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公開番号
2025070628
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023181096
出願日
2023-10-20
発明の名称
判定装置、選択装置、判定システム、判定方法、選択方法及びプログラム
出願人
国立大学法人 筑波大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61B
5/16 20060101AFI20250424BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】多人数による協働活動時にその活動おける絆やチームワークを判定する。
【解決手段】判定装置は、受信部と、判定部とを備える。受信部は、協働活動を行う集団に属する複数の測定対象者それぞれを測定して得られた生理的信号又は非言語信号の時系列の計測値を受信する。判定部は、複数の測定対象者の時系列の計測値を用いて集団における計測値の変化の同期レベルを算出し、算出した同期レベルに基づいて協働活動におけるチームワーク又は心理的絆の強さを判定する。
【選択図】図19
特許請求の範囲
【請求項1】
協働活動を行う集団に属する複数の測定対象者それぞれを測定して得られた生理的信号又は非言語信号の時系列の計測値を受信する受信部と、
複数の前記測定対象者の時系列の前記計測値を用いて前記集団における前記計測値の変化の同期レベルを算出し、算出した前記同期レベルに基づいて前記協働活動におけるチームワーク又は心理的絆の強さを判定する判定部と、
を備える判定装置。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
前記判定部が判定したチームワーク又は心理的絆の強さを、視覚、聴覚又は触覚のうち一以上を用いて知覚できるように出力するフィードバック部をさらに備える、
請求項1に記載の判定装置。
【請求項3】
前記判定部が判定したチームワーク又は心理的絆の強さに応じて、前記協働活動におけるチームワーク又は心理的絆を調整するための視覚、聴覚、触覚、嗅覚又は味覚による刺激を前記測定対象者に対して与えるよう制御するフィードバック部をさらに備える、
請求項1に記載の判定装置。
【請求項4】
前記生理的信号は、心拍数、精神性発汗、表面体温、瞳孔径、血液成分又は唾液成分であり、
前記非言語信号は、表情、姿勢、ジェスチャー動作、呼吸又は発声音量である、
請求項1に記載の判定装置。
【請求項5】
協働活動を行う集団に属する複数の測定対象者それぞれから得られた複数種類の生理的信号又は非言語信号の時系列の計測値と、前記協働活動におけるチームワーク又は心理的絆を定量的に表す評価値とを記憶する記憶部と、
複数種類の生理的信号又は非言語信号毎に、複数の前記測定対象者の時系列の前記計測値を用いて前記集団における前記計測値の変化の同期レベルを算出し、算出した前記同期レベルと前記評価値との相関の強さに基づいて前記協働活動におけるチームワーク又は心理的絆の強さの判定に用いる生理的信号又は非言語信号の種類を選択する選択部と、
を備える選択装置。
【請求項6】
協働活動を行う集団に属する複数の測定対象者それぞれから得られた複数種類の生理的信号又は非言語信号の時系列の計測値と、前記協働活動におけるチームワーク又は心理的絆を定量的に表す評価値とを記憶する記憶部と、
複数種類の生理的信号又は非言語信号毎に、複数の前記測定対象者の時系列の前記計測値を用いて前記集団における前記計測値の変化の同期レベルを算出し、算出した前記同期レベルと前記評価値との相関の強さに基づいて前記協働活動におけるチームワーク又は心理的絆の強さの判定に用いる生理的信号又は非言語信号の種類を選択する選択部と、
協働活動を行う判定対象集団に属する複数の測定対象者それぞれを測定して得られた、選択された前記種類の生理的信号又は非言語信号の時系列の計測値を受信する受信部と、
前記受信部が受信した複数の前記測定対象者の時系列の前記計測値を用いて前記判定対象集団における前記計測値の変化の同期レベルを算出し、算出した前記同期レベルに基づいて前記判定対象集団の協働活動におけるチームワーク又は心理的絆の強さを判定する判定部と、
を備える判定システム。
【請求項7】
協働活動を行う集団に属する複数の測定対象者それぞれを測定して得られた生理的信号又は非言語信号の時系列の計測値を受信する受信ステップと、
複数の前記測定対象者の時系列の前記計測値を用いて前記集団における前記計測値の変化の同期レベルを算出し、算出した前記同期レベルに基づいて前記協働活動におけるチームワーク又は心理的絆の強さを判定する判定ステップと、
を有する判定方法。
【請求項8】
協働活動を行う集団に属する複数の測定対象者それぞれから得られた複数種類の生理的信号又は非言語信号の時系列の計測値と、前記協働活動におけるチームワーク又は心理的絆を定量的に表す評価値とを取得する取得ステップと、
複数種類の生理的信号又は非言語信号毎に、複数の前記測定対象者の時系列の前記計測値を用いて前記集団における前記計測値の変化の同期レベルを算出し、算出した前記同期レベルと前記評価値との相関の強さに基づいて前記協働活動におけるチームワーク又は心理的絆の強さの判定に用いる生理的信号又は非言語信号の種類を選択する選択ステップと、
を有する選択方法。
【請求項9】
協働活動を行う集団に属する複数の測定対象者それぞれから得られた複数種類の生理的信号又は非言語信号の時系列の計測値と、前記協働活動におけるチームワーク又は心理的絆を定量的に表す評価値とを受信する受信ステップと、
複数種類の生理的信号又は非言語信号毎に、複数の前記測定対象者の時系列の前記計測値を用いて前記集団における前記計測値の変化の同期レベルを算出し、算出した前記同期レベルと前記評価値との相関の強さに基づいて前記協働活動におけるチームワーク又は心理的絆の強さの判定に用いる生理的信号又は非言語信号の種類を選択する選択ステップと、
協働活動を行う判定対象集団に属する複数の測定対象者それぞれを測定して得られた、選択された前記種類の生理的信号又は非言語信号の時系列の計測値を受信する受信ステップと、
前記受信ステップにおいて受信された複数の前記測定対象者の時系列の前記計測値を用いて前記判定対象集団における前記計測値の変化の同期レベルを算出し、算出した前記同期レベルに基づいて前記判定対象集団の協働活動におけるチームワーク又は心理的絆の強さを判定する判定ステップと、
を有する判定方法。
【請求項10】
コンピュータを、
請求項1に記載の判定装置として機能させるためのプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、判定装置、選択装置、判定システム、判定方法、選択方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
人間は、常に他者と身体的・知的に協働し、共通の夢や目標を達成することによって個体と種を保存し、経済、科学、農業、教育、スポーツを含む人間ならではの活動をも具現化する社会的動物である。従来、二者間の発話の量やタイミングの同期により、対話の同調性を検出する技術がある(例えば、特許文献1参照)。一方で、個人内の呼吸、血圧、心拍変動等の生理指標間の同期からストレスを検出し、特定判定用特徴量の音によりフィードバックとストレス緩和を促す技術がある(例えば、特許文献2参照)。また、個人の生理情報に基づいて、音楽等の刺激により個人の気分を改善する技術がある(例えば、特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-52049号公報
特許第4410234号公報
特許第4378957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
人間の自他協働活動時のチームワークや心理的絆(以下、絆とも記載する。)は、これまで質問紙やチームパフォーマンスにより事後評価することしかできなかった。そのため、多人数による協働活動中に即時にチームワークの良さや絆の強さのレベルを得ることは困難であった。従って、リアルタイムに、チームワークや絆のレベルを可視化してフィードバックしたり、チームパフォーマンスの調整や強化を行ったりすることは出来なかった。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、多人数による協働活動時にその活動おけるチームワークや心理的絆を判定することを可能にする技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、協働活動を行う集団に属する複数の測定対象者それぞれを測定して得られた生理的信号又は非言語信号の時系列の計測値を受信する受信部と、複数の前記測定対象者の時系列の前記計測値を用いて前記集団における前記計測値の変化の同期レベルを算出し、算出した前記同期レベルに基づいて前記協働活動におけるチームワーク又は心理的絆の強さを判定する判定部と、を備える判定装置である。
【0007】
本発明の一態様は、上述の判定装置であって、前記判定部が判定したチームワーク又は心理的絆の強さを、視覚、聴覚又は触覚のうち一以上を用いて知覚できるように出力するフィードバック部をさらに備える。
【0008】
本発明の一態様は、上述の判定装置であって、前記判定部が判定したチームワーク又は心理的絆の強さに応じて、前記協働活動におけるチームワーク又は心理的絆を調整するための視覚、聴覚、触覚、嗅覚又は味覚による刺激を前記測定対象者に対して与えるよう制御するフィードバック部をさらに備える。
【0009】
本発明の一態様は、上述の判定装置であって、前記生理的信号は、心拍数、精神性発汗、表面体温、瞳孔径、血液成分又は唾液成分であり、前記非言語信号は、表情、姿勢、ジェスチャー動作、呼吸又は発声音量である。
【0010】
本発明の一態様は、協働活動を行う集団に属する複数の測定対象者それぞれから得られた複数種類の生理的信号又は非言語信号の時系列の計測値と、前記協働活動におけるチームワーク又は心理的絆を定量的に表す評価値とを記憶する記憶部と、複数種類の生理的信号又は非言語信号毎に、複数の前記測定対象者の時系列の前記計測値を用いて前記集団における前記計測値の変化の同期レベルを算出し、算出した前記同期レベルと前記評価値との相関の強さに基づいて前記協働活動におけるチームワーク又は心理的絆の強さの判定に用いる生理的信号又は非言語信号の種類を選択する選択部と、を備える選択装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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