TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025092860
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208245
出願日2023-12-11
発明の名称蓄冷用容器、及び蓄冷体
出願人株式会社イノアックコーポレーション
代理人個人,個人
主分類F25D 3/00 20060101AFI20250616BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】
本技術は、蓄冷用容器、及び蓄冷体に関し、蓄冷用容器に蓄冷溶媒を充填した蓄冷体として、保冷ボックス等に保冷対象と共に収納したときに、保冷対象の温度上昇を効果的に抑制することを主目的とする。
【解決手段】
本発明者らは鋭意研究した結果、蓄冷用容器の、対向して配置される面の表面に、当該面同士を貫通する、少なくとも1の冷気下降流形成孔を設けることで、蓄冷用容器に蓄冷溶媒を充填した蓄冷体を保冷対象の上部に配置した場合、下にある保冷対象に冷気を当て、保冷対象の温度上昇を効果的に抑制できることを見出した。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
蓄冷溶媒を収容する収容領域を内側に有する蓄冷用容器であって、
対向して配置された一組の主面と、
前記一組の主面同士を貫通する、少なくとも1の冷気下降流形成孔と、を備える、
蓄冷用容器。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記冷気下降流形成孔の外縁を構成する2点であって、前記冷気下降流形成孔を隔てて位置する2点間の距離のうち、最も短い距離が、14mm以下である、請求項1に記載の蓄冷用容器。
【請求項3】
前記冷気下降流形成孔の外縁を構成する2点であって、前記冷気下降流形成孔を隔てて位置する2点間の距離のうち、最も短い距離が、10mm以下である、請求項1に記載の蓄冷用容器。
【請求項4】
少なくとも一方の主面に形成された前記冷気下降流形成孔の外縁が、R加工されている、請求項1に記載の蓄冷用容器。
【請求項5】
少なくとも一方の主面に形成された前記冷気下降流形成孔の外縁が、該主面に交差する方向に延出して形成されている、請求項1に記載に蓄冷用容器。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載の蓄冷用容器に蓄冷溶媒を充填した蓄冷体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本技術は、蓄冷用容器、及び蓄冷体に関する。より詳しくは、冷気の流れを形成する機構を備えた蓄冷用容器、及び蓄冷体の技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、保冷ボックス等に保冷対象と共に収納することで、当該保冷対象の温度上昇を抑制する蓄冷体に関する技術が知られている。
【0003】
例えば、下記特許文献1には、蓄冷溶媒を収納する領域の形状に特徴を有する略四角形の板状の蓄冷用容器や、当該蓄冷用容器に蓄冷溶媒を充填した蓄冷体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021―91478号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本技術は、蓄冷用容器、及び蓄冷体に関し、蓄冷用容器に蓄冷溶媒を充填した蓄冷体として、保冷ボックス等に保冷対象と共に収納したときに、保冷対象の温度上昇を効果的に抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは鋭意研究した結果、蓄冷用容器の、対向して配置される面の表面に、当該面同士を貫通する、少なくとも1の冷気下降流形成孔を設けることで、蓄冷用容器に蓄冷溶媒を充填した蓄冷体を保冷対象の上部に配置した場合、下にある保冷対象に冷気を当て、保冷対象の温度上昇を効果的に抑制できることを見出した。
【0007】
すなわち、本技術では、蓄冷溶媒を収容する収容領域を内側に有する蓄冷用容器であって、対向して配置された一組の主面と、前記一組の主面同士を貫通する、少なくとも1の冷気下降流形成孔と、を備える蓄冷用容器を提供する。
前記冷気下降流形成孔の外縁を構成する2点であって、前記冷気下降流形成孔を隔てて位置する2点間の距離のうち、最も短い距離が、14mm以下であってもよく、10mm以下であってもよい。
本技術の蓄冷用容器において、少なくとも一方の主面に形成された前記冷気下降流形成孔の外縁が、R加工されていてもよい。
また、本技術の蓄冷用容器において、少なくとも一方の主面に形成された前記冷気下降流形成孔の外縁が、該主面に交差する方向に延出して形成されていてもよい。
【0008】
次に、本技術は、本技術の蓄冷用容器に蓄冷溶媒を充填した蓄冷体を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本技術の蓄冷用容器に蓄冷溶媒を充填した蓄冷体の一例を示すイメージ図である。
冷気下降流形成孔の加工が施された外縁の形状の一例を示すイメージ図である。
冷気下降流形成孔の加工が施された外縁の形状の変形例を示すイメージ図である。
保冷ボックス内において、保冷対象の上部に蓄冷体を配置した例を示すイメージ図である。
保冷ボックス内において、保冷対象の上部に蓄冷体を配置した場合の、保冷対象と蓄冷体との配置の関係の例を示すイメージ図である。
保冷対象の上部に本技術の蓄冷体を配置した場合において、冷気下降流形成孔から冷気が降下していくことを示すイメージ図である。
本技術の蓄冷用容器に蓄冷溶媒を充填した蓄冷体の変形例を示すイメージ図である。
本技術の蓄冷用容器に蓄冷溶媒を充填した蓄冷体の変形例を示すイメージ図である。
本技術の蓄冷用容器に蓄冷溶媒を充填した蓄冷体の変形例を示すイメージ図である。
冷気下降流形成孔のスリットの幅と保冷対象の中央の温度との関係を示すグラフである。
冷気下降流形成孔を設けた蓄冷用容器に蓄冷溶媒を充填した蓄冷体を保冷対象の上部に配置した場合の冷却効果のシミュレーションである。
冷気下降流形成孔を設けない蓄冷用容器に蓄冷溶媒を充填した蓄冷体を保冷対象の上部に配置した場合の冷却効果のシミュレーションである。
冷気下降流形成孔に該当しない孔を設けた蓄冷用容器に蓄冷溶媒を充填した蓄冷体を保冷対象の上部に配置した場合の冷却効果のシミュレーションである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本技術を実施するための好適な形態について説明する。以下に説明する実施形態は、本技術の代表的な実施形態の一例を示したものであり、いずれの実施形態も組み合わせることが可能である。また、これらにより本技術の範囲が狭く解釈されることはない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
海水製氷システム
1日前
シャープ株式会社
冷蔵庫
9日前
株式会社カンネツ
冷凍装置
今日
株式会社カンネツ
冷凍装置
1か月前
株式会社カンネツ
冷凍装置
今日
エスペック株式会社
保冷庫
1か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
17日前
アクア株式会社
冷蔵庫
22日前
アクア株式会社
冷蔵庫
24日前
シャープ株式会社
冷蔵庫
9日前
シャープ株式会社
冷却庫
今日
シャープ株式会社
冷蔵庫
10日前
シャープ株式会社
冷却庫
1か月前
ホシザキ株式会社
冷蔵庫
1か月前
シャープ株式会社
冷却庫
1か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
1か月前
シャープ株式会社
冷凍装置
今日
ホシザキ株式会社
オーガ式製氷機
2か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
3日前
アクア株式会社
冷蔵庫
3日前
アクア株式会社
冷蔵庫
15日前
アクア株式会社
冷蔵庫
1か月前
住友重機械工業株式会社
極低温装置
8日前
株式会社前川製作所
冷却装置
1か月前
株式会社前川製作所
フリーザ
23日前
株式会社前川製作所
フリーザ
23日前
株式会社前川製作所
フリーザ
23日前
日産自動車株式会社
熱交換装置
1か月前
株式会社前川製作所
フリーザ
23日前
富士電機株式会社
電力量調整システム
9日前
株式会社前川製作所
凍結庫
1か月前
三菱電機株式会社
冷蔵庫
16日前
東芝ライフスタイル株式会社
冷蔵庫
1か月前
シャープ株式会社
蒸発器及び冷蔵庫
1か月前
東芝ライフスタイル株式会社
冷蔵庫
1か月前
東芝ライフスタイル株式会社
冷蔵庫
1か月前
続きを見る