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公開番号
2025058564
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023168567
出願日
2023-09-28
発明の名称
服薬支援装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
A61J
7/00 20060101AFI20250402BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】既に配薬容器の区画又は小分けボックスに配薬されている薬剤パックに対して、次に配薬する薬剤一包化パックが干渉や邪魔等することなく配薬できるように構成するとともに、複数の薬剤一包化パックを配薬する場合に、例えばホチキスとも呼ばれるステープラ等で束ねる作業時間の削減をできるようにすることを目的とする。
【解決手段】格納部10などの格納手段と、取出し部50Cなどの取出し手段と、吸着部51などの吸着手段と、移送部90などの移送手段と、配薬トレイ30Aなどの配薬容器と、前記配薬容器に対して前記薬剤一包化パックを複数回配薬するとき、既に前記配薬容器に配薬された前記薬剤一包化パックを同じ前記配薬容器内の所定の位置へ移動させるジョガー基体72等を具備するジョガー機構71などのジョガー手段と、を備えた服薬支援装置200である。
【選択図】図22
特許請求の範囲
【請求項1】
薬剤一包化パックを格納する格納手段と、
前記薬剤一包化パックを前記格納手段の内部から取り出す取出し手段と、
前記取出し手段に設けられ、前記格納手段の前記内部の前記薬剤一包化パックをエア吸着する吸着手段と、
前記吸着手段を介して前記格納手段から取り出した前記薬剤一包化パックを移送する移送手段と、
前記移送手段により移送された前記薬剤一包化パックを複数の仕切りで仕切られた特定の位置に配薬する配薬容器と、
前記配薬容器に対して前記薬剤一包化パックを複数回配薬するとき、既に前記配薬容器に配薬された前記薬剤一包化パックを同じ前記配薬容器内の所定の位置へ移動させるジョガー手段と、
を備えた服薬支援装置。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記配薬容器は、複数の仕切りで仕切られた区画を複数有して構成されており、
前記複数の区画毎に対して着脱可能な筐体を有し、
配薬すべき前記薬剤一包化パックを前記複数の区画のうちの1つ、又は該1つの区画に対応した前記筐体に入れる前に、既に前記区画内、又は前記筐体内にある前記薬剤一包化パックを、前記ジョガー手段によって、前記同じ区画内、又は前記同じ筐体内の前記所定の位置へ移動させることを特徴とする請求項1に記載の服薬支援装置。
【請求項3】
前記ジョガー手段を使用しないときは、該ジョガー手段を退避させることを特徴とする請求項1に記載の服薬支援装置。
【請求項4】
前記ジョガー手段を、前記吸着手段側に設けることを特徴とする請求項1に記載の服薬支援装置。
【請求項5】
前記ジョガー手段は、前記吸着手段の移動に伴い連動作動することを特徴とする請求項1に記載の服薬支援装置。
【請求項6】
前記配薬容器に、前記ジョガー手段が移動するためのスペースを設けたことを特徴とする請求項1に記載の服薬支援装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、服薬支援装置に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)
【背景技術】
【0002】
服薬支援装置において、服薬者或いは服薬支援者に対して服薬の手間を軽減することが目的で、複数のアクチュエータを用いて、薬包(薬剤パックとも呼ばれる)を複数格納している格納部(カートリッジとも呼ばれる)から薬剤パックを取り出し、移送し、配薬する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1記載の発明は、本発明とは確かに、服薬者或いは服薬支援者に対して服薬の手間を軽減することが目的で、複数のカートリッジから薬剤パックを取り出し、移送し、配薬している点で類似する。
しかしながら、複数のカートリッジから同じ箇所(例えば配薬トレイの区画、あるいは配薬トレイの区画に対して着脱可能な小分けボックス)に配薬しようとする場合、既に配薬トレイの区画又は小分けボックスに配薬されている薬剤パックが邪魔をしてしまうため、配薬トレイの1つの区画又は1つの小分けボックスに対して1回の配薬しかできなかった。そのため、複数の薬剤パックを配薬トレイの1つの区画又は1つの小分けボックスに配薬する場合には、複数の薬剤パックをホチキス等で束ねる必要があり、束ねる作業が必要になってしまっていたという問題は解消できていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、既に配薬容器の区画又は小分けボックスに配薬されている薬剤パックに対して、次に配薬する薬剤一包化パックが干渉や邪魔等することなく配薬できるように構成するとともに、複数の薬剤一包化パックを配薬する場合に、例えばホチキスとも呼ばれるステープラ等で束ねる作業時間の削減をできるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は、薬剤一包化パックを格納する格納手段と、前記薬剤一包化パックを前記格納手段の内部から取り出す取出し手段と、前記取出し手段に設けられ、前記格納手段の前記内部の前記薬剤一包化パックをエア吸着する吸着手段と、前記吸着手段を介して前記格納手段から取り出した前記薬剤一包化パックを移送する移送手段と、前記移送手段により移送された前記薬剤一包化パックを複数の仕切りで仕切られた特定の位置に配薬する配薬容器と、前記配薬容器の特定の位置に対して前記薬剤一包化パックを複数回配薬するとき、既に前記配薬容器に配薬された前記薬剤一包化パックを同じ前記配薬容器内の所定の位置へ移動させるジョガー手段と、を備えた服薬支援装置にある。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、配薬すべき薬剤一包化パックが既に同じ配薬容器内に配薬されていても、ジョガー手段によって同じ配薬容器内の所定の位置へ移動させることで配薬するためのスペースを確保することができるとともに、例えばステープラ等で複数の薬剤一包化パックを束ねる作業時間の削減ができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
(a)は本発明を適用可能な参考例1に係る服薬支援装置全体の主要な構成を模式的に示す正面図、(b)は(a)の側面図である。
(a)は単一の薬剤一包化パックの平面図、(b)は(a)の薬剤一包化パックをA矢視方向から見た側面図、(c)は(a)の薬剤一包化パックをB矢視方向から見た側面図、(d)はパック連続体の一般的な形態を示す図である。
配薬トレイの一構成例を示す外観斜視図である。
(a)は格納部の一構成例の縦断面図、(b)は(a)の下面図である。
引出し部に設けられた格納部の着脱機構を示す要部の平断面図である。
引出し部に備えられた格納部の識別構成を説明する模式的な平面図である。
(a)は参考例1の取出し部の構成を示す正面図、(b)は(a)の平面図である。
図7(a)の取出し部のガイド部材及びガイド溝を説明する拡大図である。
参考例1の取出し部の動作推移を示す正面図である。
図9に続く取出し部の動作推移を示す正面図である。
図10に続く取出し部の動作推移を示す正面図である。
参考例1による効果を補充説明するための図である。
(a)は移送部の要部構成を示す正面図、(b)は(a)の側面図である。
移送部におけるYガイド部材の先端部保持の一構成例を示す斜視図である。
参考例1の服薬支援装置に係る制御ブロック図である。
参考例1に係る服薬支援装置によって実行される、配薬トレイの小分けボックスに薬剤一包化パックを配薬する動作フローを示すフローチャートである。
参考例1に係る服薬支援装置によって実行される動作図である。
参考例1の取出し部の動作フローを示すフローチャートである。
(a)は参考例2の取出し部の構成を示す正面図、(b)は(a)の平面図である。
参考例2の服薬支援装置に係る制御ブロック図である。
参考例2の取出し部の動作フローを示すフローチャートである。
(a)は実施形態1のジョガー機構によってパックを小分けボックスに配薬整合する際の構成及び動作を示す側面図、(b)~(d)はジョガー機構によってパックを小分けボックスに配薬整合する際の動作推移を示す正面図である。
(e)は図22(d)に続いて行われるジョガー機構によってパックを小分けボックスに配薬整合する際の動作を示す側面図、(f)~(h)は同ジョガー機構によってパックを小分けボックスに配薬整合する際の動作推移を示す正面図である。
(a)~(d)は図22(b)~図22(d)に対応した取出し部の吸着部及びジョガー機構の動作推移を示す拡大正面図である。
(a)~(d)は図23(f)~図23(h)に対応した取出し部の吸着部及びジョガー機構の動作推移を示す拡大正面図である。
実施形態1の取出し部の動作推移を示す正面図である。
図26に続く取出し部の動作推移を示す正面図である。
図27に続く取出し部の動作推移を示す正面図である。
実施形態1の取出し部及びジョガー機構の動作フローを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態を詳細に説明する。各参考例、各実施形態、各実施例等に亘り、同一の機能及び形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。
【0009】
(参考例1)
図1を参照して本発明を適用可能な参考例1に係る服薬支援装置全体の主要な構成を説明する。図1(a)は本発明を適用可能な参考例1に係る服薬支援装置全体の主要な構成を模式的に示す正面図、図1(b)は図1(a)の側面構成を模式的に示す側面図である。
図1に示すように、本発明を適用可能な服薬支援装置200は、格納部10と、格納部トレイ20と、引出し部80と、配薬トレイ30と、取出し部50Aと、移送部90と、第1出入り口部41~第4出入り口部44と、を備えている。
図1において、服薬支援装置200の左右方向ないしは横方向(幅方向でもある)をX方向と、前後方向ないしは奥行方向をY方向と、上下方向ないしは縦方向(鉛直方向でもある)をZ方向とする(後述の各図でも同じ)。
【0010】
格納部10は、薬剤パックとして後述するように含まれる、薬剤が一包化された薬剤一包化パック(以下、単に「パック」ともいう)や薬剤一包化パック結合体等(後述する)を段積みで格納する本発明の第1の格納手段としての機能を有する。格納部10は、服薬支援装置200の装置本体としての本体フレーム199内の中段及び下段に、格納部トレイ20を介して複数配置されている。格納部10は、第2の格納手段としての格納部トレイ20に対して着脱自在に構成されている。ここで、「段積みで格納する」とは、パックを略水平状態ないし平積み状態で格納することを意味する。
(【0011】以降は省略されています)
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