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公開番号
2025072551
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2025018738,2023530361
出願日
2025-02-06,2022-06-14
発明の名称
視野検査方法、視野検査装置、および視野検査プログラム
出願人
株式会社ニコン
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
A61B
3/024 20060101AFI20250430BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】被検者に負担を掛けない視野検査装置が望まれている。
【解決手段】視野検査方法は、少なくとも第1部分領域及び第2部分領域に分割された視野範囲を検査する視野検査方法であって、前記第1部分領域に含まれる、複数の第1検査点の感度を測定するステップと、前記第1部分領域に含まれる、前記第1検査点以外の検査点である複数の第2検査点の感度を、前記複数の第1検査点の感度を用いて推定する処理を行うステップと、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
被検者の眼である被検眼の視野範囲における視野感度を検査する視野検査方法であって、
前記視野範囲内の複数の第1検査点のそれぞれの検査点において、複数の異なる輝度値の指標光を提示するステップと、
前記指標光に対する前記被検者からの認識信号を取得することにより、前記第1検査点のそれぞれの検査点における測定輝度値を求めるステップと、
前記第1検査点以外の検査点である第2検査点において前記被検眼が認識すると推定される輝度値を、前記複数の第1検査点のそれぞれの検査点の前記測定輝度値から算出し、算出輝度値を求めるステップと、
前記複数の第1検査点のそれぞれの検査点から算出された前記算出輝度値の平均値を求めることにより、前記第2検査点において被検眼が認識すると推定される輝度値である、推定輝度値を求めるステップと、
を含む視野検査方法。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記推定輝度値を求めるステップは、前記推定輝度値の誤差範囲を算出することを含む、
請求項1に記載の視野検査方法。
【請求項3】
前記誤差範囲は、前記第1検査点と第2検査点との距離に基づいて算出される、
請求項2に記載の視野検査方法。
【請求項4】
前記誤差範囲が所定値よりも大きい場合に前記第2検査点を追加検査点とする、
請求項2に記載の視野検査方法。
【請求項5】
前記測定輝度値を求めるステップは、過去に前記第1検査点において提示された指標光の輝度値に基づいて、前記測定輝度値を求めるステップで前記第1検査点に提示する指標光の輝度範囲の上限値と下限値とを定め、前記輝度範囲内の輝度値の指標光を前記測定輝
度値を求めるステップで前記第1検査点に提示する、
請求項1に記載の視野検査方法。
【請求項6】
前記輝度範囲の上限値と下限値とを定めることは、過去に前記第1検査点において提示された指標光の輝度値と検査回数との関係を示す累積関数を用いて、前記輝度範囲の上限値と下限値とを定める、
請求項5に記載の視野検査方法。
【請求項7】
前記算出輝度値は、確率過程を用いて算出される、
請求項1に記載の視野検査方法。
【請求項8】
前記確率過程は、ガウス過程である、
請求項7に記載の視野検査方法。
【請求項9】
前記視野範囲において前記測定輝度値を求めるステップを行い、前記視野範囲を複数の部分領域に分割し、前記複数の部分領域それぞれにおいて、前記算出輝度値を求めるステップと前記推定輝度値を求めるステップとを行う、
請求項1に記載の視野検査方法。
【請求項10】
前記測定輝度値および前記推定輝度値の各々の輝度値に基づいて、前記視野範囲の視野感度マップを生成する、
請求項1に記載の視野検査方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、視野検査方法、視野検査装置、および視野検査プログラムに関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許第5048284号公報には、被検眼への光刺激に対する感度を検査する視野検査装置が開示されている。被検者に負担を掛けない視野検査装置が望まれている。
【発明の概要】
【0003】
本開示の技術の第1の態様の視野検査方法は、少なくとも第1部分領域及び第2部分領域に分割された視野範囲を検査する視野検査方法であって、前記第1部分領域に含まれる、複数の第1検査点の感度を測定するステップと、前記第1部分領域に含まれる、前記第1検査点以外の検査点である複数の第2検査点の感度を、前記複数の第1検査点の感度を用いて推定する処理を行うステップと、を含む。
【0004】
本開示の技術の第2の態様の視野検査装置は、プロセッサを備え、少なくとも第1部分領域及び第2部分領域に分割された視野範囲を検査する視野検査装置であって、前記プロセッサは、前記第1部分領域に含まれる、複数の第1検査点の感度を測定するステップと、前記第1部分領域に含まれる、前記第1検査点以外の検査点である複数の第2検査点の感度を、前記複数の第1検査点の感度を用いて推定する処理を行うステップと、を行う。
【0005】
本開示の技術の第3の態様のプログラムは、コンピュータに、少なくとも第1部分領域及び第2部分領域に分割された視野範囲における、前記第1部分領域に含まれる、複数の第1検査点の感度を測定するステップと、前記第1部分領域に含まれる、前記第1検査点以外の検査点である複数の第2検査点の感度を、前記複数の第1検査点の感度を用いて推定する処理を行うステップと、を実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
眼科システム100のブロック図である。
視野計110の構成を示すブロック図である。
視野計110のCPU22の機能ブロック図である。
被検眼12の構造を示した説明図である。
正常な眼底における検査対象領域190の画像である。
検査対象領域190において、指標光が提示される検査点の集合である検査点集合200を示した概略図である。
正常な眼底の視野検査の結果を示す視野感度マップである。
検査点集合200から初期検査点を設定したことを示す説明図である。
初期検査点を検査した結果を示した説明図である。
検査結果に基づいて追加検査点を設定した場合の一例を示した説明図である。
さらに追加検査点を設定した場合を示した説明図である。
検査結果に基づいて、視野検査領域において白丸で示した未検査の点の視野感度を推定する場合の説明図である。
疾患を有する眼底の視野感度マップの例を示した概略図である。
眼底の視野検査領域の全体で検査データの補間を行ったと仮定した場合の上部領域202と下部領域204とにおけるデータ補間の相関性を示した説明図である。
上部領域202を、領域220、222、224、226、228、230に細分化して、各々の領域で独立して検査データを補間する場合を示した説明図である。
視野検査領域を、中心窩を通る垂直経線240で左右に2分割した場合の概略図である。
視野検査領域を、中心窩を通る水平経線206と、中心窩を通る垂直経線240とで上下左右に4分割した場合の概略図である。
視野計110のCPU22が実行する視野検査処理のフローチャートである。
図9のステップ136の検査点全体の視野感度を推定して補間する処理のフローチャートである。
累積関数の更新処理を示す図である。
累積関数の更新処理を示す他の図である。
累積関数の更新処理を示す他の図である。
累積関数の更新処理を示す他の図である。
累積関数の更新処理を示す他の図である。
累積関数の更新処理を示す他の図である。
累積関数の更新処理を示す他の図である。
累積関数の更新処理を示す他の図である。
累積関数の更新処理を示す他の図である。
輝度値に対するその輝度値の指標光を被検者の被検眼12の視神経の検査点が認識する確率f
a,b
(θ)の関係を示す輝度値-正答率曲線を示した説明図である。
検査点(未検査点と検査済点とを含む)と、各検査点の推定輝度値との関係を示す概略図である。
異常なしの場合の各々の検査点の検査結果の例を示した概略図である。
異常なしの場合の視野感度マップの例を示した概略図である。
異常なしの場合の追加検査点の設定を示した概略図である。
上部領域202が鼻側穿破の場合の各々の検査点の検査結果の例を示した概略図である。
上部領域202が鼻側穿破の場合の視野感度マップの例を示した概略図である。
上部領域202が鼻側穿破の場合の追加検査点の設定を示した概略図である。
上部領域202が耳側楔状欠損の場合の各々の検査点の検査結果の例を示した概略図である。
上部領域202が耳側楔状欠損の場合の視野感度マップの例を示した概略図である。
上部領域202が耳側楔状欠損の場合の追加検査点の設定の例を示した概略図である。
下部領域204が鼻側階段の場合の各々の検査点の検査結果の例を示した概略図である。
下部領域204が鼻側階段の場合の視野感度マップの例を示した概略図である。
下部領域204が鼻側階段の場合の追加検査点の設定の例を示した概略図である。
全検査点集合の各検査点の推定輝度値を示すグラフである。
図18Aのグラフに信頼度が追加されたグラフである。
視野感度マップ510Mを示す図である。
従来技術における、検査回数と、感度の正しい値と推定される感度との差と、の関係を示す図である。
従来技術における、検査回数と、感度の正しい値と推定される感度との差と、の関係を示す他の図である。
従来技術における、検査回数と、感度の正しい値と推定される感度との差と、の関係を示す他の図である。
本実施の形態における、検査回数と、感度の正しい値と推定される感度との差と、の関係を示す図である。
本実施の形態における、検査回数と、感度の正しい値と推定される感度との差と、の関係を示す他の図である。
本実施の形態における、検査回数と、感度の正しい値と推定される感度との差と、の関係を示す他の図である。
未検査点の推定輝度値を補間する方法を説明する図である。
本実施の形態において求められる推定輝度値と信頼度とを示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して本開示の技術の実施の形態を詳細に説明する。
【0008】
図1を参照して、眼科システム100の構成を説明する。図1に示すように、眼科システム100は、静的視野検査装置(以下、「視野計」という)110と、管理サーバ装置(以下、「サーバ」という)140と、画像表示装置(以下、「ビューワ」という)150と、を備えている。
【0009】
視野計110は、本開示の技術の「視野検査装置」の一例である。
【0010】
視野計110は、詳細には後述する被検者の被検眼の視野感度(輝度値)を検査する機器であり、緑内障および網膜色素変性症等の診断に用いられる。
(【0011】以降は省略されています)
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