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公開番号
2025034907
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141580
出願日
2023-08-31
発明の名称
複合型不織布
出願人
日本製紙クレシア株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
D04H
5/03 20120101AFI20250306BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】バイオマスプラスチックを含むことで環境負荷が低く、折り畳んだときの保形性に優れ、かつ、スパンボンド不織布側の面からの吸水性も良好である複合型不織布を提供する。
【解決手段】少なくともバイオマスプラスチックを含むスパンボンド不織布とパルプ繊維ウェブとを積層し、水流交絡により一体化した複合不織布であって、複合型不織布の坪量が45g/m
2
以上150g/m
2
以下、厚さが0.35mm以上1.00mm以下、縦方向における破断伸び率が40%以下であることを特徴とする、複合型不織布を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくともバイオマスプラスチックを含むスパンボンド不織布とパルプ繊維ウェブとを積層し、水流交絡により一体化した複合型不織布であって、
複合型不織布の坪量が45g/m
2
以上150g/m
2
以下、厚さが0.35mm以上1.00mm以下、縦方向における破断伸び率が40%以下であることを特徴とする、複合型不織布。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記スパンボンド不織布に含まれるバイオマスプラスチックの含有比率が50%以上であることを特徴とする、請求項1に記載の複合型不織布。
【請求項3】
前記バイオマスプラスチックが少なくともポリ乳酸(PLA)を含み、
複合型不織布の縦方向における破断伸び率が20%以下であることを特徴とする、請求項1に記載の複合型不織布。
【請求項4】
前記スパンボンド不織布の坪量が10g/m
2
以上35g/m
2
以下であることを特徴とする、請求項1に記載の複合型不織布。
【請求項5】
前記スパンボンド不織布が積層された面における複合型不織布の吸水速度が0.85秒未満であることを特徴とする、請求項1に記載の複合型不織布。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パルプ繊維ウェブとスパンボンド不織布とを水流交絡させることによって得られる複合型不織布に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
キッチン周りの油汚れ掃除、水拭き、食品の水切りや、自動車やパソコン等の精密機械の表面の汚れ・埃の拭き取りにおいて、いわゆるペーパータオルやタオルシート、ワイパーやクロス等がよく用いられる。
【0003】
これらのシートやワイパーの材質としては、用途によって異なることもあるが、パルプ繊維からなる紙や、合成繊維からなる不織布が用いられることが多い。
【0004】
また、近年はパルプ繊維と合成繊維を積層又は混載した、いわゆる複合型不織布のシートやワイパーもよく知られている。
【0005】
このような複合型不織布の製造方法として、水性、油性の液体の吸液性に富むパルプ繊維と強度に優れる合成繊維を使ったスパンボンド不織布を水流交絡し、強度と吸液性を両立させたシートを製造する技術がある。
このとき、パルプ繊維ウェブは一般的な湿式抄紙法、又は乾式エアレイドにて供給する他、湿式抄紙で抄造したシートとしても供給することができる。
【0006】
そのような水流交絡により製造した複合型不織布の先行技術文献として、例えば、特許文献1には、パルプ繊維ウェブと合成繊維ウェブとを水流交絡処理して得られる不織布ワイパーであって、パルプ繊維ウェブに含まれるパルプ繊維の平均繊維長が1.0~5.0mmであり、当該不織布ワイパーの坪量が20~42g/m
2
であり、構成比がパルプ繊維ウェブ70~50質量%、合成繊維ウェブ30~50質量%である、ことを特徴とする不織布ワイパーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2018-193634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、従来の複合型不織布の構成ではシートの剛性が高いことから、折り加工時の操業性や複合型不織布の使用時に折り畳んだシートの保形性が良くない等の課題があった。これは、折り畳んだ状態が保持されないと、拭き取り等に用いるときに積層シート間に隙間が生じて、力がかかりにくくなることによるものである。
【0009】
また、環境負荷の面から、バイオマス原料への要望が高いこともある。さらに、複合型不織布はスパンボンド不織布側の面と、パルプ繊維側の面が存在するが、スパンボンド不織布側の面の吸水性(吸水速度)の向上についても望まれていた。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、バイオマスプラスチックを含むことで環境負荷が低く、折り畳んだときの保形性に優れ、かつ、スパンボンド不織布側の面からの吸水性も良好である複合型不織布を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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