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公開番号2025077122
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189083
出願日2023-11-06
発明の名称放熱装置およびそれを用いた機器
出願人アンリツ株式会社
代理人個人,個人
主分類H01L 23/467 20060101AFI20250512BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】吸熱面の表面積や体積を無駄に増やすことなく吸熱性能に優れた放熱装置を提供する。
【解決手段】第1の放熱装置11は、矩形状の本体11aの対向する一方の面から他方の面の所定距離L1手前までの位置に向かって徐々に狭くなるようにテーパ状の複数の吸入穴21を形成することにより一方の面を吸熱面11b、他方の面を放熱面11cとし、吸入穴21に連通して吸熱面11bと放熱面11cに直交する上下の両側面11d,11d間と左右の両側面11e,11e間を貫通するように複数の抜け穴22が形成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
矩形状の本体(11a)の対向する一方の面から他方の面の所定距離(L1)手前までの位置に向かって徐々に狭くなるようにテーパ状の複数の吸入穴(21)を形成することにより前記一方の面を吸熱面(11b)、前記他方の面を放熱面(11c)とし、
前記吸入穴に連通して前記吸熱面と前記放熱面に直交する少なくとも一方の両側面間を貫通するように複数の抜け穴(22)が形成されることを特徴とする放熱装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記複数の抜け穴(22)が前記本体(11a)の厚さ方向に複数段形成されることを特徴とする請求項1に記載の放熱装置。
【請求項3】
筐体(2a)の内部に熱源(3)が配置され、前記筐体がカバー(2b)で覆われた機器(2)であって、
前記カバーの一平面の一部が放熱面となるように請求項1または2の放熱装置を配置することを特徴とする放熱装置を用いた機器。
【請求項4】
請求項1または2の放熱装置からなる第1の放熱装置(11)と、
前記第1の放熱装置の吸熱面(11b)に取り付けられ、前記熱源(3)から放出された熱を前記吸熱面に送り込むファン(13)と、
前記第1の放熱装置の放熱面(11c)に接合して取り付けられる吸熱面(12a)を有し、前記カバー(2b)の外側に突出して設けられ、前記第1の放熱装置の放熱面から放熱される熱を前記筐体(2a)の外に放出する第2の放熱装置(12)と、を備えたことを特徴とする請求項3に記載の放熱装置を用いた機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、筐体の内部に配置される熱源からの熱を筐体の外部に放出するための放熱装置およびそれを用いた機器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
熱源からの熱を放熱するための放熱装置としては、例えば下記特許文献1に開示されるヒートシンク装置が知られている。特許文献1に開示されるヒートシンク装置は、ヒートシンクの直上に軸流ファンが設けられたものである。さらに説明すると、矩形ピンのヒートシンクの基板に放熱対象であるパッケージが取り付けられており、ヒートシンクのピンの直上に軸流ファンが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-321569号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1を含む従来の放熱装置の構造では、空気に飛散した熱をうまくヒートシンクに伝えられず、吸熱性能を大きくするためには吸熱面の表面積や体積を増やす必要があった。
【0005】
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、吸熱面の表面積や体積を無駄に増やすことなく吸熱性能に優れた放熱装置およびそれを用いた機器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載された放熱装置は、矩形状の本体11aの対向する一方の面から他方の面の所定距離L1手前までの位置に向かって徐々に狭くなるようにテーパ状の複数の吸入穴21を形成することにより前記一方の面を吸熱面11b、前記他方の面を放熱面11cとし、
前記吸入穴に連通して前記吸熱面と前記放熱面に直交する少なくとも一方の両側面間を貫通するように複数の抜け穴22が形成されることを特徴とする。
【0007】
本発明の請求項2に記載された放熱装置は、請求項1の放熱装置において、
前記複数の抜け穴22が前記本体11aの厚さ方向に複数段形成されることを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項3に記載された放熱装置を用いた機器は、筐体2aの内部に熱源3が配置され、前記筐体がカバー2bで覆われた機器2であって、
前記カバーの一平面の一部が放熱面となるように請求項1または2の放熱装置を配置することを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項4に記載された放熱装置を用いた機器は、請求項3の放熱装置を用いた機器において、
請求項1または2の放熱装置からなる第1の放熱装置11と、
前記第1の放熱装置の吸熱面11bに取り付けられ、前記熱源3から放出された熱を前記吸熱面に送り込むファン13と、
前記第1の放熱装置の放熱面11cに接合して取り付けられる吸熱面12aを有し、前記カバー2bの外側に突出して設けられ、前記第1の放熱装置の放熱面から放熱される熱を前記筐体2aの外に放出する第2の放熱装置12と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、吸熱面の表面積や体積を無駄に増やすことなく吸熱性能に優れた放熱を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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