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公開番号2025155574
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024154059
出願日2024-09-06
発明の名称粒体、地盤改良材及び地盤改良方法
出願人積水化学工業株式会社
代理人弁理士法人大阪フロント特許事務所
主分類C04B 16/04 20060101AFI20251002BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】地盤改良材の材料として用いた場合に、地盤改良材の硬化物に自己修復性能を付与することができ、かつ、地盤改良材の硬化物に付与された自己修復性能を長期間にわたって維持することができる粒体を提供する。
【解決手段】本発明に係る粒体は、樹脂と、陽イオン又は陰イオンを放出可能なイオン放出性化合物とを含み、JIS A 1102:2014「骨材のふるいわけ試験」に準拠した試験において、質量百分率で85%以上が5mmふるいで残留する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂と、陽イオン又は陰イオンを放出可能なイオン放出性化合物とを含み、
JIS A 1102:2014「骨材のふるいわけ試験」に準拠した試験において、質量百分率で85%以上が5mmふるいで残留する、粒体。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記イオン放出性化合物が、難水溶性塩を生成可能である、請求項1に記載の粒体。
【請求項3】
前記イオン放出性化合物が、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、酢酸カルシウム、乳酸カルシウム、又は塩化カルシウムである、請求項1又は2に記載の粒体。
【請求項4】
前記イオン放出性化合物が、炭酸水素ナトリウム、又は炭酸ナトリウムを含む、請求項1又は2に記載の粒体。
【請求項5】
前記イオン放出性化合物が、粒体の内部に少なくとも存在する、請求項1又は2に記載の粒体。
【請求項6】
粒体の内部に存在する前記イオン放出性化合物は、粒体の内部に分散した状態で存在する、請求項5に記載の粒体。
【請求項7】
前記樹脂が、硬化性樹脂の硬化物、又は熱可塑性樹脂である、請求項1又は2に記載の粒体。
【請求項8】
セメントと、水と、請求項1又は2に記載の粒体とを含む、地盤改良材。
【請求項9】
請求項8に記載の地盤改良材を用いて、地盤を改良する、地盤改良方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粒体に関する。また、本発明は、上記粒体を用いた地盤改良材に関する。また、本発明は、上記地盤改良材を用いる地盤改良方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
地盤の改良方法として、セメントと水とを混合して地盤改良材を得た後、得られた地盤改良材を地盤中に充填する方法が知られている(例えば、下記特許文献1,2)。例えば、地下構造物と地盤との間の空間に地盤改良材を充填したり、地盤中の空隙に地盤改良材を充填したりした後、地盤改良材が硬化することにより、地盤の強度が高くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-109927号公報
特開平4-001365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
地盤中に配置された地盤改良材の硬化物は、地下水との接触などによって徐々に劣化して、該地盤改良材の硬化物にひび割れが生じることがある。また、地盤中に配置された地盤改良材の硬化物は徐々に劣化して、該地盤改良材の硬化物と地盤との間に微細な空隙が生じることがある。
【0005】
従来の地盤改良材の硬化物は自己修復性能を有さない。そのため、地盤中に配置された地盤改良材の硬化物及びその周辺にひび割れや微細な空隙が発生すると、再度の補強が必要となる場合がある。
【0006】
本発明の目的は、地盤改良材の材料として用いた場合に、地盤改良材の硬化物に自己修復性能を付与することができ、かつ、地盤改良材の硬化物に付与された自己修復性能を長期間にわたって維持することができる粒体を提供することである。また、本発明は、上記粒体を用いた地盤改良材を提供することも目的とする。さらに、本発明は、上記地盤改良材を用いる地盤改良方法を提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書において、以下の粒体、地盤改良材及び地盤改良方法を開示する。
【0008】
項1.樹脂と、陽イオン又は陰イオンを放出可能なイオン放出性化合物とを含み、JIS A 1102:2014「骨材のふるいわけ試験」に準拠した試験において、質量百分率で85%以上が5mmふるいで残留する、粒体。
【0009】
項2.前記イオン放出性化合物が、難水溶性塩を生成可能である、項1に記載の粒体。
【0010】
項3.前記イオン放出性化合物が、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、酢酸カルシウム、乳酸カルシウム、又は塩化カルシウムである、項1又は2に記載の粒体。
(【0011】以降は省略されています)

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