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公開番号2025094862
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023223608
出願日2023-12-13
発明の名称皮膚用外用剤組成物
出願人池田物産株式会社
代理人
主分類A61K 8/34 20060101AFI20250618BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】若々しい肌を保つアンチエイジングへの関心は高く、シワやたるみの予防・改善に有効な成分が求められ、研究されている。ビタミンA類に属するレチノールは皮膚においてコラーゲン産生促進作用等の抗シワ効果を有するため、化粧品等の皮膚用外用剤組成物に広く使用されている。一方、レチノールは光や熱に不安定であるため、化粧品等に配合した際に酸化による分解の可能性が懸念される。このような背景の中で、レチノールの安定化に関する研究が進められ、皮膚用外用剤が開発されてきたが、これまでは必ずしも満足できるとは言い難いものであった。
【解決手段】本発明は、安定性に優れレチノール様作用を有するバクチオールを配合することにより、コラーゲン産生を促進しアンチエイジング効果を発揮する新規な皮膚用外用剤組成物を提供するものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
バクチオールを含有することを特徴とする皮膚用外用剤組成物。
続きを表示（約 130 文字）【請求項２】
バクチオールが０．０１～２５．０質量％である請求項１に記載の皮膚用外用剤組成物。
【請求項３】
ビタミンＡ及びその誘導体、ビタミンＣ及びその誘導体の少なくとも一方を含有することを特徴とする請求項１又は２に記載の皮膚用外用剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明はバクチオールを含有する皮膚用外用剤組成物に関する。ここで皮膚用外用剤組成物とは、洗顔料、化粧水、クリーム、パック等のスキンケア化粧品、ファンデーション、口紅、マスカラ等のメークアップ化粧品、ボディソープ、スリミング剤、ＵＶケア剤、浴用剤、制汗剤等のボディーケア化粧品、香水、オーデコロン等のフレグランス化粧品であって、法律上の化粧品、医薬部外品、医薬品を含む。
続きを表示（約 840 文字）【背景技術】
【０００２】
若々しい肌を保つアンチエイジングへの関心は高く、シワやたるみの予防・改善に有効な成分が求められ、研究されている。
【０００３】
美容成分として種々のビタミンが皮膚用外用剤に使用されており、その中でもビタミンＡ類に属するレチノールは皮膚においてコラーゲン産生促進作用等の抗シワ効果を有するため、化粧品等の皮膚用外用剤組成物に広く使用されている。
【０００４】
一方、レチノールは光や熱に不安定であるため、化粧品等に配合した際に酸化による分解の可能性が懸念される。
【０００５】
レチノールを安定化させるために、特許文献１には特定の構造を有する有機化合物による安定化方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
特開２０１２－１２３４７号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
以上のような背景の中で、レチノールを安定化するための研究が進められ、皮膚用外用剤が開発されてきたが、特定の成分との併用が必須である等処方に制限があり、これまでは必ずしも満足できるとは言い難いものであった。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明は、上記のような状況下でなされたものであり、安定性に優れレチノール様作用を有するバクチオールを配合することにより、コラーゲン産生を促進しアンチエイジング効果を発揮する新規な皮膚用外用剤組成物を提供するものである。
【０００９】
本発明の請求項１に示すものは、バクチオールを含有することを特徴とする皮膚用外用剤組成物である。
【００１０】
本発明の請求項２に示すものは、バクチオールが０．０１～２５．０質量％である請求項１に記載の皮膚用外用剤組成物である。
（【００１１】以降は省略されています）

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