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公開番号2025077667
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023190040
出願日2023-11-07
発明の名称内燃機関の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02D 45/00 20060101AFI20250512BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】クラッチ操作によるエンジン回転数低下を異常状態として誤検出するのを抑制することができる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】内燃機関の制御装置は、マニュアルトランスミッションが設けられた車両に搭載される内燃機関の制御装置であって、アイドリング運転中のエンジン回転数を監視するISCモニタを備えている。ISCモニタは、エンジン回転数が目標回転数から乖離する異常が発生する場合、エンジン回転数低下の異常状態として検出している。クラッチの入力軸回転数であるエンジン回転数とクラッチの出力軸回転数であるマニュアルトランスミッションの入力軸回転数との差が所定値以上になっている期間(ステップS120:NO)を、ISCモニタによる異常診断の対象から除外する(ステップS140)。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
マニュアルトランスミッションが設けられた車両に搭載される内燃機関の制御装置であり、
アイドリング運転中のエンジン回転数を監視するISCモニタを備えており、
当該ISCモニタは、
エンジン回転数が目標回転数から乖離する異常が発生する場合、エンジン回転数低下の異常状態として検出しており、
クラッチの入力軸回転数であるエンジン回転数とクラッチの出力軸回転数である前記マニュアルトランスミッションの入力軸回転数との差が所定値以上になっている期間を、前記ISCモニタによる異常診断の対象から除外する
内燃機関の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は内燃機関の制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、マニュアルトランスミッションが設けられた車両に搭載される内燃機関の回転数制御装置が開示されている。当該車両は、クラッチペダルが半クラッチ位置にあるときに、半クラッチ状態を検出する半クラッチ検出スイッチを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-090719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
内燃機関の制御装置は、アイドリング運転中にエンジン回転数を目標回転数に維持するISC(Idle Speed Control)を行う。ISCを行っているにも拘わらず、エンジン回転数が目標回転数から乖離する異常が発生することがある。
【0005】
このようなISCの異常を検出するために、アイドリング運転中のエンジン回転数を監視するISCモニタを設けることが考えられる。しかし、マニュアルトランスミッションを搭載した車両では、ドライバーのクラッチ操作により半クラッチ状態になることで、エンジン回転数が低下する可能性もある。このような場合、エンジンには異常が生じていないが、エンジン回転数が目標回転数から乖離する。そのため、ISCモニタによりエンジン回転数低下の異常状態として誤検出されてしまう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するための内燃機関の制御装置は、マニュアルトランスミッションが設けられた車両に搭載される内燃機関の制御装置であって、アイドリング運転中のエンジン回転数を監視するISCモニタを備えている。ISCモニタは、エンジン回転数が目標回転数から乖離する異常が発生する場合、エンジン回転数低下の異常状態として検出している。ISCモニタは、クラッチの入力軸回転数であるエンジン回転数とクラッチの出力軸回転数であるマニュアルトランスミッションの入力軸回転数との差が所定値以上になっている期間を、ISCモニタによる異常診断の対象から除外する。
【発明の効果】
【0007】
上記内燃機関の制御装置は、クラッチ操作によるエンジン回転数低下を異常状態として誤検出するのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態にかかる内燃機関の制御装置を備える制御システムを概略的に示す構成図である。
図2は、同実施形態にかかる内燃機関の制御装置のISCモニタにより実行される処理のフローチャートである。
図3は、同実施形態にかかるモニタ期間を説明するための説明図である。(a)は回転数の推移を、(b)は車速の推移を、(c)はアイドルスイッチの状態の推移を、(d)はクラッチストロークの推移を、(e)はシフト位置の推移をそれぞれ示している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、内燃機関の制御装置の一実施形態について、図1~図3を参照して説明する。
<マニュアルトランスミッション100が搭載された車両の制御システムの構成>
図1は内燃機関の制御装置50を備える制御システムを概略的に示している。
【0010】
図1に示すように、制御システムは、エンジン10と、クラッチ40と、マニュアルトランスミッション100と、制御装置50と、を備えている。エンジン10は、燃料を燃焼させることで発生した燃焼ガスを利用し、動力に変換する内燃機関を原動機とするものである。クラッチ40は、エンジン10の出力軸70とマニュアルトランスミッション100の入力軸80との間に取り付けられている。クラッチ40は、ドライバーの操作により、エンジン10の駆動力をマニュアルトランスミッション100に伝えたり遮断したりする。マニュアルトランスミッション(Manual Transmission,MT)100は、ドライバーが減速比(ギヤ)を選択して操作する手動変速機である。
(【0011】以降は省略されています)

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