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公開番号
2025065303
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2025017555,2020133833
出願日
2025-02-05,2020-08-06
発明の名称
フィルムロールの製造方法
出願人
住友化学株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65H
18/26 20060101AFI20250410BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】巻かれたフィルムにおいて変形欠陥が抑制されたフィルムロールを製造可能なフィルムロールの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係るフィルムロールの製造方法は、長尺のフィルムを巻芯の周りに巻き取ってフィルムロールを製造する方法であって、フィルムを巻芯に固定した後、フィルムの積層厚みが3mm~15mmになるまでニア巻式の巻取操作によってフィルムを巻芯に巻き取る第1巻取工程と、タッチ巻式の巻取操作によってフィルムを巻芯の周りに巻き取ることによって、フィルムロールを得る第2巻取工程とを、この順で連続して行う。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
長尺のフィルムを巻芯の周りに巻き取ってフィルムロールを製造する方法であって、
前記フィルムを前記巻芯に固定した後、前記フィルムの積層厚みが3mm~15mmになるまでニア巻式の巻取操作によって前記フィルムを前記巻芯に巻き取る第1巻取工程と、
タッチ巻式の巻取操作によって前記フィルムを前記巻芯の周りに巻き取ることによって、前記フィルムロールを得る第2巻取工程と、
を、この順で連続して行う、
フィルムロールの製造方法。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記ニア巻式の巻取操作は、前記巻芯に巻き取られる直前の前記フィルムにタッチロールを接触させながら前記フィルムを巻き取る操作であり、
前記タッチ巻式の巻取操作は、前記巻芯に巻き取られた前記フィルムの表面に前記タッチロールを押圧しながら前記フィルムを巻き取る操作である、
請求項1に記載のフィルムロールの製造方法。
【請求項3】
前記ニア巻式の巻取操作において、前記フィルムが前記巻芯の周りに巻き取られた前記フィルムの表面と前記タッチロールとの間の距離は、0.1mm~10mmであり、
前記距離は、前記巻芯の軸線方向からみて、前記巻芯の中心と前記タッチロールの中心とを繋ぐ線に沿った距離である、
請求項2に記載のフィルムロールの製造方法。
【請求項4】
前記タッチ巻式の巻取操作において、前記タッチロールは、100N/m~1000N/mの線圧で、前記巻芯に巻き取られたフィルムの表面を押圧している、
請求項2または3に記載のフィルムロールの製造方法。
【請求項5】
前記ニア巻式の巻取操作及び前記タッチ巻式の巻取操作は、前記フィルムに張力を印加しながら行われ、
前記張力は、前記ニア巻式の巻取操作時の方が前記タッチ巻式の巻取操作時より高い、
請求項1~4の何れか一項に記載のフィルムロールの製造方法。
【請求項6】
前記第1巻取工程において、前記フィルムは、取付部材によって前記巻芯に固定される、
請求項1~5の何れか一項に記載のフィルムロールの製造方法。
【請求項7】
前記取付部材は、両面テープである、
請求項6に記載のフィルムロールの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルムロールの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
フィルムロールは、長尺のフィルムが巻芯に巻かれることによって製造される。巻芯の周りにフィルムを巻き取る際、径方向において、隣接するフィルムの間に空気が混入すると、フィルムロールを構成するフィルムにシワ等の欠陥が生じる。そのため、フィルムロールを製造する場合、上記空気の混入を抑制するため、通常、巻取軸に巻き取られたフィルムの表面にタッチロール(たとえば、特許文献1参照)を押圧することによって、フィルムに一定の圧力を印加しながらフィルムが巻き取られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-106057号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
巻芯の周りにフィルムを巻き取る場合、たとえば、両面テープといった取付部材によってフィルムを巻芯に固定する必要がある。この場合、巻芯に固定されたフィルム端部近傍にはフィルム端部や両面テープの厚み起因による段差が生じる。このように段差が生じた状態で、巻取軸に巻き取られたフィルムの表面にタッチロールを押圧しながらフィルムを巻き取ると、フィルムに変形欠陥(シワ、凹凸など)が生じやすい。
【0005】
そこで、本発明は、巻かれたフィルムにおいて変形欠陥が抑制されたフィルムロールを製造可能なフィルムロールの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係るフィルムロールの製造方法は、長尺のフィルムを巻芯の周りに巻き取ってフィルムロールを製造する方法である。このフィルムロールの製造方法では、上記フィルムを上記巻芯に固定した後、上記フィルムの積層厚みが3mm~15mmになるまでニア巻式の巻取操作によって上記フィルムを上記巻芯に巻き取る第1巻取工程と、タッチ巻式の巻取操作によって上記フィルムを上記巻芯の周りに巻き取ることによって、上記フィルムロールを得る第2巻取工程とを、この順で連続して行う。
【0007】
上記フィルムロールの製造方法では、まず、ニア巻式の巻取操作でフィルムを巻き取る第1巻取工程を行う。上記フィルムの積層厚みが3mm~15mmになるまでニア巻式の巻取操作を行った後、連続的にタッチ巻式の巻取操作に切り替えて、タッチ巻式の巻取操作でフィルムを巻き取る。
【0008】
ニア巻式の巻取操作では、タッチ巻式の巻取操作の場合に比べて巻芯に対してフィルムが押しつけられにくいことから、第1巻取工程の段階では、空気が巻き込まれやすい。更に、フィルムの積層厚みが3mm~15mmになるまでニア巻式の巻取操作を行う。そのため、巻きはじめにおいて、フィルムが巻芯に固定されていることに伴う変形要因(たとえば段差)の影響を吸収できる。上記のように第1巻取工程を行った後に、第2巻取工程を行う。第2巻取工程では、タッチ巻式の巻取操作でフィルムを巻き取るため、空気の巻き込みが抑制される。そのため、空気の巻き込みに伴うフィルムの変形も低減する。したがって、上記フィルムロールの製造方法では、巻かれたフィルムの変形欠陥が抑制されたフィルムロールを製造可能である。
【0009】
上記ニア巻式の巻取操作は、上記巻芯に巻き取られる直前の上記フィルムにタッチロールを接触させながら上記フィルムを巻き取る操作であり、上記タッチ巻式の巻取操作は、上記巻芯に巻き取られた上記フィルムの表面に上記タッチロールを押圧しながら上記フィルムを巻き取る操作であってもよい。
【0010】
上記ニア巻式の巻取操作において、上記フィルムが上記巻芯の周りに巻き取られた上記フィルムの表面と上記タッチロールとの間の距離は、0.1mm~10mmであってもよい。上記距離は、上記巻芯の軸線方向からみて、上記巻芯の中心と上記タッチロールの中心とを繋ぐ線の沿った距離である。この場合、巻きズレ、軸振れ等が仮に生じてもニア巻式の巻取操作を確実に実施できる。
(【0011】以降は省略されています)
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