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公開番号
2025070358
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180605
出願日
2023-10-19
発明の名称
工事用設備および工事用設備の組立方法
出願人
大成建設株式会社
,
株式会社北川鉄工所
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
E01D
21/00 20060101AFI20250424BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】支持架台に設備ユニットを脱着するに際してクレーン車を必要としない工事用設備を提供する。
【解決手段】
支持架台1と、支持架台1に支持される吊持手段3とを備える工事用設備であって、支持架台1は、吊持手段3を昇降可能な昇降機構18を備えている。昇降機構18は、例えば、支持架台1の端部に設けられた支持軸18aを中心に上下方向に回動可能な回動フレーム18bを有し、回動フレーム18bは、吊持手段3を吊持可能である。回動フレーム18bは、支持架台1の外側に向かって張り出す第一ポジションと、回動フレーム18bに吊持された吊持手段3の少なくとも一部が支持架台1の上方に位置する第二ポジションとの間で回動可能である。
【選択図】図4B
特許請求の範囲
【請求項1】
支持架台と、
前記支持架台に支持される少なくとも一つの設備ユニットとを備える工事用設備であって、
前記支持架台は、前記設備ユニットを昇降可能な昇降機構を備えていることを特徴とする工事用設備。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記昇降機構は、前記支持架台の端部に設けられた支持軸を中心に上下方向に回動可能な回動フレームを有し、
前記回動フレームは、前記設備ユニットを吊持可能であることを特徴とする請求項1に記載の工事用設備。
【請求項3】
前記回動フレームは、前記支持架台の外側に向かって張り出す第一ポジションと、前記回動フレームに吊持された前記設備ユニットの少なくとも一部が前記支持架台の上方に位置する第二ポジションとの間で回動可能であることを特徴とする請求項2に記載の工事用設備。
【請求項4】
前記回動フレームは、左右一対のアームと、前記両アームを繋ぐ支持梁とを有し、前記支持梁に接続されたスリングを介して前記設備ユニットを吊持可能であることを特徴とする請求項2に記載の工事用設備。
【請求項5】
昇降機構を備えた支持架台を設置する架台設置工程と、
前記支持架台の近傍に搬入された設備ユニットを、前記昇降機構を用いて前記支持架台上に移動させる設備ユニット移動工程と、
前記設備ユニットを前記支持架台に取り付ける設備取付工程と、を備えることを特徴とする工事用設備の組立方法。
【請求項6】
昇降機構を備える支持架台を設置する架台設置工程と、
前記支持架台の内部に配置された設備ユニットを、前記支持架台の外部に引き出す設備ユニット引出工程と、
前記設備ユニットを、前記昇降機構を用いて前記支持架台上に移動させる設備ユニット移動工程と、
前記設備ユニットを前記支持架台に取り付ける設備取付工程と、を備えることを特徴とする工事用設備の組立方法。
【請求項7】
第一架台ユニットおよび第二架台ユニットを搬入する第一搬入工程と、
前記第一架台ユニットの一端に前記第二架台ユニットの一端を連結してなる支持架台を所定位置に設置する架台設置工程と、
前記支持架台に取り付けられる設備ユニットを搬入する第二搬入工程と、
前記設備ユニットを、前記第二架台ユニットの他端側に設けられた昇降機構を用いて前記支持架台上に移動させる設備ユニット移動工程と、
前記設備ユニットを前記支持架台に取り付ける設備取付工程と、を備えることを特徴とする工事用設備の組立方法。
【請求項8】
前記第一搬入工程は、
前記第一架台ユニットを積載した先着運搬車両を準備エリアに入場させるとともに、前記準備エリアに隣接する作業エリアに向けて後進させ、前記準備エリアまたは前記作業エリアに前記先着運搬車両を停車させるステップと、
前記先着運搬車両から前記第一架台ユニットを降ろすステップと、
前記先着運搬車両を前記準備エリアから退場させるステップと、
前記第二架台ユニットを積載した後着運搬車両を前記準備エリアに入場させるとともに、前記第一架台ユニットに向けて後進させ、前記後着運搬車両の後方に前記第一架台ユニットが位置するように前記後着運搬車両を停車させるステップと、
前記後着運搬車両から前記第二架台ユニットを降ろすステップと、
前記後着運搬車両を前記準備エリアから退場させるステップとを有し、
前記第二搬入工程は、前記設備ユニットを積載した設備運搬車両を前記準備エリアに入場させるとともに、前記支持架台に向けて後進させ、前記設備運搬車両上の前記設備ユニットが前記昇降機構の下方に位置するように前記設備運搬車両を停車させるステップを有する、ことを特徴とする請求項7に記載の工事用設備の組立方法。
【請求項9】
前記第一搬入工程は、
前記第二架台ユニットを積載した先着運搬車両を準備エリアに入場させ、前記準備エリアに隣接する作業エリアが前記先着運搬車両の前方に位置するように前記先着運搬車両を停車させるステップと、
前記先着運搬車両から前記第二架台ユニットを降ろすステップと、
前記先着運搬車両を前記準備エリアから退場させるステップと、
前記第一架台ユニットを積載した後着運搬車両を前記準備エリアに入場させ、前記後着運搬車両の前方に前記作業エリアが位置し、かつ、前記後着運搬車両の後方に前記第二架台ユニットが位置するように前記後着運搬車両を停車させるステップと、
前記後着運搬車両から前記第一架台ユニットを降ろすステップと、
前記後着運搬車両を前記準備エリアから退場させるステップとを有し、
前記架台設置工程は、前記支持架台を前記作業エリアに向けて移動させるステップを有し、
前記第二搬入工程は、設備ユニットを積載した設備運搬車両を前記準備エリアに入場させるとともに、前記支持架台に向けて前進させ、前記設備運搬車両上の前記設備ユニットが前記昇降機構の下方に位置するように前記設備運搬車両を停車させるステップを有する、ことを特徴とする請求項7に記載の工事用設備の組立方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、工事用設備および工事用設備の組立方法に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば道路橋等における床版取替工事では、既設床版を搬出する作業や新設床版を搬入し設置する作業を繰り返し行う必要がある。このような作業は、クレーン車を用いて行うことができるが、作業時におけるアウトリガーの張出幅員制限や空頭制限等によって最適なクレーン車を使用できない場合には、床版を搬送可能な搬送装置を作業エリアに設置する場合もある。
クレーン車に代わる搬送装置として、特許文献1~3には、作業エリアの上方に横架されるレールと、当該レールに沿って横行可能なチェーンブロック(巻上機)とを備えるものが開示されている。特許文献1~3の搬送装置では、巻上機によって床版を吊り上げ、そのまま横行させることで、床版を移動させている。
また、特許文献3には、搬送装置の一部をなす設備をトレーラで現場に搬入し、設備に備わる四つの脚を荷台側方の床版まで延出することで、床版上に自立させる技術が開示されている。この技術であれば、設備を荷台から吊り下ろすクレーンが不要になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-300688号公報
特開2004-300689号公報
特開2022-169347号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
トレーラの荷台に工事用設備を積載した状態でトレーラの積載高さ制限を超える場合や、工事用設備の重量がトレーラの最大積載荷重を超える場合には、工事用設備を支持架台と設備ユニットとに分けて搬入あるいは搬出する場合があるが、支持架台に設備ユニットを脱着する作業にクレーン車が必要となるため、作業コストが嵩む虞がある。
このような観点から、本発明は、支持架台に設備ユニットを脱着するに際してクレーン車を必要としない工事用設備および工事用設備の組立方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る工事用設備は、支持架台と、前記支持架台に支持される少なくとも一つの設備ユニットとを備える工事用設備であって、前記支持架台は、前記設備ユニットを昇降可能な昇降機構を備えている。
前記昇降機構は、例えば、前記支持架台の端部に設けられた支持軸を中心に上下方向に回動可能な回動フレームを有し、前記回動フレームは、前記設備ユニットを吊持可能である。
本発明によれば、支持架台に支持される設備ユニットを当該支持架台に備わる昇降機構によって昇降させることができるので、クレーン車を使用せずに設備ユニットを支持架台に取り付けることができる。
【0006】
前記回動フレームは、前記支持架台の外側に向かって張り出す第一ポジションと、前記回動フレームに吊持された前記設備ユニットの少なくとも一部が前記支持架台の上方に位置する第二ポジションとの間で回動可能であることが好ましい。
このようにすると、支持架台に上載される設備ユニットを、クレーン車を使用せずに支持架台に取り付けることができる。
前記回動フレームは、左右一対のアームと、前記両アームを繋ぐ支持梁とを有し、前記支持梁に接続されたスリングを介して前記設備ユニットを吊持可能であることが好ましい。
このようにすると、左右のアームの間で設備ユニットを吊持できるので、アームを長尺にせずとも支持軸よりも高い位置まで設備ユニットを上昇させることができる。
【0007】
本発明に係る第一の工事用設備の組立方法は、昇降機構を備えた支持架台を設置する架台設置工程と、前記支持架台の近傍に搬入された設備ユニットを、前記昇降機構を用いて前記支持架台上に移動させる設備ユニット移動工程と、前記設備ユニットを前記支持架台に取り付ける設備取付工程と、を備える。
本発明に係る第二の工事用設備の組立方法は、昇降機構を備える支持架台を設置する架台設置工程と、前記支持架台の内部に配置された設備ユニットを、前記支持架台の外部に引き出す設備ユニット引出工程と、前記設備ユニットを、前記昇降機構を用いて前記支持架台上に移動させる設備ユニット移動工程と、前記設備ユニットを前記支持架台に取り付ける設備取付工程と、を備える。
【0008】
本発明に係る第三の工事用設備の組立方法は、第一架台ユニットおよび第二架台ユニットを搬入する第一搬入工程と、前記第一架台ユニットの一端に前記第二架台ユニットの一端を連結してなる支持架台を所定位置に設置する架台設置工程と、前記支持架台に取り付けられる設備ユニットを搬入する第二搬入工程と、前記設備ユニットを、前記第二架台ユニットの他端側に設けられた昇降機構を用いて前記支持架台上に移動させる設備ユニット移動工程と、前記設備ユニットを前記支持架台に取り付ける設備取付工程と、を備える。
本発明に係る工事用設備の組立方法によれば、支持架台に備わる昇降機構を利用して設備ユニットを支持架台に取り付けるので、クレーン車を使用することなく、工事用設備を組み立てることができる。
【0009】
工事用設備を構成する支持架台や設備ユニットを運搬車両に積載して作業エリアに搬入するにあたり、作業エリアの前方に運搬車両の出入口が設けられる場合には、本発明に係る第三の工事用設備の組立方法において、前記第一搬入工程は、前記第一架台ユニットを積載した先着運搬車両を準備エリアに入場させるとともに、前記準備エリアに隣接する作業エリアに向けて後進させ、前記準備エリアまたは前記作業エリアに前記先着運搬車両を停車させるステップと、前記先着運搬車両から前記第一架台ユニットを降ろすステップと、前記先着運搬車両を前記準備エリアから退場させるステップと、前記第二架台ユニットを積載した後着運搬車両を前記準備エリアに入場させるとともに、前記第一架台ユニットに向けて後進させ、前記後着運搬車両の後方に前記第一架台ユニットが位置するように前記後着運搬車両を停車させるステップと、前記後着運搬車両から前記第二架台ユニットを降ろすステップと、前記後着運搬車両を前記準備エリアから退場させるステップとを有することが好ましい。
また、前記第二搬入工程は、前記設備ユニットを積載した設備運搬車両を前記準備エリアに入場させるとともに、前記支持架台に向けて後進させ、前記設備運搬車両上の前記設備ユニットが前記昇降機構の下方に位置するように前記設備運搬車両を停車させるステップを有することが好ましい。
このようにすると、車線規制を行いながら既設道路橋の床版更新工事を実施する場合など、運搬車両を転回させるスペースが確保できない場合でも、架台ユニットや設備ユニットをスムーズに搬入することができる。
【0010】
作業エリアの後方に運搬車両の出入口が設けられる場合には、本発明に係る第三の工事用設備の組立方法において、前記第一搬入工程は、前記第二架台ユニットを積載した先着運搬車両を準備エリアに入場させ、前記準備エリアに隣接する作業エリアが前記先着運搬車両の前方に位置するように前記先着運搬車両を停車させるステップと、前記先着運搬車両から前記第二架台ユニットを降ろすステップと、前記先着運搬車両を前記準備エリアから退場させるステップと、前記第一架台ユニットを積載した後着運搬車両を前記準備エリアに入場させ、前記後着運搬車両の前方に前記作業エリアが位置し、かつ、前記後着運搬車両の後方に前記第二架台ユニットが位置するように前記後着運搬車両を停車させるステップと、前記後着運搬車両から前記第一架台ユニットを降ろすステップと、前記後着運搬車両を前記準備エリアから退場させるステップとを有することが好ましい。
前記架台設置工程は、前記支持架台を前記作業エリアに向けて移動させるステップを有し、前記第二搬入工程は、設備ユニットを積載した設備運搬車両を前記準備エリアに入場させるとともに、前記支持架台に向けて前進させ、前記設備運搬車両上の前記設備ユニットが前記昇降機構の下方に位置するように前記設備運搬車両を停車させるステップを有することが好ましい。
このようにすると、車線規制を行いながら既設道路橋の床版更新工事を実施する場合など、運搬車両を転回させるスペースが確保できない場合でも、架台ユニットや設備ユニットをスムーズに搬入することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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