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公開番号
2025062368
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2023171380
出願日
2023-10-02
発明の名称
積層セラミック電子部品及びその製造方法
出願人
太陽誘電株式会社
代理人
個人
主分類
H01G
4/30 20060101AFI20250407BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】 信頼性を向上することができる薄層の積層セラミック電子部品及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 積層セラミック電子部品は、誘電体層及び内部電極層が交互に積層された積層体を有し、前記誘電体層は、前記誘電体層の平均厚みの半分より大きな粒径を有する複数個の大径セラミック粒子と、前記大径セラミック粒子より多くの小径セラミック粒子とを含み、前記小径セラミック粒子の粒径は、前記大径セラミック粒子の最大粒径の0.25倍以下であることを特徴とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
誘電体層及び内部電極層が交互に積層された積層体を有し、
前記誘電体層は、前記誘電体層の平均厚みの半分より大きな粒径を有する複数個の大径セラミック粒子と、前記大径セラミック粒子より多くの小径セラミック粒子とを含み、
前記小径セラミック粒子の粒径は、前記大径セラミック粒子の最大粒径の0.25倍以下であることを特徴とする積層セラミック電子部品。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記小径セラミック粒子の粒径は、前記大径セラミック粒子の最大粒径の0.2倍以下であることを特徴とする請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項3】
前記積層体の積層方向に沿った前記誘電体層の断面において、前記誘電体層を前記積層方向の略中央で2分割する線上に最も多く分布する前記小径セラミック粒子の粒径は、前記線上に最も多く分布する前記大径セラミック粒子の粒径の3分の1以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項4】
前記大径セラミック粒子は、前記内部電極層に接していることを特徴とする請求項3に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項5】
前記断面において、前記誘電体層を前記積層方向の略中央で2分割する線上に分布する前記大径セラミック粒子及び前記小径セラミック粒子の最大粒径をRaとし、前記誘電体層を、前記積層方向上で前記内部電極層との界面から前記誘電体層の平均厚みの0.1倍の距離だけ離れた位置で2分割する線上に分布する前記大径セラミック粒子及び前記小径セラミック粒子の最大粒径をRbとすると、
0.1≦Rb/Ra≦0.8
が満たされることを特徴とする請求項3に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項6】
前記誘電体層の平均厚みは、0.2~0.4μmであることを特徴とする請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項7】
前記誘電体層の平均厚みに対する前記内部電極層の平均厚みの比は、0.5より大きく、1.0より小さいことを特徴とする請求項6に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項8】
大径セラミック粉末と、前記大径セラミック粉末の最大粒径の0.25倍以下の平均粒径を有する小径セラミック粉末とを含むスラリーからグリーンシートを形成する工程と、
前記グリーンシート上に第1内部電極パターンを形成する工程と、
複数の前記グリーンシートを積層して圧着する工程と、
圧着された複数の前記グリーンシートを積層方向に沿って複数個の積層体に分断する工程と、
前記積層体を焼成する工程とを含み、
前記グリーンシートを形成する工程において、前記大径セラミック粉末の平均粒径の2倍未満の厚みを有する前記グリーンシートを形成することを特徴とする積層セラミック電子部品の製造方法。
【請求項9】
前記小径セラミック粉末は、前記大径セラミック粉末の平均粒径の0.2倍以下の平均粒径を有することを特徴とする請求項8に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
【請求項10】
前記スラリーは、前記大径セラミック粉末の個数の4~8倍の個数の前記小径セラミック粉末を含むことを特徴とする請求項8または9に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層セラミック電子部品及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば積層セラミックコンデンサなどの積層セラミック電子部品体の薄層化が進むと、誘電体層を構成するセラミック粒子の積層方向の粒径が実質的に誘電体層の厚みとなることが考えられる(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-305124号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の場合、誘電体層の表面の平滑性がセラミック粒子の粒径のばらつきにより損なわれることによって耐電圧特性が劣化し、積層セラミック電子部品の信頼性が低下するおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、信頼性を向上することができる薄層の積層セラミック電子部品及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の積層セラミック電子部品は、誘電体層及び内部電極層が交互に積層された積層体を有し、前記誘電体層は、前記誘電体層の平均厚みの半分より大きな粒径を有する複数個の大径セラミック粒子と、前記大径セラミック粒子より多くの小径セラミック粒子とを含み、前記小径セラミック粒子の粒径は、前記大径セラミック粒子の最大粒径の0.25倍以下であることを特徴とする。
【0007】
上記の積層セラミック電子部品において、前記小径セラミック粒子の粒径は、前記大径セラミック粒子の最大粒径の0.2倍以下であってもよい。
【0008】
上記の積層セラミック電子部品に関し、前記積層体の積層方向に沿った前記誘電体層の断面において、前記誘電体層を前記積層方向の略中央で2分割する線上に最も多く分布する前記小径セラミック粒子の粒径は、前記線上に最も多く分布する前記大径セラミック粒子の粒径の3分の1以下であってもよい。
【0009】
上記の積層セラミック電子部品において、前記大径セラミック粒子は、前記内部電極層に接していてもよい。
【0010】
上記の積層セラミック電子部品に関し、前記断面において、前記誘電体層を前記積層方向の略中央で2分割する線上に分布する前記大径セラミック粒子及び前記小径セラミック粒子の最大粒径をRaとし、前記誘電体層を、前記積層方向上で前記内部電極層との界面から前記誘電体層の平均厚みの0.1倍の距離だけ離れた位置で2分割する線上に分布する前記大径セラミック粒子及び前記小径セラミック粒子の最大粒径をRbとすると、0.1≦Rb/Ra≦0.8が満たされてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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