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公開番号2025076077
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187749
出願日2023-11-01
発明の名称偏光子保護フィルムおよび偏光板
出願人株式会社カネカ
代理人個人,個人
主分類G02B 5/30 20060101AFI20250508BHJP(光学)
要約【課題】偏光子に対する接着性を向上させることが可能な偏光子保護フィルムを提供する。
【解決手段】偏光子保護フィルムは、樹脂フィルムの表面に易接着層が形成されている。樹脂フィルムは、アクリルフィルム、環状オレフィンフィルムおよびポリエチレンテレフタラートフィルムからなる群より選択される一種以上のフィルムから構成される。易接着層は、ポリウレタンおよびアニオン性ポリビニルアルコールを含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂フィルムの表面に易接着層が形成されており、
前記樹脂フィルムは、アクリルフィルム、環状オレフィンフィルムおよびポリエチレンテレフタラートフィルムからなる群より選択される一種以上のフィルムから構成され、
前記易接着層は、ポリウレタンおよびアニオン性ポリビニルアルコールを含む、偏光子保護フィルム。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記ポリウレタンは、ポリエーテル系ポリウレタンまたはポリエステル系ポリウレタンである、請求項1に記載の偏光子保護フィルム。
【請求項3】
前記易接着層は、前記アクリルフィルムと接する側とは反対側の表面に、実質的にアニオン性ポリビニルアルコールからなる層を有する、請求項1または2に記載の偏光子保護フィルム。
【請求項4】
前記易接着層は、前記ポリウレタン100重量部に対する前記アニオン性ポリビニルアルコールの含有量が3重量部以上50重量部以下である、請求項1または2に記載の偏光子保護フィルム。
【請求項5】
前記ポリウレタンは、カルボキシル基を有し、
前記アニオン性ポリビニルアルコールは、カルボキシル基を有する、請求項1または2に記載の偏光子保護フィルム。
【請求項6】
前記アニオン性ポリビニルアルコールは、ケン化度が86%以上であり、4重量%水溶液の20℃における粘度が100mPa・s以下である、請求項1または2に記載の偏光子保護フィルム。
【請求項7】
前記易接着層は、シリカ粒子またはジルコニア粒子をさらに含む、請求項1または2に記載の偏光子保護フィルム。
【請求項8】
配向複屈折が-1.7×10
-4
以上1.7×10
-4
以下である、請求項1または2に記載の偏光子保護フィルム。
【請求項9】
面内位相差Δndが5.0nm以下であり、厚さ方向位相差Rthが20.0nm以下である、請求項1または2に記載の偏光子保護フィルム。
【請求項10】
光弾性係数が-10×10
-12
Pa
-1
以上10×10
-12
Pa
-1
以下である、請求項1または2に記載の偏光子保護フィルム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、偏光子保護フィルムおよび偏光板に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置は、通常、液晶セルの両側に、2枚の偏光板が配置されている。ここで、偏光板は、偏光子の表面に偏光子保護フィルムが接着されている。偏光子保護フィルムとしては、通常、トリアセチルセルロース(TAC)フィルムが使用されるが、耐久性を向上することを目的として、アクリルフィルムが提案されている。ここで、アクリルフィルムは、偏光子に対する接着性がTACフィルムよりも劣るため、アクリルフィルムの偏光子に対する接着性を向上させることを目的として、アクリルフィルムの表面に易接着層が形成されている(例えば、特許文献1参照)。このとき、偏光子保護フィルムの易接着層が形成されている表面と、偏光子の表面との間に接着剤組成物を配置した状態で、接着剤組成物を硬化させることにより、接着層を介して、偏光子保護フィルムを偏光子に接着させる。
【0003】
特許文献2には、アクリル系フィルムの少なくとも一つの面に水系プライマー組成物を用いて形成されたプライマー層を含む、光学フィルムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-33258号公報
特開2014-534988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献2に記載されている光学フィルムを偏光子に接着させると、光学フィルムおよび接着層の界面で剥離しやすく、偏光子に対する接着性を改善する余地があった。
【0006】
本発明は、偏光子に対する接着性を向上させることが可能な偏光子保護フィルムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]樹脂フィルムの表面に易接着層が形成されており、前記樹脂フィルムは、アクリルフィルム、環状オレフィンフィルムおよびポリエチレンテレフタラートフィルムからなる群より選択される一種以上のフィルムから構成され、前記易接着層は、ポリウレタンおよびアニオン性ポリビニルアルコールを含む、偏光子保護フィルム。
【0008】
[2]前記ポリウレタンは、ポリエーテル系ポリウレタンまたはポリエステル系ポリウレタンである、[1]に記載の偏光子保護フィルム。
【0009】
[3]前記易接着層は、前記アクリルフィルムと接する側とは反対側の表面に、実質的にアニオン性ポリビニルアルコールからなる層を有する、[1]または[2]に記載の偏光子保護フィルム。
【0010】
[4]前記易接着層は、前記ポリウレタン100重量部に対する前記アニオン性ポリビニルアルコールの含有量が3重量部以上50重量部以下である、[1]から[3]のいずれか一項に記載の偏光子保護フィルム。
(【0011】以降は省略されています)

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