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公開番号2025072315
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2024180912
出願日2024-10-16
発明の名称下塗材、及び積層体の形成方法
出願人株式会社エフコンサルタント
代理人
主分類C09D 163/00 20060101AFI20250430BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】
基材及び熱発泡性被覆材との密着性に優れ、火災等による高温に曝された場合においても優れた密着性を確保する下塗材、及び積層体の形成方法を提供する。
【解決手段】
本発明は、熱発泡性被覆材用の下塗材であって、前記下塗材は、エポキシ樹脂(A)、ポリアミン化合物(B)、顔料(C)を含み、前記ポリアミン化合物(B)が、エポキシアダクト変性物を含むことを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
熱発泡性被覆材用の下塗材であって、
前記下塗材は、エポキシ樹脂（Ａ）、ポリアミン化合物（Ｂ）、及び顔料（Ｃ）を含み、
前記ポリアミン化合物（Ｂ）が、エポキシアダクト変性物を含むことを特徴とする下塗材。
続きを表示（約 150 文字）【請求項２】
基材に、下塗材を塗付した後、熱発泡性被覆材を積層する積層体の形成方法であって、
前記下塗材が、エポキシ樹脂（Ａ）、ポリアミン化合物（Ｂ）、及び顔料（Ｃ）を含み、
前記ポリアミン化合物（Ｂ）が、エポキシアダクト変性物を含むことを特徴とする積層体の形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、新規な下塗材、及び積層体に関するものである。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、建築物等の鋼構造物に耐火性能を持たせる場合、鋼材の防錆性等も考慮に入れ、鋼材表面に防錆性を有する防錆性下塗材を塗付し、その上に熱発泡性被覆材を積層する方法が広く採用されている。中でも、鋼材への密着性と防食性に優れるエポキシ樹脂系塗料が多く採用されている。
【０００３】
例えば、特許文献１には、熱発泡性被覆材の下塗り塗料として、水性エポキシ樹脂を含有する主剤とポリアミンを含有する硬化剤とからなる２液型水性エポキシ樹脂塗料が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１０－０１８７９８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
熱発泡性被覆材用下塗材としては、鋼材、及び熱発泡性被覆材との密着性に優れるとともに、火災等による高温に曝された場合においても優れた密着性を確保することが重要である。しかし、特許文献１のように熱発泡性被覆材の下塗材として採用されたものであっても、高温下では塗膜が軟化し、基材との密着性が低下する場合があり、改善の余地があった。
【０００６】
本発明は、このような点に鑑みなされたものであり、火災等による高温に曝された場合においても優れた密着性を確保する下塗材、及び積層体の形成方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
このような課題を解決するために本発明者らは、鋭意検討の結果、エポキシ樹脂（Ａ）、ポリアミン化合物（Ｂ）、顔料（Ｃ）を含み、前記ポリアミン化合物（Ｂ）が、エポキシアダクト変性物を含むことを特徴とする下塗材、及びこれを使用した積層体の形成方法に想到し、本発明を完成するに到った。
【０００８】
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
１．熱発泡性被覆材用の下塗材であって、
前記下塗材は、エポキシ樹脂（Ａ）、ポリアミン化合物（Ｂ）、顔料（Ｃ）を含み、
前記ポリアミン化合物（Ｂ）が、エポキシアダクト変性物を含むことを特徴とする下塗材。
２．基材に、下塗材を塗付した後、熱発泡性被覆材を積層する積層体の形成方法であって、
前記下塗材が、エポキシ樹脂（Ａ）、ポリアミン化合物（Ｂ）、顔料（Ｃ）を含み、
前記ポリアミン化合物（Ｂ）が、エポキシアダクト変性物を含むことを特徴とする積層体の形成方法。
【発明の効果】
【０００９】
本発明の下塗材によれば、火災等による高温に曝された場合においても優れた密着性を確保することができる。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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