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公開番号
2025071026
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2024181813
出願日
2024-10-17
発明の名称
保護カバーによって保持された電子デバイスを有する分配弁を設けられた流体容器
出願人
レール・リキード-ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
F17C
13/04 20060101AFI20250424BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】流体分配弁の本体上に電子デバイス及び保護カバーを簡単に設置することを可能にする。
【解決手段】加圧流体容器、特にガスシリンダであって、流体分配弁10と、また弁本体11の端部フィッティングハウジング中に収容されるように構成された端部フィッティング25を備えるケーシングを備える電子デバイス20とを装着された容器本体を備える、加圧流体容器に関する。保護カバーは、弁本体の周囲に配置される。ケーシング21の周縁壁21.1は、その端部フィッティング25が弁本体11の端部フィッティングハウジング中に収容されるときに、電子デバイス20をカバーに固定された状態に保つために、カバーの開口部の周縁部に対して成形される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
加圧流体容器(30)、特にガスシリンダであって、加圧流体を保持するための内部体積部を有し、流体分配弁(10)が装備された容器本体(31)を備え、前記加圧流体容器(30)が、
-外向きに開口する端部フィッティングハウジング(15)を備える弁本体(11)と、
-前記弁本体(11)の前記端部フィッティングハウジング(15)中に収容されるように構成された端部フィッティング(25)を備えるケーシング(21)を備える電子デバイス(20)と、
-前記弁本体(11)の周囲に配置され、前記電子デバイス(20)の前記ケーシング(21)を囲む周縁部(43)を備える開口部(42)を備える保護カバー(40)と
を備え、前記電子デバイス(20)の前記ケーシング(21)の周縁壁(21.1)の少なくとも一部は、前記ケーシング(21)の前記端部フィッティング(25)が前記弁本体(11)の前記端部フィッティングハウジング(15)中に収容されるときに、前記電子デバイス(20)を前記保護カバー(40)に固定された状態に保つために、前記保護カバー(40)の前記開口部(42)の前記周縁部(43)の少なくとも一部と協働するように成形されている、加圧流体容器(30)において、
前記電子デバイス(20)の前記ケーシング(21)の前記周縁壁(21.1)は、少なくとも1つの周縁溝(24)を備え、前記保護カバー(40)の前記開口部(42)の前記周縁部(43)は、少なくとも1つの肩部(44)を備えるか、又はその逆であり、即ち、前記電子デバイス(20)の前記ケーシング(21)の前記周縁壁(21.1)が、少なくとも1つの肩部を備え、前記保護カバー(40)の前記開口部の(42)の前記周縁部(43)が、少なくとも1つの周縁溝を備え、前記肩部(44)は、前記電子デバイス(20)が前記保護カバー(40)に固定されることを確実にするために前記周縁溝(24)中に挿入されていることを特徴とする、加圧流体容器。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記電子デバイス(20)の前記ケーシング(21)の前記周縁壁(21.1)と前記保護カバー(40)の前記開口部(42)の前記周縁部(43)は、前記電子デバイス(20)が前記保護カバー(40)に固定されることを可能にする一致する形状を有するように成形されていることを特徴とする、請求項1に記載の加圧流体容器。
【請求項3】
少なくとも1つの前記周縁溝(24)は、前記電子デバイス(20)の前記ケーシング(21)の前記周縁壁(21.1)の外周の少なくとも一部上に配置され、及び/又は少なくとも1つの前記肩部(44)は、前記保護カバー(40)の前記開口部(42)の前記周縁部(43)の内周の少なくとも一部上に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の加圧流体容器。
【請求項4】
-前記ケーシング(21)の前記端部フィッティング(25)は、第1の略円筒形の形状を取り、外部ねじ山を欠いており、及び/又は、
-前記弁本体(11)の前記端部フィッティングハウジング(15)は、第2の略円筒形の形状を取り、内部タッピングを欠いている
ことを特徴とする、請求項1に記載の加圧流体容器。
【請求項5】
前記ケーシング(21)の前記端部フィッティング(25)の前記第1の略円筒形の形状と、前記弁本体(11)の前記端部フィッティングハウジング(15)の前記第2の略円筒形の形状とは、互いに一致することを特徴とする、請求項1に記載の加圧流体容器。
【請求項6】
前記電子デバイス(20)の前記ケーシング(21)の前記周縁壁(21.1)は、正方形又は矩形の外周縁を有し、前記保護カバー(40)の前記開口部(42)は、正方形又は矩形の内周縁を有し、前記ケーシング(21)の前記外周縁は、前記保護カバー(40)の前記開口部(42)の前記内周縁と一致することを特徴とする、請求項1に記載の加圧流体容器。
【請求項7】
前記電子デバイス(20)の前記ケーシング(21)の前記周縁壁の少なくとも一部と、前記保護カバー(40)の前記開口部(42)の前記周縁部(43)の少なくとも一部との間の協働のみによって、前記電子デバイス(20)は、前記弁本体(11)に固定された状態に保たれ、前記ケーシング(21)の前記端部フィッティング(25)は、前記弁本体(11)の前記端部フィッティングハウジング(15)中に収容された状態に保たれることを特徴とする、請求項1に記載の加圧流体容器。
【請求項8】
前記電子デバイス(20)の前記ケーシング(21)は、少なくとも1つのマイクロプロセッサを有するデータ処理手段を備えることを特徴とする、請求項1に記載の加圧流体容器。
【請求項9】
前記弁本体(11)の前記端部フィッティングハウジング(15)は、閉じられた基部を有することを特徴とする、請求項1に記載の加圧流体容器。
【請求項10】
前記加圧流体容器(30)は、酸素、空気、又はAr/O
2
、N
2
O/O
2
、NO/N
2
、若しくはHe/O
2
ガス状混合物の中から選択されたガス又はガス状混合物をその内部体積部中に含むことを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項に記載の加圧流体容器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体分配弁に締結されていない電子デバイスを装着された流体分配弁を装着された加圧流体容器、好ましくはガス容器、特に加圧ガスシリンダに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
酸素、NO/N
2
、N
2
O/O
2
、He/O
2
混合物などの医療用流体若しくはガス、医療用空気、又は同様のものは、加圧ガス容器、特にガスシリンダ又はキャニスタ中に詰められ、加圧ガス容器は、調節可能なガス流量を提供するために使用される、統合圧力調整システム(IPR)を有する又は有しない、弁とも呼ばれる分配タップを装着される。
【0003】
分配弁には、EP-A-2918892、EP-A-3421866、US-A-2015/048955、US-A-6085598、EP-A-3067665、又はDE-A-3809142に教示されているように、特にガスが引き出される間に、即ち、容器が(ほぼ)空になる前の動作持続時間に、容器中の残留ガス圧力又はガス自律性を表示するためのデジタルディスプレイを有する電子デバイスを装着することができる。
【0004】
分配弁及びその壊れやすい機器、特に、デジタルディスプレイを有する電子デバイスを衝撃、落下、汚れ、等から保護するために、「キャップ」とも呼ばれる剛性保護カバーが、ガスシリンダに装着された分配弁の周囲に通常配置される。
【0005】
電子デバイスは、一般に、電子基板によって支持された1つ以上の(マイクロ)プロセッサと、ガス流量、ガス圧力、自律性、ガス体積、又は任意の他のパラメータなど、使用者に有用な1つ以上のパラメータを計算及び/又は表示するための表示画面とを含むケーシングを備える。圧力測定手段、特に、圧力センサ又は組み合わせられた圧力及び温度センサもまた提供され、それらは、その中で計算的に処理された圧力測定値を電子基板、特に(マイクロ)プロセッサに送るために、電子基板に接続される。
【0006】
圧力測定を実施することを可能にするために、電子デバイスの圧力センサは、EP-A-3421866に説明されているように、弁の内部ガス回路に流体接続され、弁は、容器の内部体積部に流体接続され、典型的には、電子デバイスを弁に締結するために使用される接続端部フィッティングを通過する内部チャネル又は「分岐」を介して、圧力及び温度測定を必要とするガスを伝達する。
【0007】
言い換えれば、電子デバイスは、一般に、弁本体のタップ加工された凹部中にそのねじ山加工された端部フィッティングをねじ込むことによって、又は弁本体中に及び電子デバイスの端部フィッティングの側壁中に設けられたハウジング中に挿入されたキー若しくはピンを使用して、又は共にこれらの要素を固定するための任意の他の締結システムを使用して、その端部フィッティングが弁の内部ガス回路によって伝達される高圧を受けると仮定すると、弁が受ける圧応力にもかかわらず電子デバイスを弁上の適切な位置に堅く保持することによって、弁本体にしっかりと締結される。そのような弁の締結の例は、EP3421866及びEP3377811に提供されている。
【0008】
電子デバイスがケーシングの端部フィッティングを介して弁本体に締結され、保護カバーは、弁の周囲に配置され、電子デバイスのケーシングは、外側から見ることができるように、即ち、電子デバイスがその表示画面上に提供する情報を使用者が読むことができるように、カバー中に設けられた開口部中に位置付けられる。電子デバイスのカバーの開口部中に収容されたそのような電子デバイスを有する弁の例は、EP3002498、EP4027051、EP4056962、EP4071399、EP4071400、FR3018580、及びWO2023/156960を含む。
【0009】
しかしながら、実際には、弁本体のタップ加工された凹部中にそのねじ山加工された端部フィッティングをねじ込むことによって、又は弁本体中に及び電子デバイスの端部フィッティングの側壁中に設けられたハウジング中に挿入されたキー又はピンを使用して、又は同様のことによって、電子デバイスを弁本体に締結することは、欠点を有することが分かっている。
【0010】
第1に、これらのタイプの締結具は、弁本体及び電子デバイスの端部フィッティングの追加の機械加工、例えば、ハウジングのタップ加工及び端部フィッティングのねじ山加工を必要とするか、又はキー若しくはピンを収容するために弁本体及び端部フィッティングの追加の穿設、若しくは同様のものさえも必要とする。
(【0011】以降は省略されています)
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