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公開番号
2025071983
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2023182444
出願日
2023-10-24
発明の名称
汚濁負荷監視システム及び汚濁負荷の把握方法
出願人
株式会社西原ネオ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C02F
3/12 20230101AFI20250430BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】曝気槽に流入する流入水のBOD換算値(汚濁負荷情報)を自動的に取得し、これをモニタリングすることが可能な、汚濁負荷監視システムの提供。
【解決手段】曝気槽25を備える排水処理施設2における汚濁負荷情報を取得する監視システムであって、曝気槽25への流入水である曝気槽流入水の濁度を測定する濁度計と、曝気槽流入水の導電率を測定する導電率計と、前記濁度計及び前記導電率計の測定値に基づいて、BOD換算値を算出する演算装置11と、を備え、前記BOD換算値が所定値を超えていた場合に、警報情報を出力(情報処理装置4に送信)する、汚濁負荷遠隔監視システム1。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
曝気槽を備える排水処理施設における汚濁負荷情報を取得する監視システムであって、
前記曝気槽への流入水である曝気槽流入水の濁度を測定する濁度計と、
前記曝気槽流入水の導電率を測定する導電率計と、
前記濁度計及び前記導電率計の測定値に基づいて、BOD換算値を算出する演算装置と、
を備える、汚濁負荷監視システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記BOD換算値が所定値を超えていた場合に、警報情報を出力する、請求項1に記載の汚濁負荷監視システム。
【請求項3】
前記濁度計及び前記導電率計の測定値とCODと間の相関情報である第1相関情報と、CODとBODと間の相関情報である第2相関情報が、それぞれ予め設定されており、
前記濁度計及び前記導電率計の測定値に基づいて、前記第1相関情報を使用してCOD換算値を算出し、
前記COD換算値に基づいて、前記第2相関情報を使用して前記BOD換算値を算出する、請求項1に記載の汚濁負荷監視システム。
【請求項4】
前記第1相関情報が重回帰式であり、第1の重回帰式と、第2の重回帰式を有し、
前記濁度計及び前記導電率計の測定値に基づいて、前記第1の重回帰式を使用して算出した前記COD換算値が、閾値以上であった場合には、前記濁度計及び前記導電率計の測定値に基づいて前記第2の重回帰式を使用して前記COD換算値を再度算出する、請求項3に記載の汚濁負荷監視システム。
【請求項5】
前記濁度計の測定値が所定値を超えている場合、又は、前記濁度計の測定値が所定時間内に所定値以上の変化をしている場合には、当該測定値を使用しない、請求項1に記載の汚濁負荷監視システム。
【請求項6】
前記曝気槽内の混合液の酸素利用速度(Rr)を自動測定するRr自動測定装置であって、
サンプリング槽と、
前記曝気槽内の混合液を前記サンプリング槽に流入させる流入手段と、
前記サンプリング槽に設けられた曝気手段と、
前記サンプリング槽に設けられた溶存酸素濃度計と、
を備え、
前記サンプリング槽に採取した前記混合液に前記曝気手段による曝気を行い、その後曝気を停止させて、前記溶存酸素濃度計によりDO値を測定し、当該測定したDO値に基づいて酸素利用速度(Rr)を測定するRr自動測定装置を備える、請求項1から5の何れかに記載の汚濁負荷監視システム。
【請求項7】
前記曝気槽内の混合液の活性汚泥沈殿率(SV)を自動測定するSV自動測定装置であって、
透明容器からなるサンプリング槽と、
前記曝気槽内の混合液を前記サンプリング槽に流入させる流入手段と、
前記サンプリング槽を撮影するカメラと、
を備え、
前記サンプリング槽に採取した前記混合液を所定時間静置した後に、前記カメラによって静置された前記混合液を収容している前記サンプリング槽を撮影するSV自動測定装置を備える、請求項1から5の何れかに記載の汚濁負荷監視システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、活性汚泥法の曝気槽を備える排水処理施設における汚濁負荷情報を取得する汚濁負荷監視システム及び汚濁負荷の把握方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
各種の処理施設等においては、その運転状況等をモニタリングすること等が行われている。
これに関する技術として、特許文献1には、水処理プラントの運転状態を示す少なくとも2項目以上のデータに基づいて水処理プラントの運転を管理する水処理プラントの運転管理装置に関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-250805号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
排水処理施設における運転状況を適切なものとするための情報の一つとして、処理水の水質の変動を示す汚濁負荷情報が挙げられる。汚濁負荷(有機物の量)がどの程度であるかを把握することで、より適切な運転条件を定めることができるものである。
曝気槽を備える排水処理施設においては、曝気槽に流入する流入水のBOD(Biochemical Oxygen Demand、生物化学的酸素要求量)が、汚濁負荷情報として用いられる。しかしながら、BODの測定は、一定期間(BOD
5
であれば5日間)サンプル水を恒温槽で温度管理して、その前後の酸素量を測定し、消費された酸素量を算出するものであり、従来、サンプル水を取得して分析機関で測定しているものであるため、リアルタイムで測定することが難しく、例えば時間ごとの変動を捉えて解析すること等が難しいものであった。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑み、曝気槽に流入する流入水のBOD換算値(汚濁負荷情報)を自動的に取得し、これをモニタリングすることが可能な、汚濁負荷監視システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(構成1)
曝気槽を備える排水処理施設における汚濁負荷情報を取得する監視システムであって、前記曝気槽への流入水である曝気槽流入水の濁度を測定する濁度計と、前記曝気槽流入水の導電率を測定する導電率計と、前記濁度計及び前記導電率計の測定値に基づいて、BOD換算値を算出する演算装置と、を備える、汚濁負荷監視システム。
【0007】
(構成2)
前記BOD換算値が所定値を超えていた場合に、警報情報を出力する、構成1に記載の汚濁負荷監視システム。
【0008】
(構成3)
前記濁度計及び前記導電率計の測定値とCODと間の相関情報である第1相関情報と、CODとBODと間の相関情報である第2相関情報が、それぞれ予め設定されており、前記濁度計及び前記導電率計の測定値に基づいて、前記第1相関情報を使用してCOD換算値を算出し、前記COD換算値に基づいて、前記第2相関情報を使用して前記BOD換算値を算出する、構成1又は2に記載の汚濁負荷監視システム。
【0009】
(構成4)
前記第1相関情報が重回帰式であり、第1の重回帰式と、第2の重回帰式を有し、前記濁度計及び前記導電率計の測定値に基づいて、前記第1の重回帰式を使用して算出した前記COD換算値が、閾値以上であった場合には、前記濁度計及び前記導電率計の測定値に基づいて前記第2の重回帰式を使用して前記COD換算値を再度算出する、構成3に記載の汚濁負荷監視システム。
【0010】
(構成5)
前記濁度計の測定値が所定値を超えている場合、又は、前記濁度計の測定値が所定時間内に所定値以上の変化をしている場合には、当該測定値を使用しない、構成1から4の何れかに記載の汚濁負荷監視システム。
(【0011】以降は省略されています)
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