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公開番号2025068916
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2023179032
出願日2023-10-17
発明の名称埋め込み工法
出願人有限会社聖工業,有限会社南部技工,有限会社久保間
代理人個人
主分類E02D 5/80 20060101AFI20250422BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】設備を簡素化し、かつ、作業工数の増加を抑制することの可能な埋め込み工法を提供する。
【解決手段】対象場所へ埋め込み孔を形成する第1工程S1と、第1工程S1で対象場所に形成された埋め込み孔へ、筒形状の埋め込み部材、及び埋め込み部材の内部に配置され、かつ、埋め込み部材の長手方向の端部に接続された引っ張り部材を配置する第2工程S2と、第2工程S2で埋め込み孔へ配置された引っ張り部材を、埋め込み孔から抜け出す方向に作動させることにより、埋め込み部材に圧縮荷重を加えて、埋め込み部材の一部の箇所を半径方向で外側に向けて突出させる第3工程S3と、埋め込み部材の内部へ硬化材を注入し、かつ、硬化材を硬化させて、埋め込み部材を対象場所へ固定する第4工程S4と、を行う埋め込み工法を構成した。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
貫孔機を往復作動させることにより、対象場所へ埋め込み孔を形成する第1工程と、
前記第1工程に次いで行われ、前記埋め込み孔へ筒形状の埋め込み部材、及び前記埋め込み部材の内部に配置され、かつ、前記埋め込み部材の長手方向の端部に接続された引っ張り部材を配置する第2工程と、
前記第2工程に次いで行われ、前記埋め込み孔へ配置された前記引っ張り部材を、前記埋め込み孔から抜け出す方向に作動させることにより、前記埋め込み部材に圧縮荷重を加えて、前記埋め込み部材の一部の箇所を半径方向で外側に向けて突出させる第3工程と、
前記第3工程に次いで行われ、前記埋め込み部材の内部へ硬化材を注入し、かつ、前記硬化材を硬化させて、前記埋め込み部材を前記対象場所へ固定する第4工程と、
を行う埋め込み工法。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
請求項1記載の埋め込み工法であって、
前記第3工程は、牽引装置の作動力で前記引っ張り部材を前記埋め込み孔から抜け出す方向に作動させ、
前記第3工程は、前記埋め込み部材の一部の箇所を半径方向で外側に向けて突出させる場合の直径を、前記牽引装置の作動力、及び前記引っ張り部材を前記埋め込み孔から抜け出す方向に作動させる作動量に基づいて調整する、埋め込み工法。
【請求項3】
請求項1または2記載の埋め込み工法であって、
前記第1工程は、前記貫孔機を往復作動させることにより、前記対象場所の表面を覆う保護層へ挿入孔を形成し、かつ、前記対象場所へ前記埋め込み孔を形成し、
前記第4工程は、前記引っ張り部材が前記挿入孔及び前記埋め込み孔に配置された状態で、前記埋め込み部材の内部へ前記硬化材を注入する、埋め込み工法。
【請求項4】
請求項3記載の埋め込み工法であって、
前記第4工程に次いで前記引っ張り部材を前記埋め込み孔から抜け出す方向に引っ張り、かつ、固定要素を前記引っ張り部材に取り付けることにより、前記保護層を前記対象場所の表面へ固定する第5工程を更に行う、埋め込み工法。
【請求項5】
請求項3記載の埋め込み工法であって、
前記第1工程は、前記対象場所の一部を構成する法面に前記埋め込み孔を形成し、
前記第1工程は、前記埋め込み孔の中心線を鉛直線に対して傾斜させる、埋め込み工法。
【請求項6】
請求項1または2記載の埋め込み工法であって、
前記第1工程は、前記埋め込み孔の中心線を鉛直線に沿って配置させ、
前記第4工程は、前記引っ張り部材が前記埋め込み孔から除去された状態で、前記埋め込み部材の内部へ前記硬化材を注入する、埋め込み工法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、対象場所へ埋設物を埋め込むために行われる埋め込み工法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
対象場所へ埋設物を埋め込むために行われる埋め込み工法の一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1には、例えばグランドアンカー工法、斜面補強工、地中杭工法、橋脚部補強工法、トンネル切羽補強工、パイプルーフ工法、薬液注入工法等の地盤補強工法が記載されている。
【0003】
特許文献1に記載されている地盤補強工法は、先端部に削孔用ビットを有する削孔ロッドを、削孔機で回転駆動して地山(対象場所)を削孔する。特許文献1に記載されている地盤補強工法は、孔内に開口率20%以上の多孔管よりなる孔壁保持用ケーシング管(棒状埋設物)を挿入し、所定深さの削孔が形成されたところで、削孔内にケーシング管を残して削孔ロッドを削孔内から引き抜き回収する。その後、削孔内に固結材を注入してケーシング管内部及びその周囲の地盤内に浸透固化させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-167746号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願発明者は、特許文献1に記載されている埋め込み工法は、削孔機が大型であるため作業が面倒及び複雑である、という課題を認識した。
【0006】
本開示の目的は、設備を簡素化し、かつ、作業工数の増加を抑制することの可能な埋め込み工法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、貫孔機を往復作動させることにより、対象場所へ埋め込み孔を形成する第1工程と、前記第1工程に次いで行われ、前記埋め込み孔へ筒形状の埋め込み部材、及び前記埋め込み部材の内部に配置され、かつ、前記埋め込み部材の長手方向の端部に接続された引っ張り部材を配置する第2工程と、前記第2工程に次いで行われ、前記埋め込み孔へ配置された前記引っ張り部材を、前記埋め込み孔から抜け出す方向に作動させることにより、前記埋め込み部材に圧縮荷重を加えて、前記埋め込み部材の一部の箇所を半径方向で外側に向けて突出させる第3工程と、前記第3工程に次いで行われ、前記埋め込み部材の内部へ硬化材を注入し、かつ、前記硬化材を硬化させて、前記埋め込み部材を前記対象場所へ固定する第4工程と、を行う埋め込み工法である。
【発明の効果】
【0008】
本開示の埋め込み工法によれば、設備を簡素化し、かつ、作業工数の増加を抑制することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
(A),(B)は、埋め込み工法の第1具体例で行う第1工程を示す断面図である。
(A),(B)は、埋め込み工法で用いる鋼管及び引っ張り部材の構成を示す断面図である。
(A),(B)は、埋め込み工法の第1具体例で行う第2工程を示す断面図である。
埋め込み工法の第1具体例で行う第3工程を示す断面図である。
(A)は、埋め込み工法の第1具体例で行う第4工程を示す断面図、(B)は、埋め込み工法の第1具体例で行う第5工程を示す断面図である。
(A),(B)は、埋め込み工法の第2具体例で行う第11工程を示す断面図である。
(A),(B)は、埋め込み工法の第2具体例で行う第12工程を示す断面図である。
埋め込み工法の第2具体例で行う第13工程を示す断面図である。
埋め込み工法の第2具体例で行う第14工程を示す断面図である。
埋め込み工法の第1具体例及び第2具体例を包括して示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(概要)
本開示の埋め込み工法は、対象場所へ埋設物を埋め込むために行われる。対象場所は、土壌、地山、地盤、盛土、土砂、粘性土、砂質土、シルト、埋戻土である。対象場所の一例である地盤の強度を示す“N値”は、概ね5~15である。礫、岩石は、対象場所から除外される。埋め込み工法の実施形態は、図面に基づいて説明されている。埋め込み工法を説明するための全図では、同一構成及び同一要素に原則として同一の符号が付されている。
(【0011】以降は省略されています)

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