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公開番号
2025059127
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023168941
出願日
2023-09-29
発明の名称
衛材用素材
出願人
ユニチカ株式会社
代理人
弁理士法人森本国際特許事務所
主分類
D04H
5/00 20120101AFI20250403BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】十分な強度を有するとともに使用者に不快なべた付き感を与えることのない衛材を製造することができる衛材用素材を得る。
【解決手段】衛材用素材であって、セルロース系繊維にて形成された第1のシートと、スパンボンド不織布にて形成された肌側の第2のシートとが積層されている。第1のシートは、コットン繊維またはレーヨン繊維にて形成されていることが好適である。第2のシートは、芯部にポリエチレンテレフタレートが配されるとともに鞘部にポリエチレンが配された芯鞘型複合繊維を構成繊維とするスパンボンド不織布にて形成されていることが好適である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
セルロース系繊維にて形成された第1のシートと、スパンボンド不織布にて形成された肌側の第2のシートとが積層されていることを特徴とする衛材用素材。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
第1のシートがコットン繊維またはレーヨン繊維にて形成されていることを特徴とする請求項1記載の衛材用素材。
【請求項3】
第2のシートの構成繊維の繊度が3~15デシテックスであることを特徴とする請求項1記載の衛材用素材。
【請求項4】
第2のシートは、芯部にポリエチレンテレフタレートが配されるとともに鞘部にポリエチレンが配された芯鞘型複合繊維を構成繊維とするスパンボンド不織布にて形成されていることを特徴とする請求項1または3記載の衛材用素材。
【請求項5】
第1のシートの目付が7~23g/m
2
であることを特徴とする請求項1または2記載の衛材用素材。
【請求項6】
第2のシートの目付が8~23g/m
2
であることを特徴とする請求項1または3記載の衛材用素材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は衛材用素材に関し、たとえば、おむつ、ナプキン、失禁パッドなどの衛材のための衛材用素材に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の衛材用素材として、ポリプロピレン製の疎水性合成繊維のみから構成される不織布シートが多く用いられている。しかしながら、疎水性合成繊維のみにより構成されるため、一度に多量の体液と接した場合は透過しやすいが、少量の体液の場合には透過しにくく、不織布シート表面から吸収しにくいという課題がある。このような課題を解決するものとして、たとえば特許文献1には、表面層が疎水性合成繊維で形成され、その内部にコットンなどの親水性繊維の集合体が塊状または捲縮状態となって、分散して含まれたものが開示されている。このような衛材用素材であると、多量の液体は疎水性合成繊維の部分を速やかに透過し、少量の液体は親水性繊維の集合体に保持される。よって表面層の表面を乾燥状態にしやすくなる。
【0003】
また公知の衛材用素材として、コットンシートにて形成されたものが広く知られている。コットンシートは、良好な吸液性を有するため、人体から排出された液体の吸液作用に優れるとともに、天然素材であるため、直接肌に触れる素材として好まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-651号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、コットンシートは、衛材として用いるには強度が十分であるとは言い難い。しかも、吸液状態のコットンシートは、衛材として使用者の肌に直接触れると、使用者に不快なべた付き感を与えてしまうという問題点がある。
【0006】
そこで本発明は、十分な強度を有するとともに使用者に不快なべた付き感を与えることのない衛材を製造することができる衛材用素材を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するため本発明の衛材用素材は、セルロース系繊維にて形成された第1のシートと、スパンボンド不織布にて形成された肌側の第2のシートとが積層されていることを特徴とする。
【0008】
本発明の衛材用素材によれば、第1のシートがコットン繊維またはレーヨン繊維にて形成されていることが好適である。
【0009】
本発明の衛材用素材によれば、第2のシートの構成繊維の繊度が3~15デシテックスであることが好適である。
【0010】
本発明の衛材用素材によれば、第2のシートは、芯部にポリエチレンテレフタレートが配されるとともに鞘部にポリエチレンが配された芯鞘型複合繊維を構成繊維とするスパンボンド不織布にて形成されていることが好適である。
(【0011】以降は省略されています)
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