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公開番号2025064169
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023173712
出願日2023-10-05
発明の名称什器ユニット
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類A47B 83/04 20060101AFI20250410BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】昇降可能な天板を有する什器をより安定して支持することができる什器ユニットを提供する。
【解決手段】什器ユニットは、支持構造体10と、第1什器と、第2什器と、を備える。支持構造体10は、床面Fから起立し上下方向及び左右方向に沿って延在する。第1什器は、昇降可能な天板21を有し、かつ、支持構造体10の、上下方向及び左右方向と直交する奥行方向の手前側に配置されて、当該支持構造体10に連結される。第2什器は、支持構造体10の奥行方向の手前側に配置されて、当該支持構造体10に連結される。第1什器と第2什器は左右方向で相互に連結される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
床面から起立し上下方向及び左右方向に沿って延在する支持構造体と、
昇降可能な天板を有し、かつ、前記支持構造体の、上下方向及び左右方向と直交する奥行方向の手前側に配置されて、当該支持構造体に連結される第１什器と、
前記支持構造体の前記奥行方向の手前側に配置されて、当該支持構造体に連結される第２什器と、を備え、
前記第１什器と前記第２什器は左右方向で相互に連結されていることを特徴とする什器ユニット。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記第１什器は、前記支持構造体及び前記第２什器に連結される支持ブロックを備え、
前記天板は、前記奥行方向の奥側に偏った位置で前記支持ブロックに昇降可能に支持されていることを特徴とする請求項１に記載の什器ユニット。
【請求項３】
前記第２什器は、前記第１什器の左右方向の両側に配置されていることを特徴とする請求項１に記載の什器ユニット。
【請求項４】
前記第１什器は、前記床面に接地する第１接地部を備え、
前記第２什器は、前記第１接地部よりも前記奥行方向の手前側で前記床面に接地する第２接地部を備えていることを特徴とする請求項３に記載の什器ユニット。
【請求項５】
前記第２什器と前記第１什器の少なくとも一方は、前記奥行方向の手前側に開放可能な内部空間を有し、
前記第２什器と前記第１什器は、一部が前記内部空間に臨む第１連結部材によって相互に連結されていることを特徴とする請求項１に記載の什器ユニット。
【請求項６】
前記第２什器と前記第１什器の少なくとも一方は、一部が前記第１連結部材と同じ前記内部空間に臨む第２連結部材によって前記支持構造体に連結されていることを特徴とする請求項５に記載の什器ユニット。
【請求項７】
前記第２什器は、前記奥行方向の奥側において板厚方向と略直交する面で前記支持構造体に対向する後壁と、左右方向の一側において板厚方向と略直交する面で前記第１什器に対向する側壁と、を備え、
前記内部空間は、前記後壁と前記側壁に囲まれた空間であり、
前記第１連結部材は、前記側壁を板厚方向に貫通して前記第１什器と前記第２什器を相互に結結し、
前記第２連結部材は、前記後壁を板厚方向に貫通して前記第２什器を前記支持構造体に連結することを特徴とする請求項６に記載の什器ユニット。
【請求項８】
前記支持構造体は、同仕様の構造体モジュールを左右方向に任意数連結して構成されていることを特徴とする請求項１に記載の什器ユニット。
【請求項９】
前記構造体モジュールは、
左右方向に離間して配置された一対の縦フレームと、
左右方向に延出して一対の前記縦フレームを連結する横フレームと、を備えていることを特徴とする請求項８に記載の什器ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、複数の什器を備えた什器ユニットに関するものである。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
異なる機能を持つ複数の什器を集約して配置した什器ユニットが知られている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
特許文献１に記載の什器ユニットは、キッチンに用いられる什器ユニットであり、調理台や収納ボックス等の複数の什器が共通の支持構造体（基礎フレーム）に取り付けられている。支持構造体は、床面から起立し上下方向と左右方向に延在している。調理台や収納ボックス等の什器は、支持構造体の奥行方向の手前側に配置され、支持構造体に対して締結部材等を用いて個別に連結されている。
この什器ユニットは、共通の支持構造体に複数の什器を個別に連結するものであるため、組み合わせる什器のレイアウトやバリエーションを容易に変更することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特公昭４１－１１２３２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
近年、執務等に用いられる天板を備えた天板付き什器として、天板を昇降調整できるようにしたものが開発されている。この種の什器において、棚や収納ボックス等の他の什器と組み合わせた什器ユニットとして用いることが望まれている。
この什器ユニットを構成する場合、特許文献１に記載の技術を適用して、天板付き什器と他の什器を共通の支持構造体の奥行方向の手前側に個別に連結する手法が考えられる。
【０００６】
しかし、天板付き什器は、執務を行う作業者の上半身の荷重が天板の上面側にかかる場合が多く、その場合、天板に入力された荷重が大きなモーメントとして下方の支持ブロックに作用する。特に、昇降調整が可能な天板が用いられる場合には、天板を上昇させた状態で天板の上面から大きな荷重が作用すると、支持ブロックにより大きなモーメントが作用することになる。このため、特許文献１に記載の技術をそのまま適用した場合には、天板付き什器（支持ブロック）と支持構造体の間の連結部のみでは、支持ブロックに作用するモーメントを安定して受け止めることが難しい。このことから、昇降可能な天板を有する什器をより安定して支持することができる什器ユニットの案出が望まれている。
【０００７】
そこで本発明は、昇降可能な天板を有する什器をより安定して支持することができる什器ユニットを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用した。
本発明の一態様に係る什器ユニットは、床面から起立し上下方向及び左右方向に沿って延在する支持構造体と、昇降可能な天板を有し、かつ、前記支持構造体の、上下方向及び左右方向と直交する奥行方向の手前側に配置されて、当該支持構造体に連結される第１什器と、前記支持構造体の前記奥行方向の手前側に配置されて、当該支持構造体に連結される第２什器と、を備え、前記第１什器と前記第２什器は左右方向で相互に連結されていることを特徴とする。
【０００９】
上記の構成の什器ユニットでは、天板を有する第１什器が、奥行方向の奥側で支持構造体に連結され、かつ、同様に支持構造体に連結された第２什器に対して左右方向で連結されている。このため、第１什器の支持剛性が高まり、天板に大きな荷重が作用した場合であってもその荷重を安定して支持することが可能になる。特に、第１什器の天板を上昇させて使用する場合には、天板に作用する荷重が大きなモーメントとなって什器の下方の支持ブロックに作用し易くなるが、本構成では、左右方向が隣接する第２什器によって強固に支持されるため、上記のモーメントによって第１什器にガタ付きや揺れが生じるのを防止することができる。
また、第２什器も同様に第１什器によって補強されるため、第２什器の利用時における安定性も高まる。
【００１０】
前記第１什器は、前記支持構造体及び前記第２什器に連結される支持ブロックを備え、前記天板は、前記奥行方向の奥側に偏った位置で前記支持ブロックに昇降可能に支持されるようにしても良い。
（【００１１】以降は省略されています）

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