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公開番号
2025066536
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2023176218
出願日
2023-10-11
発明の名称
船舶
出願人
三菱造船株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B63B
25/08 20060101AFI20250416BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】ベントポスト内部及び近傍にアンモニアが滞留することをより一層抑制することができる。
【解決手段】船舶は、船体と、船体に設けられて、アンモニアが存在するアンモニア存在部と、船体から上方に延びる筒状をなし、アンモニア存在部からのアンモニアを下方から上方に向かって排出するベントポスト本体、及びベントポスト本体内に設けられた雨受部、を有するベントポストと、ベントポスト内における雨受部の上方に、ベントポストの外部から空気を供給する空気供給部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
船体と、
前記船体に設けられて、アンモニアが存在するアンモニア存在部と、
前記船体から上方に延びる筒状をなし、前記アンモニア存在部からのアンモニアを下方から上方に向かって排出するベントポスト本体、及び前記ベントポスト本体内に設けられた雨受部、を有するベントポストと、
前記ベントポスト内における前記雨受部の上方に、前記ベントポストの外部から空気を供給する空気供給部と、
を備える船舶。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
船体と、
前記船体に設けられて、アンモニアが存在するアンモニア存在部と、
前記船体から上方に延びる筒状をなし、前記アンモニア存在部からのアンモニアを下方から上方に向かって排出するベントポストと、
前記ベントポスト内に水を供給可能な内側水供給部と、
前記ベントポスト内における前記内側水供給部の上方に、前記ベントポストの外部から空気を供給する空気供給部と、
を備える船舶。
【請求項3】
前記内側水供給部から前記ベントポスト内に供給された水を前記ベントポストの底部から前記ベントポストの外部に排出する水排出部、をさらに備える、
請求項2に記載の船舶。
【請求項4】
前記水排出部から排出された水を冷却する水冷却部、をさらに備える
請求項3に記載の船舶。
【請求項5】
前記ベントポストの上部の外側に設けられて、前記ベントポストの外部に水を供給可能な外側水供給部、をさらに備える
請求項1又は2に記載の船舶。
【請求項6】
前記空気供給部は、加圧空気を前記ベントポスト内に圧送する空気圧送部を備える
請求項1又は2に記載の船舶。
【請求項7】
前記空気圧送部は、前記船体の外部から取り込んだ海水によって駆動される海水駆動機により駆動される
請求項6に記載の船舶。
【請求項8】
前記空気供給部は、空気を前記ベントポストの内部に送給する送給管を備え、
前記送給管の先端部は、前記ベントポストの内部で上方に向けて開口している
請求項1又は2に記載の船舶。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、船舶に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
船舶推進用の燃料や、貨物として可燃性ガスを搭載する船舶には、可燃性ガスを船外の大気中に放出するためのベントポストが設けられている。船舶推進用の燃料や貨物としてアンモニアを搭載する場合においても、液化ガスの圧力が過度に上昇した場合等に、ベントポストを通して、アンモニアを大気中に放出することが考えられる。
ところで、アンモニアは他の可燃性ガスと比較して空気中の水分に溶解しやすい。アンモニアガスが空気中の水分に溶解すると、霧状のアンモニア水となり、比重が大気よりも大きくなる。このため、霧状のアンモニア水は、ベントポスト内部から円滑に放出されない場合がある。また、仮に外部へ放出できたとしても、ベントポスト近傍に滞留し、十分に拡散しない可能性がある。
【0003】
これに対し、例えば、特許文献1には、アンモニア存在部のアンモニアを、ガス圧送部が圧送するアンモニアと非反応性の気体とともに、大気に放出するベントポストを備える構成が開示されている。このような構成では、アンモニアと気体とが混合されることによりアンモニアが希釈され、アンモニア濃度を低減することができる。また、この特許文献1では、非反応性の気体を駆動流体として、アンモニア存在部のアンモニアを誘引する噴流発生装置を備えている。噴流発生装置内部でエジェクタ効果が発現し、アンモニアを噴流発生装置内部に誘引することができ、噴流としての気体をアンモニアとともにベントポストの外部へアンモニアを希釈しながら勢いよく放出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-156543号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の構成においても、ベントポスト内部及び近傍にアンモニアが滞留する可能性がある。そのため、ベントポスト内部及び近傍におけるアンモニアの滞留をより一層抑制することが望まれる。
【0006】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、ベントポスト内部及び近傍にアンモニアが滞留することをより一層抑制することができる船舶を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示に係る船舶は、船体と、アンモニア存在部と、ベントポストと、空気供給部と、を備えている。前記アンモニア存在部は、前記船体に設けられて、アンモニアが存在する。前記ベントポストは、ベントポスト本体、及び雨受部を有する。前記ベントポスト本体は、前記船体から上方に延びる筒状をなしている。前記ベントポスト本体は、前記アンモニア存在部からのアンモニアを下方から上方に向かって排出する。前記雨受部は、前記ベントポスト本体内に設けられている。前記空気供給部は、前記ベントポスト内における前記雨受部の上方に、前記ベントポストの外部から空気を供給する。
【0008】
本開示に係る船舶は、船体と、アンモニア存在部と、ベントポストと、内側水供給部と、空気供給部と、を備えている。前記アンモニア存在部は、前記船体に設けられて、アンモニアが存在する。前記ベントポストは、前記船体から上方に延びる筒状をなしている。前記ベントポストは、前記アンモニア存在部からのアンモニアを下方から上方に向かって排出する。前記内側水供給部は、前記ベントポスト内に水を供給可能である。前記空気供給部は、前記ベントポスト内における前記内側水供給部の上方に、前記ベントポストの外部から空気を供給する。
【発明の効果】
【0009】
本開示の船舶によれば、ベントポスト内部及び近傍にアンモニアが滞留することをより一層抑制することができることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態に係る船舶を備えた浮体の側面図である。
本開示の第一実施形態に係る船舶に設けられたベントポストの断面図である。
本開示の第一実施形態に係る船舶に設けられた排水部の構成を示す図である。
本開示の第二実施形態に係る船舶に設けられたベントポストの断面図である。
本開示の第二実施形態に係る船舶に設けられた排水部の構成を示す図である。
本開示の実施形態の第一変形例に係るベントポストの断面図である。
本開示の実施形態の第二変形例に係るベントポストの平面図である。
本開示の実施形態の第三変形例に係るベントポストの断面図である。
本開示の実施形態の第四変形例に係るベントポストの断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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