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公開番号2025077767
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023190217
出願日2023-11-07
発明の名称電池データ抽出システム、及び電池データ抽出方法
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01R 31/392 20190101AFI20250512BHJP(測定;試験)
要約【課題】少ない特性データの利用により、蓄電池システムの劣化状態を経時的に計測可能な電池データ抽出システム、及び電池データ抽出方法を提供する。
【解決手段】本実施形態によれば、電池データ抽出システムは、電池データ抽出装置と、通信装置と、を備える。電池データ抽出装置は、複数のセルを有する蓄電池システムに対する電池劣化診断方法に対応する抽出条件にしたがい、時系列に生成される前記蓄電池システムの電池データの中から特性データを抽出するデータ抽出部を有する。通信装置は、抽出されたデータを、ネットワークを介して送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電池データ抽出システムは、
電池データ抽出装置と、
通信装置と、を備え、
電池データ抽出装置は、セルを有する蓄電池システムに対する電池劣化診断方法に対応する抽出条件にしたがい、時系列に生成される前記蓄電池システムの電池データの中から特性データを抽出するデータ抽出部を有し、
通信装置は、抽出された特性データを、ネットワークを介して送信する、電池データ抽出システム。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記データ抽出部は、複数の電池劣化診断方法ごとに設定された抽出条件に前記電池データが合致した場合に特性データを抽出する、請求項1に記載の電池データ抽出システム。
【請求項3】
前記データ抽出部は、前記セルの内部抵抗、及び電池容量の少なくともいずれかを推定するために必要となる特性データを抽出する、請求項2に記載の電池データ抽出システム。
【請求項4】
前記蓄電池システムセルは、複数のセルが多直列多並列に構成可能であり、前記データ抽出部は、前記複数のセルの中の少なくとも1つのセルにおいて、電流が流れている状態からゼロに変化して所定の時間が継続することを抽出条件とする、請求項3に記載の電池データ抽出システム。
【請求項5】
電池劣化診断方法に対する抽出条件を前記データ抽出部に設定する抽出条件設定部を、更に有する、請求項1に記載の電池データ抽出システム。
【請求項6】
前記抽出条件設定部は、ネットワークを介して取得した抽出条件を前記データ抽出部に設定する、請求項5に記載の電池データ抽出システム。
【請求項7】
前記特性データに付与情報を付与する電池情報付与装置と、
前記付与情報を付与された前記特性データを用いて劣化診断を行う電池劣化診断装置と、
前記付与情報に基づき特性データの管理を行う電池データ管理装置と、
を更に備える、請求項1に記載の電池データ抽出システム。
【請求項8】
通信装置は、特性データと付与情報とを前記ネットワークを介して、電池劣化診断装置に送信する、請求項7に記載の電池データ抽出システム。
【請求項9】
電池情報付与装置は、抽出した特性データに対して、適用する電池劣化診断方法の情報を付与する、請求項7に記載の電池データ抽出システム。
【請求項10】
電池情報付与装置は、前記蓄電池システムの少なくとも一つを示す識別情報と、前記蓄電池システムの位置に関する情報であるアドレス情報とを付与する、請求項9に記載の電池データ抽出システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電池データ抽出システム、及び電池データ抽出方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
蓄電池システムは、電力需給のバランス維持などの分散電源として一般に使用される。また、鉄道の車上システムなどのように広域での蓄電池システムの運用が進められている。このような、蓄電池システムの運用では蓄電池の劣化状態を経時的に計測して把握し、適切なタイミングで保守対策を行うことが求められる。このため、蓄電池システムに記憶装置を構成し、ネットワークを介して、蓄積データを取得することが行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-146389号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、全ての電池データを送信すると送受信負荷が増大したり、記録するデータ容量が増大化したりする恐れがある。
【0005】
このような課題を解決するため、本実施形態における課題は、より少ない電池データの利用により、蓄電池システムの劣化状態を経時的に観測可能な電池データ抽出システム、及び電池データ抽出方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施形態によれば、電池データ抽出システムは、電池データ抽出装置と、通信装置と、を備える。電池データ抽出装置は、複数のセルを有する蓄電池システムに対する電池劣化診断方法に対応する抽出条件にしたがい、時系列に生成される前記蓄電池システムの電池データの中から特性データを抽出するデータ抽出部を有する。通信装置は、抽出された特性データを、ネットワークを介して送信する。
【発明の効果】
【0007】
より少ないデータの利用により、蓄電池システムの劣化状態を経時的に観測できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る蓄電池管理システムの構成例を示すブロック図。
畜電池システムの構成例を示すブロック図。
電池データ抽出装置の構成例を示すブロック図。
データ抽出部に設定した抽出条件例を示す図。
抽出条件Aによる抽出データ例を示す図。
抽出条件Bによる抽出データ例を示す図。
抽出条件Cによる抽出データ例を示す図。
静的状態でのDSOCと、Tiを原点に配置する直線関係を示す図。
電池情報付与装置の構成例を示すブロック図。
複数の抽出条件による抽出データ例を示す図。
電池劣化診断装置の構成例を示すブロック図。
電池データ管理装置の構成例を示すブロック図。
電池データ抽出装置の処理例を示すフローチャート。
電池劣化診断装置の処理例を示すフローチャート。
電池情報付与装置の情報付与部の処理結果例を示す図。
変形例に係る蓄電池管理システムの構成例を示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態に係る電池データ抽出システム、及び電池データ抽出方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明の実施形態の一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。また、本実施形態で参照する図面において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号又は類似の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、図面の寸法比率は説明の都合上実際の比率とは異なる場合や、構成の一部が図面から省略される場合がある。
【0010】
(第1実施形態)
[電池管理システムの構成例]
図1は、本実施形態に係る電池データ抽出システム1の構成例を示すブロック図である。電池データ抽出システム1は、複数のデータ抽出システム10と、電池データ管理システム20とを備える。電池データ抽出システム1は、複数のデータ抽出システム10の特性データを抽出し、複数のデータ抽出システム10における蓄電池システムの状態を管理可能なシステムである。なお、データ抽出システム10は、1以上であればよく、以下では説明を簡単にするために、本実施形態ではデータ抽出システム10が1つの例で説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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