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公開番号2025015356
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023127380
出願日2023-07-19
発明の名称皮膚用外用剤組成物
出願人池田物産株式会社
代理人
主分類A61K 8/9789 20170101AFI20250123BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】睡眠と美容の関係は深く、睡眠中に脳下垂体前葉から分泌される成長ホルモンは肌の細胞を修復し、ターンオーバーを正常に維持する。ヒトにおいて主に松果体で合成、分泌されるメラトニンは、夜の休息の時刻を知らせるシグナルとしての役割をもち睡眠サイクルを整える他、抗酸化力を有することが知られている。メラトニンは加齢等により減少し、肌の細胞ダメージに対する防御効果の低下は、シワなどの肌老化に繋がる。このような背景の中で、メラトニンの働きを高める成分に関する研究が進められ、皮膚用外用剤が開発されてきたが、これまでは必ずしも満足できるとは言い難いものであった。
【解決手段】本発明は、分別蒸留したティーツリーオイルを配合することにより、メラトニン合成に関わる遺伝子発現を促進し、肌状態を改善する新規な皮膚用外用剤組成物を提供するものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
分別蒸留ティーツリーオイルを含有することを特徴とする皮膚用外用剤組成物。
続きを表示（約 63 文字）【請求項２】
分別蒸留ティーツリーオイルが０．０１～９５．０質量％である請求項１に記載の皮膚用外用剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は分別蒸留ティーツリーオイルを含有する皮膚用外用剤組成物に関する。ここで皮膚用外用剤組成物とは、洗顔料、化粧水、クリーム、パック等のスキンケア化粧品、ファンデーション、口紅、マスカラ等のメークアップ化粧品、ボディソープ、スリミング剤、ＵＶケア剤、浴用剤、制汗剤などのボディーケア化粧品、香水、オーデコロン等のフレグランス化粧品であって、法律上の化粧品、医薬部外品、医薬品を含む。
続きを表示（約 980 文字）【背景技術】
【０００２】
睡眠と美容の関係は深く、睡眠中に脳下垂体前葉から分泌される成長ホルモンは肌の細胞を修復し、ターンオーバーを正常に維持する。
【０００３】
睡眠中はノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返し、深い眠りであるノンレム睡眠のときに成長ホルモンが分泌されるといわれている。
【０００４】
一方、ヒトにおいて主に松果体で合成、分泌されるメラトニンは睡眠ホルモンと呼ばれ、夜間にのみ分泌されることから、夜の休息の時刻を知らせるシグナルとしての役割をもつ。また、メラトニンは抗酸化力を有することが知られている。
【０００５】
メラトニンは夜間に体内で合成されるが、加齢によって減少する。また、睡眠前にスマートフォンやＰＣなどから発せられるブルーライトを浴びることによりメラトニンの合成が抑制され、不眠症の原因の一つになることが知られている。
【０００６】
抗酸化力も有するメラトニンの減少は、肌の細胞ダメージに対する防御効果の低下につながることから、シワなどの肌老化の原因となり得る。
【０００７】
睡眠サイクルを整えるだけでなく、アンチエイジング効果が期待されることから、メラトニンにアプローチする皮膚用外用剤が研究されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００８】
服部淳彦メラトニンとエイジング比較生理生化学Ｖｏｌ．３４Ｎｏ．１（２０１７）２－１１頁
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００９】
以上のような背景の中で、睡眠サイクルを改善し、抗酸化力によるアンチエイジング効果を有するメラトニンの働きを高める成分に関する研究が進められ、皮膚用外用剤が開発されてきたが、これまでは必ずしも満足できるとは言い難いものであった。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
本発明は、上記のような状況下でなされたものであり、分別蒸留したティーツリーオイルを配合することにより、メラトニン合成に関わる遺伝子発現を促進し、肌状態を改善する新規な皮膚用外用剤組成物を提供するものである。
（【００１１】以降は省略されています）

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