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公開番号
2025074425
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185207
出願日
2023-10-30
発明の名称
冷蔵庫
出願人
ホシザキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F25D
16/00 20060101AFI20250507BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】冷蔵室内に設けた保冷ボックス内に侵入した埃等の異物や細菌等の微生物が入りにくくする。
【解決手段】冷蔵庫10は、被冷蔵物を冷蔵する冷蔵室12と、冷蔵室12内を冷却する冷凍装置20と、冷蔵室12内の空気を対流させるファン16とを備え、冷凍装置20により冷却された空気をファン16により冷風として対流させて冷蔵室12内の被冷蔵物を冷蔵するものである。冷蔵室12内には対流する冷風が有する冷熱を蓄冷可能な蓄冷部32が周面に設けられていて、蓄冷部32により内部が冷却される保冷ボックス30が設けられており、保冷ボックス30は、被冷蔵物を搬入出する開口部30aと、開口部30aを開閉自在に塞ぐ閉塞部材31と、冷風を導入する冷風導入口30bとを備え、冷蔵室12内には冷風を冷風導入口30bに案内する冷風通路33aを形成するガイド33が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
被冷蔵物を冷蔵する冷蔵室と、
前記冷蔵室内を冷却する冷凍装置と、
前記冷蔵室内の空気を対流させるファンとを備え、
前記冷凍装置により冷却された空気を前記ファンにより冷風として対流させて前記冷蔵室内の被冷蔵物を冷蔵する冷蔵庫であって、
前記冷蔵室内には対流する冷風が有する冷熱を蓄冷可能な蓄冷部が周面に設けられて前記蓄冷部により内部が冷却される保冷ボックスを設け、
前記保冷ボックスは、被冷蔵物を搬入出する開口部と、前記開口部を開閉自在に塞ぐ閉塞部材と、前記開口部から離間した位置で冷風を導入する冷風導入口とを備え、
前記冷蔵室内には冷風を前記冷風導入口に案内する冷風通路を形成するガイドが設けられたことを特徴とする冷蔵庫。
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【請求項2】
請求項1に記載の冷蔵庫において、
前記ガイドは前記ファンによって前記冷蔵室内を対流する冷風の一部を前記冷風通路によって前記冷風導入口に案内するようにしたことを特徴とする冷蔵庫。
【請求項3】
請求項2に記載の冷蔵庫において、
前記ガイドには前記保冷ボックスの内圧が高くなると開放されるダンパを設けたことを特徴とする冷蔵庫。
【請求項4】
請求項2または3に記載の冷蔵庫において、
前記ガイドの周面には前記冷蔵室内の冷風が有する冷熱を蓄冷可能なガイド蓄冷部が設けられたことを特徴とする冷蔵庫。
【請求項5】
請求項2または3に記載の冷蔵庫において、
前記冷風通路内の温度を検出する冷風通路温度センサと、
前記閉塞部材による前記開口部の閉塞を維持するロック機構部とを備え、
前記冷風通路温度センサによる検出温度が前記保冷ボックス内を冷却するのに適した冷却温度より高いときに、前記ロック機構部によって前記閉塞部材による前記開口部の閉塞を維持するように制御したことを特徴とする冷蔵庫。
【請求項6】
請求項2または3に記載の冷蔵庫において、
前記閉塞部材による前記開口部の閉塞を維持するロック機構部を備え、
前記冷凍装置は、前記冷蔵室内を冷却する冷却運転と、前記冷蔵室内を冷却する冷却器に付着した霜を取り除く除霜運転とを実行可能としたものであり、
前記冷凍装置は、前記除霜運転を実行しているときに、前記ロック機構部によって前記閉塞部材による前記開口部の閉塞を維持するように制御したことを特徴とする冷蔵庫。
【請求項7】
請求項2または3に記載の冷蔵庫において、
前記開口部が開放されたことを検知する開放検知機構部を備え、
前記冷凍装置は、前記冷蔵室内を冷却する冷却運転と、前記冷蔵室内を冷却する冷却器に付着した霜を取り除く除霜運転とを実行可能としたものであり、
前記開放検知機構部により前記開口部が開放されたことを検知したときには、前記冷凍装置は前記除霜運転を実行しないように制御したことを特徴とする冷蔵庫。
【請求項8】
請求項1または2に記載の冷蔵庫において、
前記開口部が開放されたことを検知する開放検知機構部と、
前記冷蔵室内の空気を前記冷風通路内に導入する導風ファンとを備え、
前記開放検知機構部によって前記開口部が開放されたことを検知したときに前記導風ファンを作動させるように制御したことを特徴とする冷蔵庫。
【請求項9】
請求項1または2に記載の冷蔵庫において、
前記冷風通路内には紫外線を照射する紫外線照射器を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品、食材等の被冷蔵物を冷蔵する冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、冷凍冷蔵庫の発明が開示されている。この冷凍冷蔵庫は、冷蔵室と、温度を切り替え可能な切替室と、製氷室と、冷凍室と、野菜室とを備えている。野菜室には野菜ケース及びフルーツケース(以下、ケースと記載する)が設けられており、ケースは内壁と空間を介して配置される外壁とを有した二重構造部を備えている。ケースは二重構造部の内部の空間によって大きな熱容量が確保されており、ケースの内部は温度変動が最小限に抑えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-42632号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の冷凍冷蔵庫の野菜室に設けられたケース(保冷ボックス)は、内壁と空間を介して配置される外壁とを有した二重構造部を備えており、ケースの内部は温度変動が最小限に抑えられているとともに、ケース内には野菜室内を対流する冷風が流入しないため、ケース内の野菜や果物は乾燥しにくい。ケースの内部は野菜室内を対流する冷風の影響を受けにくいものの、ケース内に埃等の異物や細菌等の微生物が侵入するおそれがあるとともに、ケース内に侵入した埃等の異物や細菌等の微生物が排出されずに残りやすく、ケース内を衛生的に保ちにくかった。本発明は、冷蔵室内を対流する冷風の影響を受けにくくするために、冷蔵室内に保冷ボックスを設けるようにしたときに、保冷ボックス内に埃等の異物や細菌等の微生物が侵入しにくくするとともに、保冷ボックス内に侵入した埃等の異物や細菌等の微生物が残りにくくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記課題を解決するために、被冷蔵物を冷蔵する冷蔵室と、冷蔵室内を冷却する冷凍装置と、冷蔵室内の空気を対流させるファンとを備え、冷凍装置により冷却された空気をファンにより冷風として対流させて冷蔵室内の被冷蔵物を冷蔵する冷蔵庫であって、冷蔵室内には対流する冷風が有する冷熱を蓄冷可能な蓄冷部が周面に設けられて蓄冷部により内部が冷却される保冷ボックスを設け、保冷ボックスは、被冷蔵物を搬入出する開口部と、開口部を開閉自在に塞ぐ閉塞部材と、開口部から離間した位置で冷風を導入する冷風導入口とを備え、冷蔵室内には冷風を冷風導入口に案内する冷風通路を形成するガイドが設けられたことを特徴とする冷蔵庫を提供するものである。
【0006】
上記のように構成した冷蔵庫においては、冷蔵室内には対流する冷風が有する冷熱を蓄冷可能な蓄冷部が周面に設けられて蓄冷部により内部が冷却される保冷ボックスを設け、保冷ボックスは、被冷蔵物を搬入出する開口部と、開口部を開閉自在に塞ぐ閉塞部材と、開口部から離間した位置で冷風を導入する冷風導入口とを備え、冷蔵室内には冷風を冷風導入口に案内する冷風通路を形成するガイドが設けられている。保冷ボックスの周面の蓄冷部は冷蔵室内を対流する冷風の冷熱を蓄えるようになり、保冷ボックス内は蓄冷部から放射される冷熱によって冷却される。閉塞部材により保冷ボックスの開口部が閉塞されているときには、保冷ボックス内は冷風通路を流れる冷風によって内圧が高くなり、冷風通路を流れる冷風は冷風導入口から保冷ボックス内に導入されない。これに対し、保冷ボックスの開口部を開放したときには、保冷ボックス内の空気が開口部から放出可能となるので、冷風通路を流れる冷風は冷風導入口から保冷ボックス内に導入されるようになる。このとき、冷風は冷風導入口から保冷ボックス内に導入されて開口部から放出されるので、開口部から保冷ボックス内に埃等の異物や細菌等の微生物が侵入しにくくなる。また、保冷ボックス内に侵入している埃等の異物や細菌等の微生物は冷風導入口から導入される冷風によって開口部から外側に放出される。これらによって、保冷ボックス内を清浄に保つことができる。さらに、保冷ボックス内には常に冷風が対流せず、保冷ボックスの開口部を開放したときにのみ、保冷ボックス内に冷風通路を流れる冷風が導入されるので、保冷ボックス内の被冷蔵物が冷風によって乾燥しにくい。
【0007】
上記のように構成した冷蔵庫においては、ガイドはファンによって冷蔵室内を対流する冷風の一部を冷風通路によって冷風導入口に案内するようにするのが好ましい。この場合において、ガイドには保冷ボックスの内圧が高くなると開放されるダンパを設けるのが好ましい。また、これらの場合に、ガイドの周面には冷蔵室内の冷風が有する冷熱を蓄冷可能なガイド蓄冷部を設けるのが好ましい。
【0008】
上記のように構成した冷蔵庫においては、冷風通路内の温度を検出する冷風通路温度センサと、閉塞部材による開口部の閉塞を維持するロック機構部とを備え、冷風通路温度センサによる検出温度が保冷ボックス内を冷却するのに適した冷却温度より高いときに、ロック機構部によって閉塞部材による開口部の閉塞を維持するように制御するのが好ましい。このようにしたときには、冷風通路を流れる空気の温度が冷却に適した冷却温度より高いときに、ロック機構部によって閉塞部材による開口部の閉塞が維持されるため、冷却温度より高い温度の空気が冷風導入口から保冷ボックス内に導入されないようにすることができる。
【0009】
上記のように構成した冷蔵庫においては、閉塞部材による開口部の閉塞を維持するロック機構部を備え、冷凍装置は、冷蔵室内を冷却する冷却運転と、冷蔵室内を冷却する冷却器に付着した霜を取り除く除霜運転とを実行可能としたものであり、冷凍装置は、除霜運転を実行しているときに、ロック機構部によって閉塞部材による開口部の閉塞を維持するように制御するのが好ましい。冷凍装置が除霜運転を実行しているときに、ロック機構部によって閉塞部材による開口部の閉塞を維持するように制御することで、除霜運転を実行しているときの温かい空気が冷風導入口から保冷ボックス内に導入されないようにすることができる。
【0010】
上記のように構成した冷蔵庫においては、開口部が開放されたことを検知する開放検知機構部を備え、冷凍装置は、冷蔵室内を冷却する冷却運転と、冷蔵室内を冷却する冷却器に付着した霜を取り除く除霜運転とを実行可能としたものであり、開放検知機構部により開口部が開放されたことを検知したときには、冷凍装置は除霜運転を実行しないように制御するのが好ましい。冷凍装置が除霜運転を実行していたとしても、開放検知機構部により開口部が開放されたことを検知したときには、冷凍装置は除霜運転を実行しないように制御するので、除霜運転を実行しているときの温かい空気が冷風導入口から保冷ボックス内に導入されないようにすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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