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公開番号
2025075112
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186042
出願日
2023-10-31
発明の名称
ガード体の取付構造、及びガード体の取付方法
出願人
株式会社パロマ
代理人
個人
,
個人
主分類
F24C
15/30 20060101AFI20250508BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】ビルトインコンロの筐体にガード体を簡単に取り付けることができるガード体の取付構造、及びガード体の取付方法を提供する。
【解決手段】筐体2の底壁14に設けられた差込穴は製造工程で使用されたものである。その差込穴にターンナットを挿入すると、ターンナットのベース部材が筐体2内に挿入され、その底板部が底壁14の下面に係止する。次いでガード体30の前脚部34に設けられた当て部361を底壁14の下面に当接させると共に、その当て部361に設けられた固定穴を底板部に設けられた穴部に重ねる。ボルト91を固定穴と穴部に挿入し、筐体2の内側でターンナットのナット部材を回動させる。ナット部材に設けられたナット穴にボルト91を締結することにより、ガード体30が底壁14の下面に取り付けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
筐体と、前記筐体の底面における左右方向の一端部側に下方に突出して固定され、手動栓及びガスホースの接続部を備えたガス中継具とを備えるビルトインコンロの前記筐体に対して、前記ガス中継具を保護するガード体を取り付けるガード体の取付構造であって、
前記筐体の前記底面における前記ガス中継具よりも前記左右方向の一端部側には、前記ビルトインコンロの製造工程において前記筐体を搬送する為の搬送用コンベアに対する前記筐体の位置決めの為に前記搬送用コンベアに設けられた位置決めピンが差し込まれる差込穴が設けられ、
前記ガード体は、
前記筐体に取り付けられたときの取付姿勢で、前記ガス中継具よりも下方位置で且つ前記ガス中継具の少なくとも前方及び前記底面の前記左右方向の中央側に位置するガード部と、
前記差込穴を通じて前記筐体の外側から内側に挿入される挿入部と、
前記挿入部が前記差込穴を通じて前記筐体の内側に挿入した状態で、前記ガード体の前記取付姿勢を保持する保持部と
を備えたこと
を特徴とするガード体の取付構造。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記ガード体は、先端部を前記挿入部とする棒状の脚部を有し、
前記挿入部は、屈曲形状を有し、前記差込穴を通じて前記筐体の内側に挿入されて係止する係止部を備え、
前記保持部は、前記脚部に沿って移動可能に設けられ、前記挿入部が前記筐体の内側に挿入されて係止し、前記脚部に沿って前記底面に当接する位置まで引き上げられた状態で前記脚部に固定されることによって、前記ガード体の前記取付姿勢を保持すること
を特徴とする請求項1に記載のガード体の取付構造。
【請求項3】
ボルトが挿入される穴部を有し、前記穴部に対する前記ボルトの挿入方向と平行に延びる略U字状のベース部材と、柱状の胴部を有し、前記ベース部材に対して、前記胴部の軸線が前記挿入方向と一致する第1姿勢と、前記挿入方向と交差する第2姿勢との間で回動自在に取り付けられ、前記ボルトが締結可能なナット穴が前記胴部に形成されたナット部材とを備えるターンナットを備え、
前記挿入部は、前記ベース部材であって、前記差込穴に挿入されて前記差込穴に対して前記筐体の外側から前記穴部が重ねられた状態で前記筐体の前記底面に係止し、
前記保持部は、前記ナット部材であって、前記胴部が前記第1姿勢の状態で前記ベース部材と共に前記差込穴に挿入され、前記筐体の内側においてその後回動して前記第2姿勢となり前記ナット穴が前記差込穴と対向する位置で、前記穴部に挿入された前記ボルトが前記差込穴を介して前記ナット穴に締結されることにより、前記ガード体の前記取付姿勢を保持すること
を特徴とする請求項1に記載のガード体の取付構造。
【請求項4】
筐体と、前記筐体の底面における左右方向の一端部側に下方に突出して固定され、手動栓及びガスホースの接続部を備えたガス中継具とを備えるビルトインコンロの前記筐体に対して、前記ガス中継具を保護するガード体を取り付けるガード体の取付方法であって、
前記筐体の前記底面における前記ガス中継具よりも前記左右方向の一端部側には、前記ビルトインコンロの製造工程において前記ビルトインコンロを搬送する為の搬送用コンベアに対する前記ビルトインコンロの位置決めの為に前記搬送用コンベアに設けられた位置決めピンが差し込まれる差込穴が設けられ、
前記ガード体は、
前記筐体に取り付けられたときの取付姿勢で、前記手動栓よりも下方位置で且つ前記手動栓の少なくとも前方及び前記底面の前記左右方向の中央側に位置するガード部と、
前記差込穴を通じて前記筐体の外側から内側に挿入される挿入部と、
前記挿入部が前記差込穴を通じて前記筐体の内側に挿入した状態で、前記ガード体の前記取付姿勢を保持する保持部と
を備え、
前記差込穴を通じて前記挿入部を前記筐体の外側から内側に挿入する挿入ステップと、
前記挿入ステップにおいて前記挿入部が前記差込穴を通じて前記筐体の内側に挿入され、前記ガード部が前記手動栓の下方位置で前記手動栓の少なくとも前方及び前記一端部側に位置した状態で前記ガード体の姿勢を前記保持部で保持する保持ステップと
を備えたことを特徴とするガード体の取付方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガード体の取付構造、及びガード体の取付方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、キャビネットに埋め込まれて設置されるビルトインコンロが知られている(例えば特許文献1参照)。この種のビルトインコンロでは、ケーシングの底壁にガスアダプタが設けられる。ガスアダプタには各種ガスバーナに通じるガス中継具が固定される。ガス中継具はケーシングの底壁からビルトインコンロの下方に突出する。ガス中継具には手動栓と接続部が設けられる。接続部にはガスホースが接続される。ところで、キャビネットの多くは、ビルトインコンロの設置スペースの下側に収納庫を備える。収納庫には、調理容器や調理器具等の被収納物が収納される。収納庫を備えたキャビネットとして、例えば収納庫を前後方向にスライド可能としたものや、収納庫の前側に開閉扉を設けたものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-29993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前者のキャビネットでは、収納庫に収納されるフライパンや大型の鍋が収納庫を閉じた際に、ガス中継具に衝突する可能性があった。後者のキャビネットであっても、収納庫内で収納物を動かしたときに収納物が横方向からガス中継具に衝突する可能性があった。これらの問題を解決する為、例えば、被収納物がガス中継具に衝突するのを防止できるガード体をビルトインコンロの筐体に取り付けることが考えられる。しかしながら、既設のビルトインコンロに対しては、キャビネット内で作業を行う必要があるので、筐体に対してガード体を簡単に取り付けることができる構造が求められていた。
【0005】
本発明の目的は、ビルトインコンロの筐体にガード体を簡単に取り付けることができるガード体の取付構造、及びガード体の取付方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1のガード体の取付構造は、筐体と、前記筐体の底面における左右方向の一端部側に下方に突出して固定され、手動栓及びガスホースの接続部を備えたガス中継具とを備えるビルトインコンロの前記筐体に対して、前記ガス中継具を保護するガード体を取り付けるガード体の取付構造であって、前記筐体の前記底面における前記ガス中継具よりも前記左右方向の一端部側には、前記ビルトインコンロの製造工程において前記筐体を搬送する為の搬送用コンベアに対する前記筐体の位置決めの為に前記搬送用コンベアに設けられた位置決めピンが差し込まれる差込穴が設けられ、前記ガード体は、前記筐体に取り付けられたときの取付姿勢で、前記ガス中継具よりも下方位置で且つ前記ガス中継具の少なくとも前方及び前記底面の前記左右方向の中央側に位置するガード部と、前記差込穴を通じて前記筐体の外側から内側に挿入される挿入部と、前記挿入部が前記差込穴を通じて前記筐体の内側に挿入した状態で、前記ガード体の前記取付姿勢を保持する保持部とを備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項2のガード体の取付構造において、前記ガード体は、先端部を前記挿入部とする棒状の脚部を有し、前記挿入部は、屈曲形状を有し、前記差込穴を通じて前記筐体の内側に挿入されて係止する係止部を備え、前記保持部は、前記脚部に沿って移動可能に設けられ、前記挿入部が前記筐体の内側に挿入されて係止し、前記脚部に沿って前記底面に当接する位置まで引き上げられた状態で前記脚部に固定されることによって、前記ガード体の前記取付姿勢を保持してもよい。
【0008】
請求項3のガード体の取付構造は、ボルトが挿入される穴部を有し、前記穴部に対する前記ボルトの挿入方向と平行に延びる略U字状のベース部材と、柱状の胴部を有し、前記ベース部材に対して、前記胴部の軸線が前記挿入方向と一致する第1姿勢と、前記挿入方向と交差する第2姿勢との間で回動自在に取り付けられ、前記ボルトが締結可能なナット穴が前記胴部に形成されたナット部材とを備えるターンナットを備え、前記挿入部は、前記ベース部材であって、前記差込穴に挿入されて前記差込穴に対して前記筐体の外側から前記穴部が重ねられた状態で前記筐体の前記底面に係止し、前記保持部は、前記ナット部材であって、前記胴部が前記第1姿勢の状態で前記ベース部材と共に前記差込穴に挿入され、前記筐体の内側においてその後回動して前記第2姿勢となり前記ナット穴が前記差込穴と対向する位置で、前記穴部に挿入された前記ボルトが前記差込穴を介して前記ナット穴に締結されることにより、前記ガード体の前記取付姿勢を保持してもよい。
【0009】
請求項4のガード体の取付方法は、筐体と、前記筐体の底面における左右方向の一端部側に下方に突出して固定され、手動栓及びガスホースの接続部を備えたガス中継具とを備えるビルトインコンロの前記筐体に対して、前記ガス中継具を保護するガード体を取り付けるガード体の取付方法であって、前記筐体の前記底面における前記ガス中継具よりも前記左右方向の一端部側には、前記ビルトインコンロの製造工程において前記ビルトインコンロを搬送する為の搬送用コンベアに対する前記ビルトインコンロの位置決めの為に前記搬送用コンベアに設けられた位置決めピンが差し込まれる差込穴が設けられ、前記ガード体は、前記筐体に取り付けられたときの取付姿勢で、前記手動栓よりも下方位置で且つ前記手動栓の少なくとも前方及び前記底面の前記左右方向の中央側に位置するガード部と、前記差込穴を通じて前記筐体の外側から内側に挿入される挿入部と、前記挿入部が前記差込穴を通じて前記筐体の内側に挿入した状態で、前記ガード体の前記取付姿勢を保持する保持部とを備え、前記差込穴を通じて前記挿入部を前記筐体の外側から内側に挿入する挿入ステップと、前記挿入ステップにおいて前記挿入部が前記差込穴を通じて前記筐体の内側に挿入され、前記ガード部が前記手動栓の下方位置で前記手動栓の少なくとも前方及び前記一端部側に位置した状態で前記ガード体の姿勢を前記保持部で保持する保持ステップとを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1のガード体の取付構造によれば、製造工程で使用される筐体の差込穴に対してガード体の挿入部を挿入し、保持部によりガード体の取付姿勢を保持する。これにより筐体に新たな穴を空ける等の加工を行うことなく筐体にガードを取り付けることができる。よって、既設のビルトインコンロの筐体であってもガード体を容易に取り付けることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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