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公開番号
2025073418
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184190
出願日
2023-10-26
発明の名称
硬化性組成物および硬化物
出願人
株式会社カネカ
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
C08L
33/14 20060101AFI20250502BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】保存後においても疎水性シリカの分散が維持されている硬化性組成物を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係る硬化性組成物は、成分A:シリル基を有する(メタ)アクリル系重合体、成分B:アミン、成分C:疎水性シリカおよび成分D:硬化触媒を含んでいる。成分Aは、特定の条件を満たす重合体である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記成分A~Dを含んでいる、硬化性組成物:
成分A:シリル基を有する(メタ)アクリル系重合体;
成分B:アミン;
成分C:疎水性シリカ;
成分D:硬化触媒;
ここで、上記成分Aは、
XブロックおよびYブロックを有するXYジブロック構造またはXYXトリブロック構造を分子中に有しており、
上記Xブロックに含まれているシリル基含有(メタ)アクリル酸エステルモノマー由来の繰り返し単位は、平均で2.0個より多く、
上記Yブロックに含まれているシリル基含有(メタ)アクリル酸エステルモノマー由来の繰り返し単位は、上記Yブロックに含まれている全ての繰り返し単位の重量を基準として、0重量%以上5重量%未満であり、
分子量分布(Mw/Mn)は、1.8以下である。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
上記成分Aは、CH
2
=C(R
1
)COOR
2
(式中、R
1
は水素原子またはメチル基であり、R
2
は炭素数が9個以上の基である)に由来する繰り返し単位を1重量%以上含んでいる、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項3】
上記成分Aの数平均分子量は、2,000~50,000である、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項4】
上記成分Bにおけるアミノ基の官能基当量は、100g/mol以上である、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項5】
上記成分Cは、ヒュームドシリカである、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項6】
下記成分Eをさらに含んでいる、請求項1に記載の硬化性組成物:
成分E:シリル基を有するポリオキシアルキレン系重合体。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の硬化性組成物を硬化させてなる、硬化物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、硬化性組成物および硬化物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
硬化性組成物に配合する充填材として、シリカは広く一般的に利用されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-65073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シリカ(とりわけ疎水性シリカ)を含んでいる硬化性組成物において、シリカの分散を維持したまま保存することは、従来は困難であった。すなわち、シリカを含んでいる硬化性組成物には、保存しているうちにシリカと樹脂成分とが分離してしまい、硬化させた後の物性が変化してしまうという課題があった。
【0005】
本発明の一態様は、保存後においても疎水性シリカの分散が維持されている硬化性組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る硬化性組成物は、下記成分A~Dを含んでいる:
成分A:シリル基を有する(メタ)アクリル系重合体;
成分B:アミン;
成分C:疎水性シリカ;
成分D:硬化触媒;
ここで、上記成分Aは、
XブロックおよびYブロックを有するXYジブロック構造またはXYXトリブロック構造を分子中に有しており、
上記Xブロックに含まれているシリル基含有(メタ)アクリル酸エステルモノマー由来の繰り返し単位は、平均で2.0個より多く、
上記Yブロックに含まれているシリル基含有(メタ)アクリル酸エステルモノマー由来の繰り返し単位は、上記Yブロックに含まれている全ての繰り返し単位の重量を基準として、0重量%以上5重量%未満であり、
分子量分布(Mw/Mn)は、1.8以下である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、保存後においても疎水性シリカの分散が維持されている硬化性組成物が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態の一例について詳細に説明するが、本発明は、下記の各実施形態に限定されず、請求項に示した範囲で種々の変更を施してよい。異なる実施形態に記載されている技術的手段を組合せた実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。
【0009】
本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「A~B」は、「A以上、B以下」を意味する。本明細書において、「(メタ)アクリル」とは、「アクリルおよび/またはメタクリル」を意味する。本明細書において特記しない限り、「シリル基」とは、「加水分解性シリル基」を意味する。一実施形態において、シリル基は、アルコキシシリル基である。
【0010】
〔1.硬化性組成物の成分〕
本発明の一実施形態に係る硬化性組成物は、成分A:シリル基を有する(メタ)アクリル系重合体、成分B:アミン、成分C:疎水性シリカおよび成分D:硬化触媒を含んでいる。硬化性組成物は、任意成分として、成分E:シリル基を有するポリオキシアルキレン系重合体をさらに含んでもよい。硬化性組成物は、上記以外の添加剤を含んでいてもよい。各成分は、1種類のみを配合してもよいし、2種類以上を配合してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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