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公開番号
2025083057
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196721
出願日
2023-11-20
発明の名称
船舶
出願人
三菱造船株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B63B
43/06 20060101AFI20250523BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】二重底空間に流入する海水を適切にコントロールし、船の復原性を確保する。
【解決手段】船舶は、一対の舷側、及び船底を有する船体を備え、船体は、船底を形成する船底外板と、船底外板の上方に設けられた内底甲板と、一対の舷側に対して船幅方向内側に設けられ、船首尾方向に延びる一対の縦通隔壁と、船底外板、内底甲板、及び一対の縦通隔壁、の間に形成される二重底空間を、船首尾方向に区画することで、複数の二重底区画を形成する横置水密隔壁と、横置水密隔壁に設けられて、二重底区画同士の連通・非連通状態を切り替える開閉部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
一対の舷側、及び船底を有する船体を備え、
前記船体は、
前記船底を形成する船底外板と、
前記船底外板の上方に設けられた内底甲板と、
一対の前記舷側に対して船幅方向内側に設けられ、船首尾方向に延びる一対の縦通隔壁と、
前記船底外板、前記内底甲板、及び一対の前記縦通隔壁、の間に形成される二重底空間を、船首尾方向に区画することで、複数の二重底区画を形成する横置水密隔壁と、
前記横置水密隔壁に設けられて、前記二重底区画同士の連通・非連通状態を切り替える開閉部と、
を備える船舶。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記横置水密隔壁は、船首尾方向に間隔をあけて複数設けられている
請求項1に記載の船舶。
【請求項3】
前記舷側と、前記縦通隔壁と、船首尾方向に間隔をあけて設けられて前記舷側と前記縦通隔壁との間を閉塞する複数の側部隔壁と、の間に形成され、船幅方向の両側に各々設けられた複数の側部室、をさらに備え、
前記縦通隔壁は、前記二重底空間と、複数の前記側部室の少なくとも一つとを連通している
請求項1又は2に記載の船舶。
【請求項4】
前記舷側と、前記縦通隔壁と、船首尾方向に間隔をあけて設けられて前記舷側と前記縦通隔壁との間を閉塞する複数の側部隔壁と、の間に形成され、船幅方向の両側の各々に設けられた複数の側部室と、
前記二重底空間に設けられ、船幅方向一方側の前記側部室と、前記船幅方向他方側の前記側部室と、を連通するダクトと、
前記ダクトの内部と前記二重底空間との連通・非連通状態を切り替えるダクト開閉部と、をさらに備える
請求項1又は2に記載の船舶。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、船舶に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
船舶においては、万が一、舷側等が損傷し、船体内に海水が浸入した場合においても、船体の復原性を確保することが望まれている。
特許文献1には、船舶の船底の二重底空間(ボイドスペース)上の最下層の水密甲板に海水導入手段を備えた構成が開示されている。この構成によれば、船の船側外板等が破損して、海水が船内に進入した場合、海水導入手段を開放することにより、船内に進入した海水を二重底空間に導入し、二重底空間を一種の海水バラストタンクとして機能させることで、船の復原力を回復させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-201308号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、舷側の損傷の部位や規模によっては、二重底空間に流入する海水が過大となってしまう可能性もある。そこで、舷側の損傷の部位や規模に応じて、二重底空間に流入する海水を適切にコントロールし、船の復原性を確保することが望まれる。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、二重底空間に流入する海水を適切にコントロールし、船の復原性を確保することができる船舶を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係る船舶は、一対の舷側、及び船底を有する船体を備えている。前記船体は、船底外板と、内底甲板と、一対の縦通隔壁と、横置水密隔壁と、開閉部と、を備えている。前記船底外板は、前記船底を形成する。前記内底甲板は、前記船底外板の上方に設けられている。一対の前記縦通隔壁は、一対の前記舷側に対して船幅方向内側に設けられ、船首尾方向に延びている。前記横置水密隔壁は、前記船底外板、前記内底甲板、及び一対の前記縦通隔壁、の間に形成される二重底空間を、船首尾方向に区画することで、複数の二重底区画を形成する。前記開閉部は、前記横置水密隔壁に設けられて、前記二重底区画同士の連通・非連通状態を切り替える。
【発明の効果】
【0007】
本開示の船舶によれば、二重底空間に流入する海水を適切にコントロールし、船の復原性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態に係る船舶を備えた浮体の側面図である。
本開示の第一実施形態に係る船舶の二重底空間の平断面図である。
図2の二重底空間の一部を示す拡大平断面図である。
図3のA-A矢視断面図である。
図3のB-B矢視断面図である。
本開示の第二実施形態に係る船舶の二重底空間の平断面図である。
本開示の第二実施形態の第一変形例に係る船舶の二重底空間の平断面図である。
本開示の第二実施形態の第二変形例に係る船舶の二重底空間の平断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第一実施形態>
以下、本開示の実施形態に係る船舶について、図1~図8を参照して説明する。
(船舶の全体構成)
図1に示すように、本実施形態の船舶1Aは、船体2を備えている。船舶1Aの船種は、特定のものに限られない。船舶1Aの船種は、例えばフェリー、RORO船(Roll-on/Roll-off船)、PCTC(Pure Car & Truck Carrier)等を例示できる。
【0010】
(船体の構成)
船体2は、その外殻をなす、一対の舷側3A,3Bと、船底4と、を有している。舷側3A,3Bは、左右舷側をそれぞれ形成する一対の舷側外板を有する。船底4は、これら舷側3A,3Bを接続する船底外板9を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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