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公開番号2025072521
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2025017660,2023093975
出願日2025-02-05,2018-12-21
発明の名称CNS障害の処置のための組成物および方法
出願人セージ セラピューティクス, インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C07J 7/00 20060101AFI20250430BHJP(有機化学)
要約【課題】CNS障害の処置のための組成物および方法を提供すること。
【解決手段】式(I-X):
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の化合物およびその薬学的に受容可能な塩であり、該化合物を含む薬学的組成物、および例えば、CNS関連障害の処置における前述の化合物の使用方法も提供される。本発明は、例えば、GABAAレセプター調節因子として作用するように設計された化合物を提供する。ある特定の実施形態において、かかる化合物は、CNS関連障害(例えば、本明細書中に記載の障害、例えば、産後うつまたは大うつ病性障害などのうつ)を処置するための治療剤として有用であることが想定される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
明細書中に記載の発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願との相互参照
本願は、米国出願第62/734,718号(2018年9月21日出願)、米国出願第62/722,781号(2018年8月24日出願)、米国出願第62/620,095号(2018年1月22日出願)、米国出願第62/611,983号(2017年12月29日出願)、および米国出願第62/610,069号(2017年12月22日出願)に対する優先権を主張し、これらの各々の内容は、その全体が本明細書に参考として援用される。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
発明の背景
脳の興奮性は、昏睡状態から痙攣に及ぶ連続である動物の覚醒レベルと定義され、様々な神経伝達物質によって制御されている。一般に、神経伝達物質は、ニューロン膜を横断するイオンのコンダクタンスの制御に関与する。安静時、ニューロン膜は、およそ-70mVという電位(または膜電圧)を有し、細胞内部は、細胞外部に対して負である。電位(電圧)は、ニューロン半透膜を横断するイオン(K

、Na

、Cl

、有機アニオン)バランスの結果である。神経伝達物質は、前シナプス小胞に貯蔵され、ニューロン性活動電位の影響下において放出される。シナプス間隙へ放出されると、-70mVから-50mVへの電位の変化が生じる。この作用は、Na

イオンに対する膜透過性を高めるアセチルコリンによって刺激されるシナプス後ニコチン性レセプターにより媒介される。低下した膜電位は、シナプス後活動電位の形でニューロンの興奮性を刺激する。
【0003】
GABAレセプター複合体(GRC)の場合、脳の興奮性に対する作用は、神経伝達物質であるγアミノ酪酸(GABA)によって媒介される。脳内の最大40%のニューロンが、GABAを神経伝達物質として利用するので、GABAは、脳全体の興奮性に対して著しい影響を及ぼす。GABAは、ニューロン膜を横断する塩素イオンのコンダクタンスを制御することによって個々のニューロンの興奮性を制御する。GABAは、GRC上の認識部位と相互作用することにより、塩素イオンがGRCの電気化学勾配の下方に向かって細胞内に流れるのを促進する。このアニオンのレベルの細胞内上昇は、膜内外電位の過分極を引き起こし、興奮性入力に対するニューロンの感受性を低下させる(すなわち、ニューロンの興奮性が低下する)。換言すれば、ニューロン内の塩素イオン濃度が高いほど、脳の興奮性および覚醒レベルは低下する。
【0004】
GRCは、不安、発作活動および鎮静の媒介に関与することが充分証明されている。従って、GABA、およびGABAのように作用するかまたはGABAの作用を増強する薬物(例えば、治療的に有用なバルビツレートおよびベンゾジアゼピン(BZ)、例えば、Valium(登録商標))は、GRC上の特異的な制御部位と相互作用することによってその治療的に有用な効果をもたらす。蓄積された証拠から、現在、GRCは、ベンゾジアゼピンおよびバルビツレート結合部位に加えて、神経刺激性ステロイドのための別個の部位を含むと示唆されている。例えば、Lan,N.C.ら,Neurochem.Res.(1991)16:347-356を参照のこと。
【0005】
神経刺激性ステロイドは、内因的に生じ得る。最も強力な内因性神経刺激性ステロイドは、3α-ヒドロキシ-5-還元型プレグナン-20-オンおよび3α-21-ジヒドロキシ-5-還元型プレグナン-20-オン(それぞれ、ホルモン性ステロイドであるプロゲステロンおよびデオキシコルチコステロンの代謝産物)である。これらのステロイド代謝産物が脳の興奮性を変化させる能力は、1986年に認識された(Majewska,
M.D.ら,Science 232:1004-1007(1986);Harrison,N.L.ら,J Pharmacol.Exp.Ther.241:346-353(1987))。
脳の興奮性に対する調節物質、ならびにCNS関連疾患の予防および処置のための薬剤として作用する新規および改善された化合物が必要とされている。本明細書中に記載される化合物、組成物および方法は、この目的に対するものである。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
Lan,N.C.ら,Neurochem.Res.(1991)16:347-356
Majewska,M.D.ら,Science 232:1004-1007(1986)
Harrison,N.L.ら,J Pharmacol.Exp.Ther.241:346-353(1987)
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
例えば、GABA調節因子として作用するように設計された化合物を本明細書中に提供する。一部の実施形態では、かかる化合物は、CNS関連障害を処置するための治療剤として有用であることが想定される。
【0008】
本明細書には、式(I-X):
TIFF
2025072521000001.tif
54
73
【0009】
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩が提供される。また、本明細書には、式(I-I):
TIFF
2025072521000002.tif
65
78
【0010】
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩が提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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