TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025074386
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185142
出願日2023-10-30
発明の名称燃料噴射弁
出願人Astemo株式会社
代理人ポレール弁理士法人
主分類F02M 61/18 20060101AFI20250507BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】
本発明の目的は、弁座の開口部の下端部側における燃料剥離を抑制することができる燃料噴射弁を提供することにある。
【解決手段】
本発明の燃料噴射弁は、弁体17が接離する弁座面15a2と、弁座面15a2の下流側に設けられ、径方向外側に向かって燃料を流す径方向燃料通路211と、弁座面15a2の下流側で且つ径方向燃料通路211の上流側に設けられ、弁座面15a2を流下した燃料を軸方向に流して径方向燃料通路211に導入する燃料導入孔15a3と、径方向燃料通路211の下流側に設けられた燃料噴射孔と、燃料導入孔15a3の下流部に設けられ、下流側に向かって拡径する拡径部15cと、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
弁体が接離する弁座面と、
前記弁座面の下流側に設けられ、径方向外側に向かって燃料を流す径方向燃料通路と、
前記弁座面の下流側で且つ前記径方向燃料通路の上流側に設けられ、前記弁座面を流下した燃料を軸方向に流して前記径方向燃料通路に導入する燃料導入孔と、
前記径方向燃料通路の下流側に設けられた燃料噴射孔と、
前記燃料導入孔の下流部に設けられ、下流側に向かって拡径する拡径部と、
を備えた燃料噴射弁。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
請求項1に記載の燃料噴射弁において、
前記弁座面は、弁座部材に形成され、
前記燃料噴射孔は、ノズルプレートに形成され、
前記ノズルプレートは、前記弁座部材の下流側端面に固定され、
前記拡径部は、下流側端部が前記弁座部材の前記下流側端面に開口を形成するように設けられると共に、上流側端部が前記燃料導入孔の下流側端部に接続されている燃料噴射弁。
【請求項3】
請求項2に記載の燃料噴射弁において、
前記拡径部は、円錐形状のテーパ面で構成されている燃料噴射弁。
【請求項4】
請求項2に記載の燃料噴射弁において、
前記弁座面は、円錐形状を成し、
前記拡径部は、前記弁座面が成す円錐形状の中心軸に平行で且つ当該中心軸を含む断面において、径方向内側に向かって凸となる曲線を有する曲面で構成される燃料噴射弁。
【請求項5】
請求項2に記載の燃料噴射弁において、
前記ノズルプレートは、前記燃料噴射孔の上流側に形成された旋回室と、前記旋回室の上流側に形成された横方向通路と、を有する燃料噴射弁。
【請求項6】
請求項2に記載の燃料噴射弁において、
前記ノズルプレートは、前記弁座部材の前記下流側端面との間に燃料室を形成する突状部を有し、
前記燃料噴射孔は、前記燃料導入孔に対して径方向外側に位置するように、前記突状部に形成されている燃料噴射弁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は燃料を噴射する燃料噴射弁に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の燃料噴射弁は、上流側の円錐状のシート面と、上流側のシート面の下流側端に接続された下流側の円錐状のテーパ面とで構成された弁座シート部を有し、シート面と弁座の中心軸とのなす角をα、テーパ面と中心軸とのなす角をβとしたときに、α>βを満たす。更に、テーパ面を下流側へ延長した仮想円錐の頂点と中心軸との交点Yが弁座の開口部の中央部より下流側に位置するように、テーパ面が形成されている(要約参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/230225号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の燃料噴射弁は、α>βを満たすシート面とテーパ面とが構成されていることから、弁座の開口部の上端部における燃料剥離の抑制効果が得られる。しかし、特許文献1の燃料噴射弁では、弁座の開口部の下端部側における燃料剥離についての配慮が十分になされていなかった。
【0005】
本発明の目的は、弁座の開口部の下端部側における燃料剥離を抑制することができる燃料噴射弁を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の燃料噴射弁は、
弁体が接離する弁座面と、
前記弁座面の下流側に設けられ、径方向外側に向かって燃料を流す径方向燃料通路と、
前記弁座面の下流側で且つ前記径方向燃料通路の上流側に設けられ、前記弁座面を流下した燃料を軸方向に流して前記径方向燃料通路に導入する燃料導入孔と、
前記径方向燃料通路の下流側に設けられた燃料噴射孔と、
前記燃料導入孔の下流部に設けられ、下流側に向かって拡径する拡径部と、
を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、燃料噴射弁において、弁座の開口部の下端部側における燃料剥離を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る燃料噴射弁1の弁軸心(中心軸線)1aに沿う断面を示す断面図である。
図1に示す燃料噴射弁1の弁部7及び燃料噴射部21の近傍(ノズル部)を拡大して示す縦断面図(図3のII-II矢視断面に対応する縦断面図)である。
図1のIII-III矢視方向から見たノズルプレート21nの平面図である。
旋回室212及び燃料噴射孔220を拡大して示す平面図(図3に示すIV部の拡大平面図)である。
弁部7及びノズル部21の変更例を示す断面図である。
弁座部材15における弁座面シート部15b及び弁体シート部17dの近傍を拡大して示す拡大断面図である。
テーパ面15cが設けられていない場合について、燃料流速のシミュレーション結果を示す図である。
円錐形状のテーパ面15cを設けた場合について、燃料流速のシミュレーション結果を示す図である。
テーパ面15cを径方向内側に向かって凸となる曲線で構成される曲面として設けた場合について、燃料流速のシミュレーション結果を示す図である。
燃料噴射弁1が搭載された内燃機関100の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施例について、図面を用いて説明する。
【0010】
図1を用いて、燃料噴射弁1の全体構成について説明する。図1は、本発明に係る燃料噴射弁1の弁軸心(中心軸線)1aに沿う断面を示す断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ダイハツ工業株式会社
車両
28日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
6日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
2日前
ダイハツ工業株式会社
内燃機関
1日前
朝日電装株式会社
スロットル装置
2日前
株式会社豊田自動織機
ターボチャージャ
1か月前
朝日電装株式会社
スロットル装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
異常診断装置
13日前
スズキ株式会社
エンジン
2日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
23日前
有光工業株式会社
動力システム
23日前
トヨタ自動車株式会社
給油判定装置
28日前
個人
水素を初期燃焼に用いた対向ピストン内燃機関
1か月前
個人
燃料タンク
2日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関制御装置
1か月前
カワサキモータース株式会社
乗物及び排気部品
13日前
Astemo株式会社
燃料噴射弁
1日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
23日前
東洋電機製造株式会社
電気式気動車
今日
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
13日前
スズキ株式会社
車両におけるベルト滑り検出装置
3日前
カワサキモータース株式会社
乗物及びタンクカバー
15日前
個人
内燃機関の燃焼圧力を最大限回転力に変えるシステム。
3日前
スズキ株式会社
車両の制御装置
3日前
三菱自動車工業株式会社
リキッドセパレータ
21日前
株式会社SUBARU
キャニスタの蒸発燃料吸着量計測装置
13日前
川崎重工業株式会社
温度推移解析装置及び温度推移解析方法
28日前
株式会社丸山製作所
2サイクルエンジン
1か月前
株式会社豊田中央研究所
内燃機関
1日前
スズキ株式会社
内燃機関の制御装置
15日前
本田技研工業株式会社
内燃機関
今日
日産自動車株式会社
内燃機関の制御方法および制御装置
22日前
日産自動車株式会社
内燃機関の制御方法および制御装置
22日前
株式会社日立産機システム
圧縮空気エネルギ貯蔵装置
29日前
株式会社ミクニ
スロットル装置及び内燃エンジンの吸気システム
1か月前
株式会社ミクニ
スロットル装置及び内燃エンジンの吸気システム
1か月前
続きを見る