベースと前記スタンド接続部品との位置決めに利用され得る位置決め用部位を有し、
前記治具用凹部は、前記スタンド接続部品が前記治具用凹部に挿入された状態で、前記スタンド接続部品の前記位置決め用部位が前記治具用凹部の周壁の端面よりも外側に突出する形状を有している、
請求項1に記載の機器梱包セット。
【請求項3】
前記1以上の緩衝材は、前記多機能緩衝材とは異なる他の多機能緩衝材をさらに含み、
前記他の多機能緩衝材は、前記スタンドベースと前記スタンド接続部品との組立作業において前記スタンドベースを支持する高さを有している、
請求項2に記載の機器梱包セット。
【請求項4】
前記1以上の緩衝材は、前記機器が梱包されている状態では前記スタンド接続部品が収納される収納用凹部を有する収納用緩衝材を含み、
前記スタンドベースと前記スタンド接続部品との組立作業において、前記スタンド接続部品が前記収納用凹部から前記治具用凹部へ入れ替えられた状態で、前記位置決め用部位が前記周壁の前記端面よりも外側に突出する、
請求項2に記載の機器梱包セット。
【請求項5】
前記多機能緩衝材は、前記スタンドベースと前記スタンド接続部品との組立作業において、前記スタンドベースと前記スタンド接続部品との位置関係を維持し得る形状を有している、
請求項1に記載の機器梱包セット。
【請求項6】
前記多機能緩衝材は、前記スタンドベースと前記スタンド接続部品との位置関係を維持し得る形状として、前記スタンドベースの前記多機能緩衝材に対する位置決めに利用され得る段差部を有している、
請求項5に記載の機器梱包セット。
【請求項7】
前記多機能緩衝材は、前記スタンド接続部品が挿入され得る治具用凹部を含み、
前記スタンド接続部品は、前記スタンドベースと前記スタンド接続部品との組立作業において、前記スタンドベースと前記スタンド接続部品との位置決めに利用され得る位置決め用部位を有し、
前記治具用凹部は、前記スタンド接続部品が前記治具用凹部に挿入された状態で、前記位置決め用部位が前記段差部の上側の端面および前記段差部の下側の端面のうちの前記下側の端面よりも外側に突出するが前記上側の端面からは外側に突出しない形状を有する、
請求項6に記載の機器梱包セット。
【請求項8】
前記スタンドベースと前記スタンド接続部品との組立作業において、前記スタンドベースは、前記段差部の前記下側の端面の上に置かれ得る、
請求項7に記載の機器梱包セット。
【請求項9】
前記治具用凹部の底部に挿入されることにより、前記スタンドベースと前記スタンド接続部品との組立作業を補助する高さ調整部材をさらに備え、
前記高さ調整部材は、前記スタンドベースと前記スタンド接続部品との組立作業において、前記位置決め用部位が前記周壁の前記端面よりも外側に突出するように、前記治具用凹部に挿入された前記スタンド接続部品の前記位置決め用部位の高さ位置を調整し得る形状を有している、
請求項2に記載の機器梱包セット。
【請求項10】
前記スタンド接続部品は、前記機器が梱包されている状態では前記スタンド接続部品が前記治具用凹部に収納されており、
前記多機能緩衝材は、前記スタンド接続部品が前記治具用凹部から取り出された後、前記スタンドベースと前記スタンド接続部品との組立作業において、前記治具用凹部に対する前記スタンド接続部品の姿勢が変更された状態で前記スタンド接続部品が挿入され得る形状を有している、
請求項2に記載の機器梱包セット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、機器梱包セットおよびそれに用いられる緩衝材に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
テレビジョン受信機等の機器の運搬中に機器が損傷することを抑制するために、たとえば、下記の特許文献1に開示されているような機器梱包セットが利用されている。機器梱包セットは、機器の梱包のために、機器を構成する複数の部品を収納する複数の緩衝材と、複数の部品および複数の緩衝材を内包する梱包箱と、を含んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-26280号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、テレビジョン受像機のような機器は、梱包箱から、たとえば、スタンドベース、スタンド接続部、および表示パネルのような複数の部品を取り出し、その複数の部品を組立てることにより完成する。上記の特許文献1に開示された技術によれば、この組立作業のために、複数の部品を収納する複数の緩衝材とは別に、治具専用の緩衝材として梱包箱に入れる必要がある。この場合、緩衝材に収納部とは別に治具専用の形状を形成する必要がある。そのため、緩衝材が大きくなってしまう。したがって、梱包箱を小型化することができない。
【0005】
本開示は、上述の問題に鑑みなされたものである。本開示の目的は、梱包箱を小型化することができる機器梱包セットおよびそれに用いられる緩衝材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様の機器梱包セットは、設置面上に設置され得るスタンドベースと前記スタンドベースに取り付けられ得るスタンド接続部品とが分解された状態の機器を内包する梱包箱と、前記梱包箱内に配置された1以上の緩衝材と、を備え、前記1以上の緩衝材は、前記機器が前記梱包箱に梱包されている状態では、前記スタンドベースおよび前記スタンド接続部品を含む前記機器を構成する複数の部品の少なくともいずれか1つを収納する機能を有する一方で、前記スタンドベースと前記スタンド接続部品との組立作業において治具として機能する形状を有する多機能緩衝材を含む。
【0007】
本開示の一態様の緩衝材は、スタンドベースと前記スタンドベースに取り付けられ得るスタンド接続部品とが分解された状態の機器を内包する梱包箱内に配置され得るように構成され、前記機器が前記梱包箱に梱包されている状態では、前記スタンドベースおよび前記スタンド接続部品を含む前記機器を構成する複数の部品の少なくともいずれか1つを収納する機能を有する一方で、前記スタンドベースと前記スタンド接続部品との組立作業において治具として機能する形状を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1の機器を内包した梱包箱の斜視図である。
実施の形態1の機器を内包した梱包箱を説明するための図であって、図1の梱包箱の上面、正面、および右側面が透明である場合の斜視図である。
実施の形態1の機器を内包した梱包箱を説明するための図であって、図1または図2に示される構造をIII-III線で切った場合の部分断面図である。
実施の形態1の機器梱包セットを構成する2つの緩衝材と機器を構成する3つの部品とを説明するための斜視図である。
実施の形態1の機器梱包セットを構成する2つの緩衝材と機器を構成する3つの部品とを説明するための背面図である。
実施の形態1の機器梱包セットを構成する第1緩衝材を説明するための上面図である。
実施の形態1の機器梱包セットを構成する第1緩衝材を説明するための斜視図である。
実施の形態1の機器梱包セットを構成する第2緩衝材を説明するための上面図である。
実施の形態1の機器梱包セットを構成する第2緩衝材を説明するための斜視図である。
実施の形態1の機器梱包セットを構成するスタンドカバーを収納した第1緩衝材およびスタンド接続部品を収納した第2緩衝材を説明するための上面図である。
実施の形態1の第1緩衝材の凹部からスタンドカバーを取り出し、第2緩衝材の凹部から取り出されたスタンド接続部品を第1緩衝材の凹部に挿入することを説明するための第1図である。
実施の形態1の第1緩衝材の凹部からスタンドカバーを取り出し、第2緩衝材の凹部から取り出されたスタンド接続部品を第1緩衝材の凹部に挿入することを説明するための第2図である。
実施の形態1のスタンド接続部品が収納された第1緩衝材の上面図である。
実施の形態1の第1緩衝材および第2緩衝材のそれぞれを治具として使用するときの状態を示す上面図である。
実施の形態1の第1緩衝材および第2緩衝材のそれぞれを治具として使用し、第1緩衝材に挿入されたスタンド接続部品にスタンドベースを取り付けることを説明するための側面図である。
実施の形態1の第1緩衝材および第2緩衝材のそれぞれを治具として使用し、第1緩衝材に挿入されたスタンド接続部品にスタンドベースが取り付けられた状態示す断面図である。
実施の形態1の機器の組立が完成した状態を示す斜視図である。
実施の形態2の第2緩衝材の斜視図である。
実施の形態2のスタンド接続部品が収納された第2緩衝材の斜視図である。
実施の形態2のスタンド接続部品が収納された第2緩衝材の断面図であって、図19のXX-XX線断面図である。
実施の形態2の第2緩衝材に収納されたスタンド接続部品にスタンドベースが取り付けられた構造の斜視図である。
実施の形態2の第2緩衝材に収納されたスタンド接続部品にスタンドベースが取り付けられた構造の断面図であって、図21のXXII-XXII線断面図である。
実施の形態3のスタンド接続部品が収納された第2緩衝材の断面図である。
実施の形態3の第2緩衝材の底部に高さ調整部材が挿入された状態の第2緩衝材にスタンド接続部品が収納された構造の断面図である。
実施の形態4の機器梱包セット内に梱包された状態のスタンド接続部品が収納された第2緩衝材の斜視図である。
実施の形態4の機器梱包セット内に梱包された状態のスタンド接続部品が収納された第2緩衝材の上面図である。
実施の形態4の機器梱包セット内に梱包された状態のスタンド接続部品が収納された第2緩衝材の断面図であって、図26のXXVII-XXVII線断面図である。
実施の形態4のスタンドベースとスタンド接続部品との組立作業時のスタンド接続部品が収納された第2緩衝材の斜視図である。
実施の形態4のスタンドベースとスタンド接続部品との組立作業時のスタンド接続部品が収納された第2緩衝材の上面図である。
実施の形態4のスタンドベースとスタンド接続部品との組立作業時のスタンド接続部品が収納された第2緩衝材の断面図であって、図29のXXX-XXX線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態の機器梱包セットおよびそれに用いられる緩衝材を、図面を参照しながら説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は繰り返さない。
【0010】
(実施の形態1)
図1~図17を用いて、実施の形態1の機器梱包セット100およびそれに用いられる緩衝材を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

シャープ株式会社
表示装置
4日前
シャープ株式会社
画像形成装置
3日前
シャープ株式会社
トナー及びその製造方法
3日前
シャープ株式会社
通信装置および制御方法
5日前
シャープ株式会社
端末および端末の制御方法
3日前
シャープ株式会社
補助電源回路および電源装置
6日前
シャープ株式会社
端末装置、方法、および集積回路
10日前
シャープ株式会社
端末装置、方法、および集積回路
10日前
シャープ株式会社
端末装置、方法、および集積回路
10日前
シャープ株式会社
通信装置および通信装置の設置方法
5日前
シャープ株式会社
電子機器および電子機器の制御方法
4日前
シャープ株式会社
トナーおよびそれを含む二成分現像剤
11日前
シャープ株式会社
画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
4日前
シャープ株式会社
画像処理装置及び画像処理装置の制御方法
10日前
シャープ株式会社
画像処理装置、プログラム及び画像処理方法
11日前
シャープ株式会社
機器梱包セットおよびそれに用いられる緩衝材
3日前
シャープ株式会社
電源装置、照明装置および電源装置の製造方法
6日前
シャープ株式会社
表示装置、画像形成装置、及び付加表示の表示制御方法
11日前
シャープ株式会社
物品管理システム、物品管理方法、及び物品管理プログラム
10日前
シャープ株式会社
アクセスポイント装置、無線通信装置及び無線通信システム
4日前
シャープ株式会社
UAV(Uncrewed Aerial Vehicle)
10日前
シャープ株式会社
保管棚管理システム、保管棚管理方法、及び保管棚管理プログラム
10日前
シャープ株式会社
案内システム、案内方法、案内サーバ、案内プログラム、および案内記録媒体
10日前
シャープ株式会社
スケジュール予約管理装置、スケジュール予約管理方法、及びスケジュール予約管理プログラム
3日前
個人
12か月前
個人
収容箱
2か月前
個人
ゴミ箱
12か月前
個人
コンベア
4か月前
個人
容器
8か月前
個人
段ボール箱
6か月前
個人
段ボール箱
6か月前
個人
ゴミ収集器
6か月前
個人
宅配システム
6か月前
個人
角筒状構造体
5か月前
個人
パウチ補助具
11か月前
個人
土嚢運搬器具
8か月前
続きを見る