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公開番号
2025075751
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023187137
出願日
2023-10-31
発明の名称
内燃機関
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類
F02F
3/00 20060101AFI20250508BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】高強度且つ軽量のピストンを得ながら、オイルによってピストンを効果的に冷却すること。
【解決手段】クランクケース(16)からピストン(14)の裏側に向けてオイルを供給するノズル(21)を備え、前記ピストン(14)のピストンヘッド(31)の裏には、ピストンピン孔(32h)が形成される一対のピンボス(32)と、前記ピストンピン孔(32h)の軸線(C1)に直交する方向に対向する一対のピストンスカート(33)と、前記ピンボス(32)と前記ピストンスカート(33)を連結する連結リブ(37)とが設けられる内燃機関において、前記ピストンヘッド(31)の裏には、前記一対のピンボス(32)の幅内で前記一対のピンボス(32)を連結する補強リブ(41a,41b)が設けられ、前記補強リブ(41a,41b)は、前記ピストンピン孔(32h)の軸線(C1)よりも前記ピストンヘッド(31)側に凹んだ凹み部(41x)を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
クランクケース(16)からピストン(14)の裏側に向けてオイルを供給するノズル(21)を備え、前記ピストン(14)のピストンヘッド(31)の裏には、ピストンピン孔(32h)が形成される一対のピンボス(32)と、前記ピストンピン孔(32h)の軸線(C1)に直交する方向に対向する一対のピストンスカート(33)と、前記ピンボス(32)と前記ピストンスカート(33)を連結する連結リブ(37)とが設けられる内燃機関において、
前記ピストンヘッド(31)の裏には、前記一対のピンボス(32)の幅内で前記一対のピンボス(32)を連結する補強リブ(41a,41b)が設けられ、
前記補強リブ(41a,41b)は、前記ピストンピン孔(32h)の軸線(C1)よりも前記ピストンヘッド(31)側に凹んだ凹み部(41x)を有する
内燃機関。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記補強リブ(41a,41b)は、前記ピストンヘッド(31)の裏に向けて凸のアーチ形状である
請求項1に記載の内燃機関。
【請求項3】
前記補強リブ(41a,41b)と前記ピンボス(32)とをなだらかな曲面形状で連結している
請求項1に記載の内燃機関。
【請求項4】
前記補強リブ(41a,41b)は、前記ピストンピン孔(32h)の軸線(C1)と平行、又は平行とみなすことが可能な方向に延在する第1補強リブ(41x)と、前記第1補強リブ(41x)の両端と前記一対のピンボスとをつなぐと共に、前記第1補強リブ(41x)から離れるほど高くなる第2補強リブ(41y)とを有し、
前記第1補強リブ(41x)と前記第2補強リブ(41y)とをなだらかな曲面形状で連結している
請求項1に記載の内燃機関。
【請求項5】
前記補強リブ(41a,41b)として、少なくとも前記一対のピンボス(32)のIN-EX方向の一端部同士を連結する補強リブ(41a)と、少なくとも前記一対のピンボス(32)のIN-EX方向の他端部同士を連結する補強リブ(41b)とを有し、
各補強リブ(41a,41b)は、それぞれ前記ピストンピン孔(32h)の軸線(C1)に平行に配置される
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の内燃機関。
【請求項6】
前記第1補強リブ(41x)は、前記ピストンピン孔(32h)の軸線(C1)に沿って一定の幅及び高さで延在する
請求項4に記載の内燃機関。
【請求項7】
前記補強リブ(41a,41b)と前記ピストンヘッド(31)の裏面とを、なだらかな曲面形状で連結している
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の内燃機関。
【請求項8】
前記ピストン(14)は、オイルリング溝(34c)と、前記オイルリング溝(34c)に設けられたオイル戻し孔(35)とを備え、
前記補強リブ(41a,41b)は、前記オイルリング溝(34c)のピストンスカート側端部よりも前記ピストンヘッド(31)側に形成される
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の内燃機関。
【請求項9】
前記補強リブは、前記ピンボス(32)の幅内で、平行に、少なくとも2本配置される
請求項5に記載の内燃機関。
【請求項10】
前記一対のピンボス(32)は、前記ピストンヘッド(31)に向けて末広がりに拡がる形状である
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の内燃機関。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
自動二輪車等の鞍乗り型車両の内燃機関には、クランクケースからピストンの裏側に向けてオイルを供給するオイルジェット用ノズルを備え、ピストンの裏に、ピストンピン孔が形成される一対のピンボスと、ピストンピン孔の軸線に直交する方向に対向する一対のピストンスカートとを設けた構成が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、ピンボスのIN側(吸気ポート側)にリブを設けたピストンが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-137003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に例示するようなリブを設けてピストンを補強しつつ、ピストンを薄型化すれば、高強度かつ軽量のピストンを得やすくなる。
しかし、特許文献1記載のように、オイルジェットによりピストンを冷却する構成の場合、ノズルからのオイルがリブを乗り越え難いため、ピストンの裏面を広範囲に渡って均一に冷却することが難しくなる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、高強度且つ軽量のピストンを得ながら、オイルによってピストンを効果的に冷却することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
クランクケースからピストンの裏側に向けてオイルを供給するノズルを備え、前記ピストンの裏には、ピストンピン孔が形成される一対のピンボスと、前記ピストンピン孔の軸線に直交する方向に対向する一対のピストンスカートと、前記ピンボスと前記ピストンスカートを連結する連結リブとが設けられる内燃機関において、前記ピストンヘッドの裏には、前記一対のピンボスの幅内で前記一対のピンボスを連結する補強リブが設けられ、前記補強リブは、前記ピストンピン孔の軸線よりも前記ピストンヘッド側に凹んだ凹み部を有する内燃機関を提供する。
【発明の効果】
【0006】
高強度且つ軽量のピストンを得ながら、オイルによってピストンを効果的に冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施の形態に係る内燃機関をクランク軸の軸方向から示す断面図である。
ピストンの側面図である。
ピストンの側断面図である。
図3のIV-IV矢視図である。
図3のV-V断面図である。
第1変形例の補強リブを周辺構成と共に示す図である。
第2変形例の補強リブを周辺構成と共に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0009】
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る内燃機関10をクランク軸11の軸方向から示す断面図である。
内燃機関10は、自動二輪車等の鞍乗り型車両に搭載される4ストロークエンジンである。内燃機関10は、エンジンブロックのシリンダ部13にピストン14を収容する。ピストン14は、ピストンピン14pを介してコンロッド15の一端部が連結される。内燃機関10は、クランクケース16内に、コンロッド15の他端部に連結されたクランク軸11を収容する。なお、シリンダ部13には、シリンダスリーブ(シリンダライナとも称される)13sが圧入されるが、シリンダスリーブ13sが圧入されない構成にしてもよい。また、コンロッド15の一端部は「コンロッド15の小端部」に相当し、コンロッド15の他端部は「コンロッド15の大端部」に相当している。
【0010】
シリンダ部13の上面にはシリンダヘッド17が連結され、シリンダヘッド17とピストン14との間には燃焼室18が形成される。シリンダヘッド17には、燃焼室18に開口する吸気ポート19及び排気ポート20が形成される。また、シリンダヘッド17には、吸気ポート19を開閉する吸気バルブ19vと、排気ポート20を開閉する排気バルブ20vとが設けられる。図1には、吸気ポート19を「IN」で示し、排気ポート20を「EX」で示している。
(【0011】以降は省略されています)
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