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公開番号2025074697
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185697
出願日2023-10-30
発明の名称静止誘導電器
出願人株式会社東芝,東芝エネルギーシステムズ株式会社
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類H01F 27/34 20060101AFI20250507BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】容器の中に巻線とアレスタを収容し動作させることで、中性点に発生する過電圧を抑制することができる静止誘導電器を提供することである。
【解決手段】実施形態の静止誘導電器は、容器と、三相巻線と、アレスタとを持つ。容器は、閉止蓋を有する。三相巻線は、容器に収容され、それぞれの巻線の一端がΔ結線、他方の一端がY結線で接続される。アレスタは、容器に収容され、Y結線の非接地の中性点端子と接地点との間に取り付けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
閉止蓋を有する容器と、
前記容器に収容された三相巻線であって、それぞれの巻線の一端がΔ結線、他方の一端がY結線で接続された前記三相巻線と、
前記容器に収容され、前記Y結線の非接地の中性点端子と接地点の間に取り付けたアレスタと、を備える、
静止誘導電器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
閉止蓋を有する容器と、
前記容器に収容された三相巻線であって、それぞれの巻線の一端がΔ結線、他方の一端がY結線で接続された前記三相巻線と、
前記容器に収容され、前記Δ結線の中間部と接地点の間に取り付けたアレスタと、を備える、
静止誘導電器。
【請求項3】
閉止蓋を有する容器と、
前記容器に収容された三相内蔵Δ巻線であって、Δ結線で接続され、そのうち1つの端子が接地された前記三相内蔵Δ巻線と、
前記容器に収容され、前記巻線の接地端子以外の1つまたは2つの端子と接地点の間に取り付けたアレスタと、を備える、
静止誘導電器。
【請求項4】
閉止蓋を有する容器と、
前記容器に収容された三相巻線であって、それぞれの巻線の一端がY結線で接続された前記三相巻線と、
前記容器に収容され、前記巻線の中間部と接地点の間に取り付けたアレスタと、を備える、
静止誘導電器。
【請求項5】
閉止蓋を有する容器と、
前記容器に収容された三相巻線であって、それぞれの巻線の一端がΔ結線またはY結線で接続された前記三相巻線と、
前記容器に収容され、前記巻線の中間部から引き出した端子に取り付けたアレスタと、を備える、
静止誘導電器。
【請求項6】
前記アレスタの制限電圧を、中性点に発生する雷サージの電圧より低く、かつ各種AC過電圧よりも高い値に設定する、
請求項1から5のうちいずれか一項に記載の静止誘導電器。
【請求項7】
前記容器は、自然由来ガスまたはSF6ガスが封入されており、
前記アレスタは、前記容器の下部に取り付けられる、
請求項1から5のうちいずれか一項に記載の静止誘導電器。
【請求項8】
前記容器は、自然由来ガスまたはSF6ガスが封入されており、
前記アレスタは、前記容器内のガス仕切り板よりも下方に取り付けられる、
請求項1から5のうちいずれか一項に記載の静止誘導電器。
【請求項9】
前記閉止蓋は、前記アレスタの付近に設けられる、
請求項7記載の静止誘導電器。
【請求項10】
前記閉止蓋は、前記アレスタの付近に設けられる、
請求項8記載の静止誘導電器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、静止誘導電器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電力用変圧器等の静止誘導電器のうち154[kV]未満の機器については、巻線をΔ結線で接続またはY結線で接続した場合に、中性点を引き出さない非接地とすることが多い。中性点を非接地とすると、基準電位となる端子がないため、巻線に雷サージが侵入した場合に巻線内で振動電圧が発生する場合があった。この場合、中性点近傍に印加部の1.5~2倍の過電圧が発生してしまうため、中性点の絶縁補強が必要となる。絶縁補強にN2などの自然由来ガスを絶縁媒体とするガス絶縁変圧器を用いると、絶縁媒体が従来の絶縁油やSF6ガスよりも絶縁性能が低く、より複雑な絶縁補強と絶縁距離の拡大が必要となるため電力用変圧器の小型軽量化の促進が困難である場合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平2-112211号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、容器の中に巻線とアレスタを収容し動作させることで、小型軽量化を促進すると共に中性点に発生する過電圧を抑制することができる静止誘導電器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の静止誘導電器は、容器と、三相巻線と、アレスタとを持つ。容器は、閉止蓋を有する。三相巻線は、容器に収容され、それぞれの巻線の一端がΔ結線、他方の一端がY結線で接続される。アレスタは、容器に収容され、Y結線の非接地の中性点端子と接地点との間に取り付けられる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
静止誘導電器100の断面図。
第1実施形態に係るΔ結線の構成図。
第1実施形態に係る他方のY結線の構成図。
第2実施形態に係るΔ結線の構成図。
第3実施形態に係るY結線の構成図。
第4実施形態に係るY結線の構成図。
第4実施形態に係る他方のY結線の構成図。
第5実施形態に係るタンク1の配置図。
第5実施形態に係る仕切り板6があるタンク1の配置図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態の静止誘導電器を、図面を参照して説明する。
【0008】
(第1の実施形態)
図1は、静止誘導電器100の断面図である。静止誘導電器100は、例えば、タンク1と、閉止蓋2と、アレスタ3と、鉄心4と、巻線5と、仕切り板6とを備える。図中、Z軸は、鉛直方向であり、X軸およびY軸は水平方向の二軸である。鉄心4の長軸方向はZ軸に沿って設置され、巻線5は鉄心4の長軸方向を中心に巻き回される。Z軸とX軸とY方向の定義については、以降の図においても同様である。
【0009】
タンク1は、金属により形成される。タンク1には、特定ガスが封入される。特定ガスとは、N2もしくはCO2などの自然由来ガスまたはSF6ガスである。特定ガスは、これらのガスが混合されたものでもよい。タンク1は、容器の一例である。
【0010】
閉止蓋2は、タンク1におけるアレスタ3の付近に設けられる。閉止蓋2は、開閉が可能であり、主に、静止誘導電器100のメンテナンス時に開閉される。
(【0011】以降は省略されています)

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