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公開番号2025103496
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220925
出願日2023-12-27
発明の名称キャップ
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人
主分類B05B 1/12 20060101AFI20250702BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】斜めに指向するノズルを容易に設けることが可能なキャップを提供する。
【解決手段】キャップは、内容物を収納する容器本体(2)の口部(2a)に装着される筒状の装着部(15)と、口部(2a)の上面を塞ぐ天壁部(16)とを備え、天壁部(16)の中央部(25)は上下方向に変位可能であり、天壁部(16)は、下方に変位した状態で上方に開口するノズル(27)を有し、ノズル(27)は、中央部(25)の上方への変位に伴う天壁部(16)の角度変化によって、上方且つ径方向外側に指向する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内容物を収納する容器本体の口部に装着される筒状の装着部と、前記口部の上面を塞ぐ天壁部とを備えるキャップであって、
前記天壁部の中央部は上下方向に変位可能であり、
前記天壁部は、下方に変位した状態で上方に開口するノズルを有し、
前記ノズルは、前記中央部の上方への変位に伴う前記天壁部の角度変化によって、上方且つ径方向外側に指向するキャップ。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記天壁部は、前記中央部の外周部と前記装着部の内周部とを接続する環状の接続部を有し、
前記接続部は、周方向に並んで環状に配列された複数の板部を周方向に互いに接続して設けられ、
前記ノズルは前記板部に設けられ、
前記天壁部は、前記外周部と前記板部の内周とを接続する内側ヒンジ部と、前記板部の外周と前記内周部とを接続する外側ヒンジ部と、隣接する前記板部同士を周方向に接続する側縁ヒンジ部とを備え、
前記板部は、前記内側ヒンジ部、前記外側ヒンジ部、及び前記側縁ヒンジ部が折れ曲がることで角度が変化する請求項1記載のキャップ。
【請求項3】
前記中央部は、前記中央部が最も下方に変位した状態では、前記外側ヒンジ部よりも下方に位置し、前記中央部が最も上方に変位した状態では、前記外側ヒンジ部よりも上方に位置する請求項2に記載のキャップ。
【請求項4】
上方に開口する第2のノズルが前記中央部に設けられる請求項1から請求項3の何れかに記載のキャップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、キャップに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、容器本体の口部に装着されるキャップにおいて、斜め上方に指向する複数のノズル(液体噴出孔)から内容液を噴出し、内容液をシャワー状に噴出可能な構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
斜めに指向するノズルをキャップが有する場合、キャップを製造するための金型の構造が複雑化する。金型の構造の複雑化を避けるため、特許文献1では、キャップ本体の液体注出孔に切欠きを設け、別途用意したノズルチップを液体注出孔に挿嵌することで、ノズルチップの外周と切欠きとによって、斜めに指向するノズルを形成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-173910号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1では、キャップがキャップ本体及びノズルチップの2部品で構成されるため、キャップの構造が複雑になる。また、斜めに指向するノズルを金型内で形成する場合、金型の構造が複雑化し易い。
【0005】
このような点に鑑み、本発明は、斜めに指向するノズルを容易に設けることが可能なキャップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
キャップは、内容物を収納する容器本体の口部に装着される筒状の装着部と、前記口部の上面を塞ぐ天壁部とを備えるキャップであって、前記天壁部の中央部は上下方向に変位可能であり、前記天壁部は、下方に変位した状態で上方に開口するノズルを有し、前記ノズルは、前記中央部の上方への変位に伴う前記天壁部の角度変化によって、上方且つ径方向外側に指向する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、斜めに指向するノズルを容易に設けることが可能なキャップを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態に係るキャップが装着された注出容器の側面図である。
キャップが装着された注出容器の断面図である。
キャップを示す平面図である。
キャップを上方から見た平面図である。
不正防止帯が除去されたキャップを示す平面図である。
最も上方に変位した状態の天壁部を上方から見た拡大図である。
天壁部が最も下方に変位した状態でキャップ本体を上方から見た平面図である。
図6のVI-VI断面及び図7のVII-VII断面を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明に従うキャップの実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るキャップ10が装着された注出容器1の側面図である。図2は、キャップ10が装着された注出容器1の断面図である。図3は、キャップ10を示す平面図である。
【0010】
注出容器1は、内容物を収納する容器本体2と、容器本体2の口部2aに装着されるキャップ10とを備える。
容器本体2は、容器底壁(不図示)と、この容器底壁の周縁から上方に延出する筒状の胴部2bと、口部2aとを備える。
口部2aは、胴部2bの上端から上方に延出する円筒状である。口部2aの外周には、キャップ10が係合する外側係合部2cが設けられる。外側係合部2cは、口部2aの外周に形成された雄ねじ部である。
(【0011】以降は省略されています)

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