TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025075741
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187120
出願日2023-10-31
発明の名称電気接続箱
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/16 20060101AFI20250508BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】端子保持部材における係止片が外れることを抑制可能とした電気接続箱を提供する。
【解決手段】電気接続箱における端子保持部材14は、ベース部材20と、ベース部材20との間に端子を挟んで保持するカバー部材40とを有する。ベース部材20は、第1側壁部21と、第1側壁部21の側面に設けられた第1被係止部31とを備える。第1被係止部31は、挿入孔35を有する。カバー部材40は、第1側壁部21の側面に沿って挿入孔35に挿入されて第1被係止部31に係止される第1係止片42を備える。第1係止片42は、挿入孔35から突出して第1被係止部31に係止される突出部位44を有する。ベース部材20の第1側壁部21は、突出部位44に対して第1側壁部21の厚さ方向に間隔を空けて対向する対向部としての第1幅狭部25aと、第1幅狭部25aから突出して突出部位44に当接する当接凸部36とを有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジング内に設けられた接続部材と、
前記接続部材に接続される端子と、
前記端子を保持するとともに前記ハウジングに組み付けられる端子保持部材と、
を備えた電気接続箱であって、
前記端子保持部材は、第1保持部材と、前記第1保持部材との間に前記端子を挟んで保持する第2保持部材と、を有し、
前記第1保持部材は、側壁部と、前記側壁部の側面に設けられた被係止部と、を備え、
前記被係止部は、挿入孔を有し、
前記第2保持部材は、前記側壁部の側面に沿って前記挿入孔に挿入されて前記被係止部に係止される係止片を備え、
前記係止片は、前記挿入孔から突出して前記被係止部に係止される突出部位を有し、
前記側壁部は、前記突出部位に対して間隔を空けて対向する対向部と、前記対向部から突出して前記突出部位に当接する当接凸部と、を有している、
電気接続箱。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記側壁部は、互いに対向するように一対設けられ、
前記端子は、一対の前記側壁部の間に収容され、
一対の前記側壁部は、前記端子における電線接続部を収容すべく一対の前記側壁部同士の間隔が広く設定された幅広部と、一対の前記側壁部同士の間隔が前記幅広部よりも狭く設定された幅狭部と、を有し、
前記被係止部は、その少なくとも一部が前記幅広部に設けられ、
前記幅狭部は、前記突出部位に対して間隔を空けて対向する前記対向部を構成している、
請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項3】
前記被係止部は、前記側壁部の側面から延出する一対の延出部と、前記一対の延出部同士を繋ぐ連結部と、を備え、
前記挿入孔は、前記一対の延出部と前記連結部とによって形成され、
前記係止片における前記突出部位は、前記挿入孔から突出して前記連結部に係止される、
請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項4】
前記当接凸部は、前記一対の延出部の間に互いに間隔を空けて複数設けられている、
請求項3に記載の電気接続箱。
【請求項5】
前記一対の延出部および複数の前記当接凸部の各々は、一方向に互いに等間隔に並んで設けられている、
請求項4に記載の電気接続箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気接続箱に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載された電気接続箱は、ハウジングと、ハウジングに組み付けられる端子保持部材とを備える。端子保持部材に保持された端子は、ハウジング内に設けられる接続部材に接続される。端子保持部材は、第1カバーと第2カバーとを有している。端子は、第1カバーと第2カバーとによって挟まれて保持される。
【0003】
特許文献1に記載の端子保持部材における第2カバーは、側壁部と、側壁部の側面に設けられた被係止部とを備える。同被係止部は、挿入孔を有している。一方、第1カバーは、第2カバーにおける被係止部の挿入孔に挿入される係止片(特許文献1中、係止爪)を有している。同係止片は、被係止部の挿入孔に挿入された状態において、挿入孔から外部に突出して被係止部に係止される突出部位を有する。係止片の突出部位が被係止部に係止することにより、第1カバーと第2カバーとが互いに組み付いた状態が保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-44141号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような端子保持部材において、設計上の制約により、第1カバーにおける係止片の前記突出部位と第2カバーにおける側壁部との間に隙間を設定しなければならない場合がある。この場合、係止片の突出部位と第2カバーの側壁部との間に隙間があることで、第2カバーの側壁部で係止片の撓みが規制できないおそれがある。したがって、係止片が被係止部から意図せず外れるおそれがある。
【0006】
本開示の目的は、端子保持部材における係止片が外れることを抑制可能とした電気接続箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の電気接続箱は、ハウジングと、前記ハウジング内に設けられた接続部材と、前記接続部材に接続される端子と、前記端子を保持するとともに前記ハウジングに組み付けられる端子保持部材と、を備えた電気接続箱であって、前記端子保持部材は、第1保持部材と、前記第1保持部材との間に前記端子を挟んで保持する第2保持部材と、を有し、前記第1保持部材は、側壁部と、前記側壁部の側面に設けられた被係止部と、を備え、前記被係止部は、挿入孔を有し、前記第2保持部材は、前記側壁部の側面に沿って前記挿入孔に挿入されて前記被係止部に係止される係止片を備え、前記係止片は、前記挿入孔から突出して前記被係止部に係止される突出部位を有し、前記側壁部は、前記突出部位に対して間隔を空けて対向する対向部と、前記対向部から突出して前記突出部位に当接する当接凸部と、を有している。
【発明の効果】
【0008】
本開示の電気接続箱によれば、端子保持部材において係止片が外れることを抑制可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態における電気接続箱の断面図である。
図2は、同実施形態における端子保持部材の分解斜視図である。
図3は、同実施形態における端子保持部材の側面図である。
図4は、同実施形態における第1保持部材の正面図である。
図5は、図3における5-5線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の電気接続箱は、
[1]ハウジングと、前記ハウジング内に設けられた接続部材と、前記接続部材に接続される端子と、前記端子を保持するとともに前記ハウジングに組み付けられる端子保持部材と、を備えた電気接続箱であって、前記端子保持部材は、第1保持部材と、前記第1保持部材との間に前記端子を挟んで保持する第2保持部材と、を有し、前記第1保持部材は、側壁部と、前記側壁部の側面に設けられた被係止部と、を備え、前記被係止部は、挿入孔を有し、前記第2保持部材は、前記側壁部の側面に沿って前記挿入孔に挿入されて前記被係止部に係止される係止片を備え、前記係止片は、前記挿入孔から突出して前記被係止部に係止される突出部位を有し、前記側壁部は、前記突出部位に対して間隔を空けて対向する対向部と、前記対向部から突出して前記突出部位に当接する当接凸部と、を有している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

住友電装株式会社
コネクタ
1か月前
住友電装株式会社
コネクタ
1か月前
住友電装株式会社
コネクタ
21日前
住友電装株式会社
端子金具
21日前
住友電装株式会社
コネクタ
1か月前
住友電装株式会社
コネクタ
1か月前
住友電装株式会社
コネクタ
13日前
住友電装株式会社
コネクタ
今日
住友電装株式会社
電気接続箱
今日
住友電装株式会社
電気接続箱
今日
住友電装株式会社
車載電源装置
22日前
住友電装株式会社
ワイヤハーネス
6日前
住友電装株式会社
車載用キャパシタ装置
3日前
住友電装株式会社
センサ部材、及びセンサ部材の製造方法
1か月前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
今日
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
21日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
21日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
3日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
端子金具
3日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
端子金具
3日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
端子金具
3日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
電気接続箱
14日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
電気接続箱
1か月前
株式会社オートネットワーク技術研究所
回路ユニット
14日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
回路ユニット
1か月前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ装置
1日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ装置
21日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ装置
1日前
住友電装株式会社
コネクタ
28日前
住友電装株式会社
コネクタ
2日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
ワイヤーハーネス
29日前
住友電装株式会社
プロテクタ
21日前
住友電装株式会社
シールド端子
1か月前
住友電装株式会社
充電コネクタ
1か月前
住友電装株式会社
電源制御装置
1か月前
住友電装株式会社
ワイヤハーネス
1か月前
続きを見る