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公開番号2025074385
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185139
出願日2023-10-30
発明の名称帯電装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、シート状部材
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/02 20060101AFI20250507BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】帯電ローラの表面に付着した放電生成物を充分に安定的に除去する。
【解決手段】所定の回転方向に回転する帯電ローラ4が設けられている。また、少なくとも帯電ローラ4に当接する部分が極性吸着剤Kを含有する材料で形成されて、帯電ローラ4に対して弓状に弾性変形した状態で当接するシート状部材30が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
所定の回転方向に回転する帯電ローラと、
少なくとも前記帯電ローラに当接する部分が極性吸着剤を含有する材料で形成されて、前記帯電ローラに対して弓状に弾性変形した状態で当接するシート状部材と、
を備えたことを特徴とする帯電装置。
続きを表示（約 860 文字）【請求項２】
前記シート状部材は、前記回転方向に沿うように先端部が腹当たりすることを特徴とする請求項１に記載の帯電装置。
【請求項３】
前記シート状部材は、前記当接する部分の側が自由端側となるように支持部材に片持ち支持されたことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の帯電装置。
【請求項４】
前記シート状部材は、前記当接する部分の側の面の全部又は一部に、前記極性吸着剤がコーティングされたことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の帯電装置。
【請求項５】
前記シート状部材は、前記当接する部分の側の全部又は一部に、前記極性吸着剤を含有する層が形成されたことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の帯電装置。
【請求項６】
前記シート状部材の前記当接する部分が変位するように前記シート状部材を移動させる移動機構を備えたことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の帯電装置。
【請求項７】
前記シート状部材は、表裏を反転した状態でも、前記帯電ローラに対して弓状に弾性変形した状態で当接可能に構成されて、少なくとも前記帯電ローラに当接する部分が極性吸着剤を含有する材料で形成されたことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の帯電装置。
【請求項８】
画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、
請求項１又は請求項２に記載の帯電装置と、前記帯電ローラによって帯電される像担持体と、を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項９】
請求項１又は請求項２に記載の帯電装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項１０】
回転体に当接するシート状部材であって、
少なくとも前記回転体に当接する部分が極性吸着剤を含有する材料で形成されて、前記回転体に対して弓状に弾性変形した状態で当接可能に構成されたことを特徴とするシート状部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
この発明は、感光体ドラムなどの像担持体の表面を帯電する帯電装置と、それを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置と、帯電ローラなどの回転体に当接するシート状部材と、に関するものである。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、感光体ドラム（像担持体）を帯電する帯電ローラの表面に付着した放電生成物を除去する技術が広く知られている（例えば、特許文献１参照。）。
詳しくは、特許文献１等に記載の帯電装置には、極性吸着剤が含有されたブラシ状又は箱状の放電生成物除去部材が、帯電ローラの表面に摺接するように設置されている。そして、放電生成物除去部材によって帯電ローラの表面に付着した放電生成物を除去している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
特許文献1の帯電装置は、極性吸着剤を含有するブラシ状又は箱状の放電生成物除去部材が、帯電ローラの表面に摺接するように設置されているため、帯電ローラの表面に付着した放電生成物が除去されて、帯電ムラなどの異常画像が生じにくくなる効果が期待できる。
しかし、帯電ローラに接触する放電生成物除去部材の接触圧を適正な範囲に安定的に設定しにくくて、帯電ローラの表面に付着した放電生成物を充分に除去することができない可能性があった。
【０００４】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、帯電ローラの表面に付着した放電生成物を充分に安定的に除去することができる、帯電装置、及び、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、シート状部材、を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
この発明における帯電装置は、所定の回転方向に回転する帯電ローラと、少なくとも前記帯電ローラに当接する部分が極性吸着剤を含有する材料で形成されて、前記帯電ローラに対して弓状に弾性変形した状態で当接するシート状部材と、を備えたものである。
【発明の効果】
【０００６】
本発明によれば、帯電ローラの表面に付着した放電生成物を充分に安定的に除去することができる、帯電装置、及び、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、シート状部材、を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
プロセスカートリッジを示す構成図である。
帯電装置を示す拡大図である。
シート状部材の先端部を示す、（Ａ）斜視図と、（Ｂ）断面図と、である。
変形例１としての、シート状部材を示す断面図である。
変形例２としての、帯電装置の動作を示す図である。
変形例３としての、帯電装置の動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【０００９】
まず、図１にて、画像形成装置１００における全体の構成・動作について説明する。
図１において、１００は画像形成装置としてのプリンタ、１は表面にトナー像が形成される感光体ドラム、６は感光体ドラム１と帯電装置３（帯電ローラ４）と現像装置５とクリーニング装置２とが一体化されたプロセスカートリッジ、７はパソコンなどの入力装置から入力された画像情報に基づいた露光光Ｌを感光体ドラム１上に照射する露光部（書込み部）、を示す。
また、９は感光体ドラム１の表面に担持されたトナー像を転写ニップ部（転写位置）に搬送されるシートＰに転写する転写ローラ、１２は用紙等のシートＰが収納された給紙装置（給紙カセット）、を示す。
また、１６は感光体ドラム１と転写ローラ９とが当接する転写ニップ部に向けてシートＰを搬送するレジストローラ（タイミングローラ）、２０はシートＰ上の未定着画像を定着する定着装置、を示す。
【００１０】
ここで、感光体ドラム１の周囲には、帯電装置３（帯電ローラ４）、現像装置５、クリーニング装置２、などが配設されている。そして、これらの部材（感光体ドラム１、帯電装置３、現像装置５、クリーニング装置２、である。）は、プロセスカートリッジ６として一体化されていて、画像形成装置本体１００に対して着脱可能（交換可能）に設置されている。プロセスカートリッジ６は、所定の交換サイクルに達したときや、メンテナンスをおこなうときなどに、画像形成装置本体１００から取り出されて、新品のもの（又は、メンテナンスを施したもの）に入れ替えられる。
（【００１１】以降は省略されています）

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