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公開番号2025066748
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2025004017,2020126707
出願日2025-01-10,2020-07-27
発明の名称レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
出願人住友化学株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類G03F 7/004 20060101AFI20250416BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】良好なCD均一性(CDU)を有するレジストパターンを製造することができる塩及び該塩を含むレジスト組成物を提供すること。
【解決手段】式(I)で表される塩を含有する酸発生剤と、酸不安定基を有する構造単位と、式(a2-A)で表される構造単位とを含む樹脂とを含有するレジスト組成物。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式(I)で表される塩を含有する酸発生剤と、
酸不安定基を有する構造単位と、式(a2-A)で表される構造単位とを含む樹脂とを含有するレジスト組成物。
JPEG
2025066748000161.jpg
30
85
[式(I)中、
m1は、1~3のいずれかの整数を表す。


は、炭素数3~18の脂環式炭化水素基、炭素数6~18の芳香族炭化水素基、炭素数3~18の脂環式炭化水素基と炭素数1~6の鎖式炭化水素基とを組み合わせた基又は炭素数6~18の芳香族炭化水素基と炭素数1~6の鎖式炭化水素基とを組み合わせた基を表し、
該炭素数3~18の脂環式炭化水素基と炭素数1~6の鎖式炭化水素基とを組み合わせた基は、脂環式炭化水素基-鎖式炭化水素基-*(*は結合部位を表す。)であり、
該炭素数6~18の芳香族炭化水素基と炭素数1~6の鎖式炭化水素基とを組み合わせた基は、芳香族炭化水素基-鎖式炭化水素基-*(*は結合部位を表す。)であり、
該脂環式炭化水素基に含まれる-CH

-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO

-に置き換わってもよく、
m1が、1以上の場合、該脂環式炭化水素基及び芳香族炭化水素基は、置換基を有さず、
m1が、2以上の場合、該脂環式炭化水素基は、塩素原子、ヨウ素原子、シアノ基、炭素数1~12のアルキル基(該アルキル基に含まれる-CH

-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO

-に置き換わってもよい。)を有してもよく、ただし、該脂環式炭化水素基が、式(D31)~式(D36)、式(D39)又は式(D40)で表されるスピロ環の場合、該脂環式炭化水素基は、フッ素原子を有してもよく、
m1が、2以上の場合、該芳香族炭化水素基は、ハロゲン原子、シアノ基、炭素数1~12のアルキル基(該アルキル基に含まれる-CH

-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO

-に置き換わってもよい。)を有してもよい。


は、ハロゲン原子又は炭素数1~6のアルキル基を表す。
m2は、0~4のいずれかの整数を表し、m2が2以上のとき、複数のR

は互いに同一であっても異なってもよい。


は、式(Z-1)、式(Z-2)又は式(Z-3)で表されるカチオンを表す。]
JPEG
2025066748000162.jpg
25
142
[式中、*は、結合部位を表す。]
JPEG
2025066748000163.jpg
55
135
[式(Z-1)、式(Z-2)及び式(Z-3)中、

11
は、フッ素原子又は炭素数1~4のフッ素化アルキル基を表す。

12
、R
13
、R
14
、R
21
、R
22
、R
23
、R
31
、R
32
及びR
33
は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、炭素数1~4のフッ素化アルキル基、炭素数1~12のアルキル基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、炭素数1~11のアルコキシ基、炭素数2~12のアルキルカルボニル基、炭素数2~11のアルコキシカルボニル基、炭素数2~11のアルキルカルボニルオキシ基、炭素数7~11の芳香族炭化水素基-カルボニルオキシ基を表す。
m12は、0~2のいずれかの整数を表し、m12が2以上のとき、複数のR
12
は互いに同一であっても異なってもよい。
m13は、0~3のいずれかの整数を表し、m13が2以上のとき、複数のR
13
は互いに同一であっても異なってもよい。
m14は、0~3のいずれかの整数を表し、m14が2以上のとき、複数のR
14
は互いに同一であっても異なってもよい。
m21は、0~2のいずれかの整数を表し、m21が2以上のとき、複数のR
21
は互いに同一であっても異なってもよい。
m22は、0~2のいずれかの整数を表し、m22が2以上のとき、複数のR
22
は互いに同一であっても異なってもよい。
m23は、0~3のいずれかの整数を表し、m23が2以上のとき、複数のR
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
酸発生剤から発生する酸よりも酸性度の弱い酸を発生する塩をさらに含有する請求項1に記載のレジスト組成物。
【請求項3】

1
が、炭素数5~16の脂環式炭化水素基を含む炭化水素基(該脂環式炭化水素基は置換基を有してもよく、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は-O-、-S-、-SO

-又は-CO-に置き換わっていてもよい。)である請求項1又は2に記載のレジスト組成物。
【請求項4】
m1が2である請求項1~3のいずれかに記載のレジスト組成物。
【請求項5】
酸不安定基を有する構造単位が、式(a1-1)で表される構造単位及び式(a1-2)で表される構造単位の少なくとも1種を含む請求項1~4のいずれかに記載のレジスト組成物。
JPEG
2025066748000165.jpg
41
90
[式(a1-1)及び式(a1-2)中、

a1
及びL
a2
は、それぞれ独立に、-O-又は*-O-(CH


k1
-CO-O-を表し、k1は1~7のいずれかの整数を表し、*は-CO-との結合部位を表す。

a4
及びR
a5
は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基を表す。

a6
及びR
a7
は、それぞれ独立に、炭素数1~8のアルキル基、炭素数3~18の脂環式炭化水素基又はこれらを組合せた基を表す。
m1は、0~14のいずれかの整数を表す。
n1は、0~10のいずれかの整数を表す。
n1’は、0~3のいずれかの整数を表す。]
【請求項6】
(1)請求項1~5のいずれかに記載のレジスト組成物を基板上に塗布する工程、
(2)塗布後の組成物を乾燥させて組成物層を形成する工程、
(3)組成物層に露光する工程、
(4)露光後の組成物層を加熱する工程、及び
(5)加熱後の組成物層を現像する工程、を含むレジストパターンの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、下記式で表される塩及び該塩を酸発生剤として含有するレジスト組成
物が記載されている。
TIFF
2025066748000001.tif
34
57
特許文献2には、下記式で表される塩及び該塩を酸発生剤として含有するレジスト組成
物がそれぞれ記載されている。
TIFF
2025066748000002.tif
33
129
特許文献3には、下記式で表される塩及び該塩を酸発生剤として含有するレジスト組成
物が記載されている。
TIFF
2025066748000003.tif
29
55
特許文献4には、下記式で表される塩及び該塩を酸発生剤として含有するレジスト組成
物が記載されている。
TIFF
2025066748000004.tif
34
61
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-203858号公報
特開2005-097254号公報
特開平09-244234号公報
特開2017-088865号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の塩を含有するレジスト組成物から形成されたレジストパターンよりも
、CD均一性(CDU)が良好なレジストパターンを形成するレジスト組成物を提供する
ことを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下の発明を含む。
[1]式(I)で表される塩。
TIFF
2025066748000005.tif
30
83
[式(I)中、
m1は、1~3のいずれかの整数を表す。

1
は、炭素数3~18の環状炭化水素基(該環状炭化水素基は置換基を有してもよい
。)を含む炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、
-SO

-又は-CO-に置き換わっていてもよい。


は、ハロゲン原子又は炭素数1~6のアルキル基を表す。
m2は、0~4のいずれかの整数を表し、m2が2以上のとき、複数のR

は互いに同
一であっても異なってもよい。

+
は、式(Z-1)、式(Z-2)又は式(Z-3)で表されるカチオンを表す。]
TIFF
2025066748000006.tif
55
135
[式(Z-1)、式(Z-2)及び式(Z-3)中、

11
は、フッ素原子又は炭素数1~4のフッ素化アルキル基を表す。

12
、R
13
、R
14
、R
21
、R
22
、R
23
、R
31
、R
32
及びR
33
は、そ
れぞれ独立に、ハロゲン原子、炭素数1~4のフッ素化アルキル基又は炭素数1~12の
炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-又は-CO-で置き換
わっていてもよい。
m12は、0~4のいずれかの整数を表し、m12が2以上のとき、複数のR
12
は互
いに同一であっても異なってもよい。
m13は、0~5のいずれかの整数を表し、m13が2以上のとき、複数のR
13
は互
いに同一であっても異なってもよい。
m14は、0~5のいずれかの整数を表し、m14が2以上のとき、複数のR
14
は互
いに同一であっても異なってもよい。
m21は、0~4のいずれかの整数を表し、m21が2以上のとき、複数のR
21
は互
いに同一であっても異なってもよい。
m22は、0~4のいずれかの整数を表し、m22が2以上のとき、複数のR
22
は互
いに同一であっても異なってもよい。
【発明の効果】
【0006】
本発明の塩を含有するレジスト組成物を用いることにより、良好なCD均一性(CDU
)でレジストパターンを製造することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本明細書において、「(メタ)アクリル系モノマー」とは、「アクリル系モノマー及び
メタクリル系モノマーの少なくとも一種」を意味する。「(メタ)アクリレート」及び「
(メタ)アクリル酸」等の表記も、同様の意味を表す。本明細書中に記載する基において
、直鎖構造と分岐構造の両方をとり得るものについては、そのいずれでもよい。「組み合
わせた基」とは、例示した基を2種以上、それらの価数を適宜変更して結合させた基を意
味する。「由来する」又は「誘導される」とは、その分子中に含まれる重合性C=C結合
が重合により-C-C-基となることを指す。立体異性体が存在する場合は、全ての立体
異性体を含む。
【0008】
〔式(I)で表される塩〕
本発明は、式(I)で表される塩(以下「塩(I)」という場合がある)に関する。
塩(I)のうち、負電荷を有する側を「アニオン(I)」、正電荷を有する側を「カチ
オン(I)」と称することがある。
TIFF
2025066748000009.tif
30
85
[式中、全ての符号は、それぞれ前記と同じ意味を表す。]
【0009】
式(I)において、R

における環状炭化水素基を含む炭化水素基としては、単環式又
は多環式の炭素数3~18の脂環式炭化水素基及び炭素数6~18の芳香族炭化水素基等
の環状炭化水素基もしくはこれらを組み合わせた基、単環式又は多環式の炭素数3~18
の脂環式炭化水素基及び炭素数6~18の芳香族炭化水素基等の環状炭化水素基と炭素数
1~6の鎖式炭化水素基(アルキル基、アルケニル基、アルキニル基)とを任意に組み合
わせた基等が挙げられる。
【0010】
脂環式炭化水素基としては、単環式、多環式及びスピロ環のいずれでもよく、飽和及び
不飽和のいずれでもよい。脂環式炭化水素基としては、シクロプロピル基、シクロブチル
基、シクロペンチル基、シクロへキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シク
ロノニル基、シクロデシル基、シクロドデシル基等の単環式シクロアルキル基、デカヒド
ロナフチル基、ノルボルニル基、アダマンチル基等の多環式シクロアルキル基が挙げられ
る。脂環式炭化水素基の炭素数は、好ましくは3~16であり、より好ましくは5~16
であり、さらに好ましくは6~16であ、さらにより好ましくは6~12である。
具体的に、脂環式炭化水素基としては、以下に表される基等が挙げられる。
TIFF
2025066748000010.tif
40
151
芳香族炭化水素基としては、フェニル基、ナフチル基、ビフェニル基、アントリル基、
フェナントリル基、ビナフチル基等のアリール基等が挙げられる。芳香族炭化水素基の炭
素数は、好ましくは6~14であり、より好ましくは6~10である。
(【0011】以降は省略されています)

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