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公開番号2025075809
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187239
出願日2023-10-31
発明の名称静電捕集装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250508BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】捕集部材から回収部材への被捕集物の転写効率を向上させる。
【解決手段】静電捕集装置10は、絶縁体で形成され、捕集部R1及び回収部R2を形成し、清掃対象から被捕集物を静電的に捕集する捕集部材11aと、絶縁体で形成され、回収部R2で捕集部材11aから被捕集物を静電的に回収する回収部材12と、導電体で形成され、回収部R2に位置した捕集部材11aを介して回収部R2に位置した回収部材12aに対向するように配置された導電部材11bと、を有し、捕集部R1を通る導電部材11bから清掃対象までの最短距離をL1、回収部R2を通る導電部材11bから回収部材12aまでの最短距離をL2としたとき、L1>L2を満たす構成とされる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
清掃対象から被捕集物を捕集する周回移動可能な捕集部材と、
前記捕集部材から前記被捕集物を回収する周回移動可能な回収部材と、
を有し、
前記捕集部材は、絶縁体で形成され、前記清掃対象に接触して捕集部を形成すると共に、前記回収部材と接触して回収部を形成し、周回移動しながら前記捕集部で前記清掃対象から前記被捕集物を静電的に捕集し、
前記回収部材は、絶縁体で形成され、周回移動しながら前記回収部で前記捕集部材から前記被捕集物を静電的に回収する静電捕集装置であって、
導電体で形成され、前記回収部に位置した前記捕集部材を介して前記回収部に位置した前記回収部材に対向するように設けられた導電部材を有し、
前記捕集部を通る前記導電部材から前記清掃対象までの最短距離をL1、前記回収部を通る前記導電部材から前記回収部材までの最短距離をL2としたとき、L1>L2を満たすことを特徴とする静電捕集装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
回転可能な芯部と、前記芯部の外周に設けられた弾性変形可能な突起と、を備えた捕集回転体を有し、
前記突起が前記捕集部材を構成し、
前記芯部が前記導電部材を構成することを特徴とする請求項1に記載の静電捕集装置。
【請求項3】
前記突起は、前記芯部の外周に設けられた起毛で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の静電捕集装置。
【請求項4】
前記突起は、前記芯部の外周に前記芯部の回転軸線方向に沿って設けられたシートで構成されていることを特徴とする請求項2に記載の静電捕集装置。
【請求項5】
前記捕集回転体は、前記シートに隣接して前記芯部の回転軸線方向に沿って前記芯部に設けられた、導電体で形成された導電体シートを有することを特徴とする請求項4に記載の静電捕集装置。
【請求項6】
前記導電体シートは、前記芯部と導通していることを特徴とする請求項5に記載の静電捕集装置。
【請求項7】
前記導電体シートは、前記シートの側面に固定されており、前記シートと共に変形することを特徴とする請求項5に記載の静電捕集装置。
【請求項8】
前記導電体シートは、前記回収部において前記回収部材により変形させられた互いに隣接する2つの前記シートの間に挟まれるように設けられていることを特徴とする請求項5に記載の静電捕集装置。
【請求項9】
前記芯部の回転軸線方向に沿う長手方向と直交する短手方向における前記導電体シートの長さは、前記短手方向における前記シートの長さよりも短いことを特徴とする請求項5に記載の静電捕集装置。
【請求項10】
前記短手方向における前記導電体シートの長さは、前記短手方向における前記シートの長さの半分以下であることを特徴とする請求項9に記載の静電捕集装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、清掃対象から被捕集物を捕集する静電捕集装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、種々の製造設備、工業製品、あるいは家庭用の掃除機などにおいて、静電付着力を用いて微粒子を捕集する技術が提案されている。ここでいう「微粒子」とは、例えば、電子写真画像形成装置におけるトナーや紙粉、製造設備や家庭における塵埃などを指す。
【0003】
例えば、特許文献1には、電子写真画像形成装置における静電潜像担持体の表面のトナーを、静電付着力を用いて捕集する静電捕集装置(クリーニング装置)が開示されている。特許文献2には、ガラス基板、プリント基板(PCB、PCBAなど)、フィルム、シート、プラスチック板などの表面の塵埃を、静電付着力を用いて捕集する静電捕集装置(クリーニング装置)が開示されている。また、特許文献3には、床面上の塵埃を、静電付着力を用いて捕集する静電捕集装置(静電気式掃除機)が開示されている。
【0004】
これらの静電捕集装置は、まず清掃対象上の被捕集物を捕集回転体により静電的に捕集し、捕集回転体に静電的に付着した被捕集物を回収回転体に静電的に転写して回収する。捕集回転体としては、捕集部材を構成する起毛が芯部の周りに設けられたブラシローラなどが用いられる。また、回収回転体としては、回収部材を構成する表層を有する回収ローラなどが用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平1-6989号公報
特許第4886097号公報
特開2015-84993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような静電捕集装置では、捕集回転体による被捕集物の捕集性能を高めるべく捕集部材(起毛など)の静電付着力を高めると、捕集部材から回収部材(回収ローラの表層など)への被捕集物の転写効率が下がってしまうことがある。捕集回転体による被捕集物の捕集性能を維持するためには、捕集部材を効果的にリフレッシュできるように、捕集部材から回収部材への被捕集物の転写効率を向上させることが重要である。
【0007】
そこで、本発明の目的は、捕集部材から回収部材への被捕集物の転写効率を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的は本発明に係る静電捕集装置にて達成される。要約すれば、清掃対象から被捕集物を捕集する周回移動可能な捕集部材と、前記捕集部材から前記被捕集物を回収する周回移動可能な回収部材と、を有し、前記捕集部材は、絶縁体で形成され、前記清掃対象に接触して捕集部を形成すると共に、前記回収部材と接触して回収部を形成し、周回移動しながら前記捕集部で前記清掃対象から前記被捕集物を静電的に捕集し、前記回収部材は、絶縁体で形成され、周回移動しながら前記回収部で前記捕集部材から前記被捕集物を静電的に回収する静電捕集装置であって、導電体で形成され、前記回収部に位置した前記捕集部材を介して前記回収部に位置した前記回収部材に対向するように設けられた導電部材を有し、前記捕集部を通る前記導電部材から前記清掃対象までの最短距離をL1、前記回収部を通る前記導電部材から前記回収部材までの最短距離をL2としたとき、L1>L2を満たすことを特徴とする静電捕集装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、捕集部材から回収部材への被捕集物の転写効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1に係る画像形成装置の模式的な断面図である。
実施例1に係るクリーニング装置の模式的な断面図である。
実施例1における捕集部の拡大模式図である。
実施例1における回収部の拡大模式図である。
回収部クリアランスL2と回収部における紙粉の転写効率との関係、及び回収部クリアランスL2とクーロン力Feとの関係を示すグラフ図である。
実施例1における回収部の電界を示す拡大模式図である。
回収部クリアランスL2とクーロン力Feとの関係を示すグラフ図である。
実施例1の変形例に係るクリーニング装置の模式的な断面図である。
実施例2に係るクリーニング装置の模式的な断面図である。
実施例3に係るクリーニング装置の模式的な断面図である。
実施例4に係る清掃装置の模式的な外観斜視図である。
実施例4に係る清掃装置の模式的な断面図である。
実施例5に係る清掃装置におけるパドルローラ及び回収ローラを示す模式的な断面図である。
実施例6に係る清掃装置の模式的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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