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公開番号
2025098805
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023215186
出願日
2023-12-20
発明の名称
噴霧装置
出願人
プルガティオ株式会社
代理人
個人
主分類
B05B
17/06 20060101AFI20250625BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】ブラウン運動を起こすことができる程度の微細な粒径を有する微粒子の生成量を犠牲にすることなく、霧化の際の騒音を防止することが可能な噴霧装置を提供する。
【解決手段】噴霧装置は、液体を貯留可能で周囲を壁面で覆われた平面視略矩形状の霧化タンクと、霧化タンクの底部において液体を霧化して微粒子を生成する超音波振動子と、所定の回転数を保持可能な送風部材を備え、液体の微粒子を搬送するための搬送エアを霧化タンク内に吐出する送風機と、霧化タンクに設けられ微粒子を搬送エアとともに送出する送出口と、霧化タンク内における超音波振動子の上方において、壁面のうち少なくとも一の壁面に向かって傾斜する傾斜面を備える平板状のセパレータを備え、セパレータは、傾斜面の一部を壁面のいずれかに当接させる当接部と、傾斜面から下方に向けて所定高さだけ突出するとともに、当接部よりも上部側から当接部に向けて延設される案内部を備える。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を貯留可能で周囲を壁面で覆われた霧化タンクと、
前記霧化タンクの底部において前記液体を霧化して微粒子を生成する超音波振動子と、
所定の回転数を保持可能な送風部材を備え、前記液体の微粒子を搬送するための搬送エアを前記霧化タンク内に吐出する送風機と、
前記霧化タンクに設けられ、前記微粒子を前記搬送エアとともに送出する送出口と、
前記霧化タンク内における前記超音波振動子の上方において、前記壁面のうち少なくとも一の壁面に向かって傾斜する傾斜面を備える平板状のセパレータを備え、
前記セパレータは、前記傾斜面の一部を壁面のいずれかに当接させる当接部と、
前記傾斜面から下方に向けて所定高さだけ突出するとともに、前記当接部よりも上部側から前記当接部に向けて延設される案内部を備えた、
ことを特徴とする噴霧装置。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記案内部が前記傾斜面の傾斜軸に対して前記傾斜面上において所定角度傾斜した向きに配設される、
請求項1に記載の噴霧装置。
【請求項3】
前記案内部の端部が前記当接部に到達する、
請求項1又は2に記載の噴霧装置。
【請求項4】
前記当接部が前記傾斜面の下縁部に設けられる、
請求項3に記載の噴霧装置。
【請求項5】
前記当接部が、前記傾斜面下縁部の両端部に形成され、前記両端部に設けられる前記当接部の間には前記壁面と前記傾斜面端部との間に形成される空隙が形成される、
請求項4に記載の噴霧装置。
【請求項6】
前記案内部は前記傾斜面の法線方向から見て略V字状の形状を呈するよう形成され、前記案内部における下部側の端部が二か所の前記当接部の両方に当接する、
請求項5に記載の噴霧装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、超音波振動子を用いて液体を霧化して空間に噴霧する噴霧装置において、特に静音化を図るための技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
水や所定の効果を奏する水溶液を超音波振動子を用いて霧化して、送風機によって作り出される搬送エアに乗せて空間に噴霧する種々の噴霧装置が開発されている。
【0003】
このような噴霧装置において、微粒子を均等に空間内に広範囲に拡散するためには、所望の粒径、特に、微粒子が空気中でブラウン運動を起こすことができる程度に小さな粒径を有する微粒子を安定して生成することが要求される。
【0004】
このような噴霧装置の一例として、例えば、特許文献1に示すように、超音波振動子を用いて発生させた液滴をセパレータで分離してブラウン運動を起こすことができる程度に小さな微粒子のみを取り出して空気とともに噴霧するものが知られている(特許文献1)。特許文献1に開示された技術によると、高齢者施設のホールや、牛舎、豚舎、鶏舎等の畜産ハウスなどの広いスペースであっても、ブラウン運動を起こすことができる程度の小さな粒径を有する微粒子を大量に発生させることができ、床面や地面に落下することなく、除菌作用を有する液体を隅々まで行き渡らせることができる。
【0005】
ところで、特許文献1に示すように、超音波振動子を用いて液滴を発生させ、超音波振動子の上方に設けたセパレータで液滴を分離して微粒子のみを取り出す場合、セパレータの下面に衝突した大きな液滴は、セパレータ下面から液溜まりに落下するが、その際にピチャピチャと音が発生する。このような液体の落下音は、超音波振動子が作動している限りは継続するものであり、周囲が静かであるほど気になるため、抑制することが望ましい。
【0006】
液滴が液溜まりに落下する際に発生する騒音を抑制するための技術としては、特許文献2に開示されるよう、導出筒の壁面下端部から液溜まりに落下しないよう、導出筒の下端の一部を液中に浸漬するという技術が提案されている(特許文献2)。また、液溜まりに液滴が直接落下しないよう、液溜まりの上面に部分的にカバーをかける技術も存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6742045号公報
特開昭62-049967号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献2に開示された技術などによると、液溜まりに直接液滴が落下することを防止することができる一方で、液滴の分離効果を犠牲にすることになる。つまり、特許文献2にはセパレータに相当するものは記載されておらず、セパレータで分離して微細な微粒子のみ取り出せるようにするという考えはない。また、液溜まりの上方にカバーを設けた場合、超音波振動子による霧化の効果が制限されることとなり、ブラウン運動を起こすことができる程度に小さな微粒子を所望の量発生させることが難しい。
【0009】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、ブラウン運動を起こすことができる程度の微細な粒径を有する微粒子の生成量を犠牲にすることなく、霧化の際の騒音を防止することが可能な噴霧装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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