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公開番号
2025078070
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2024193571
出願日
2024-11-05
発明の名称
挟持装置
出願人
春日機械工業股ふん有限公司
代理人
個人
主分類
B23Q
5/34 20060101AFI20250512BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】空間の利用効率や線材に対する汎用性の向上を図る挟持装置を提供する。
【解決手段】鍛造成形機用の挟持装置であって、スライド移動機構2と挟持機構3と制御機構4とを備え、スライド移動機構2は、前後方向Aにおいて往復スライド移動するように配置され、かつ挟持溝211が形成され、挟持機構3は、スライド移動機構2と共に前後方向Aにおいて移動し、かつ上下方向Bに沿ってスライド移動機構2へ接近したり離れたりすることができ、制御機構4は、上面が挟持機構3の底部に当接されたガイド板44を備え、ガイド板44の上面は、後から前へ順に配列された第1セクション441と第2セクション442と第3セクション443と、に分けられ、挟持機構3は、第1セクション441から第3セクション443へ移動すると、上方へ押されてスライド移動機構2へ接近してスライド移動部2と共に線材を挟持する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
鍛造成形機において線材を挟持するための挟持装置であって、
スライド移動機構と、挟持機構と、制御機構と、を備えており、
前記スライド移動機構は、前後方向において往復スライド移動することができるように配置されており、かつ底面から前記前後方向と直交する上下方向における上方向へ窪んでいるとともに前記線材を挟持する場所とする挟持溝が形成されており、
前記挟持機構は、前記スライド移動機構の下方に配置されており、一部が前記挟持溝内に延伸しているとともに、前記スライド移動機構がスライド移動する際に前記スライド移動機構と共に前記前後方向において移動することができ、かつ前記上下方向に沿って前記スライド移動機構へ接近したり前記スライド移動機構から離れたりすることができ、
前記制御機構は、前記挟持機構の下方にあって前記前後方向に沿って延伸しているとともに上面が前記挟持機構の底部に当接しているガイド板を備えており、
前記ガイド板の上面は、第1セクションと、前記第1セクションと接続している第2セクションと、前記第2セクションと接続している第3セクションと、に分けられており、
前記第1セクションと前記第2セクションと前記第3セクションは、後から前へ順に配列されており、かつ前記第3セクションは、前記上下方向において前記第1セクションよりも高くなっており、
前記挟持機構は、前記第1セクションから前記第2セクションを経由して前記第3セクションへ移動すると、前記挟持機構は、前記第2セクション及び前記第3セクションにより上方へ押されて前記スライド移動機構へ接近して前記スライド移動機構と共に前記挟持溝内にある前記線材の一部を挟持することができる、
ことを特徴とする挟持装置。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記挟持装置は、ベースを更に備えており、
前記スライド移動機構は、前記ベースに配置されて、前記ベースに対して前記前後方向において往復スライド移動することができ、
前記制御機構は、ハウジングと、キャリアと、複数のエアシリンダと、を更に備えており、
前記ハウジングは、前記ガイド板の下方にあって前記ベースに配置されており、
前記キャリアは、前記ハウジング内にあって前記ガイド板の下方に配置されており、
各前記エアシリンダは、前記キャリアの上に配置されており、かつ前記ガイド板の底面と連接されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の挟持装置。
【請求項3】
前記キャリアは、前記ハウジング内にあって前記上下方向において移動することができるように配置されており、
前記挟持装置は、駆動機構を更に備えており、
前記駆動機構は、前記キャリアを上方へ押して、前記キャリアと前記ガイド板と前記挟持機構を前記スライド移動機構に近づくように移動させることができる、
ことを特徴とする請求項2に記載の挟持装置。
【請求項4】
前記駆動機構は、カムと、従動部と、を備えており、
前記カムは、前記ベースに枢接されており、前記ベースに対して回転することができ、
前記従動部は、両端部があるように構成されており、前記従動部の前記両端部は、前記カム及び前記制御機構の前記キャリアの底面にそれぞれ当接している、
ことを特徴とする請求項3に記載の挟持装置。
【請求項5】
前記制御機構の前記ハウジングは、前記前後方向において往復スライド移動することができるように前記ベースに配置されており、
前記挟持装置は、調整機構を更に備えており、
前記調整機構は、前記ハウジングに連接されており、かつ前記ハウジングを前記ベースに対して前記前後方向において往復スライド移動させることができる、
ことを特徴とする請求項2に記載の挟持装置。
【請求項6】
前記調整機構は、ウォームと、ウォームホイールと、ねじ軸と、滑動ブロックと、を備えており、
前記ウォームは、回転することができるように前記ベースに配置構成されており、
前記ウォームホイールは、前記ウォームと噛み合っているとともに、前記ウォームの回転につれて前記前後方向と平行する中心軸を回転軸として回転することができ、
前記ねじ軸は、前記ウォームホイールの中心軸に沿って延伸しているとともに、前記ウォームホイールを貫通するように配置されており、前記ウォームホイールと共に回転することができ、かつ外周面にねじ山が形成されており、
前記滑動ブロックは、前記ハウジングと連接されており、前記ねじ軸を取り囲むように配置されており、かつ内側に前記ねじ軸の外周面に形成されているねじ山と噛み合うねじ山が形成されていて、前記ねじ軸の回転によって前記ねじ軸の延伸方向に沿って前記前後方向において往復移動することができ、
前記ねじ軸が回転すると、前記制御機構の前記ハウジングが前記滑動ブロックの移動につれて前記前後方向において移動する、
ことを特徴とする請求項5に記載の挟持装置。
【請求項7】
前記スライド移動機構は、メインシートと、2つの位置決めシートと、を備えており、
前記メインシートには、前記挟持溝が画成されており、
前記2つの位置決めシートは、前記挟持溝内にあって前記メインシートに固定されており、かつ前記前後方向と前記上下方向との両方と直交する左右方向に沿って間隔をあけるように配置されており、
各前記位置決めシートには、前記上下方向において上方へ開口している溝部が形成されており、
前記挟持機構は、本体部と、2つの翼板部と、延伸部と、ローラー部と、を備えており、
前記本体部は、前記2つの位置決めシートの間にあり、
前記2つの翼板部は、前記本体部における前記左右方向に沿った両側から互いに反対方向へ延伸して、前記2つの位置決めシートにおける前記溝部内にそれぞれ位置決めされており、
前記延伸部は、前記本体部から前記上下方向において前記ガイド板の方へ延伸しており、
前記ローラー部は、前記延伸部の底部に枢接されており、前記ガイド板に当接して前記ガイド板の上面において転がることができ、
前記2つの翼板部は、前記2つの位置決めシートにおける前記溝部内で前記上下方向において移動することができる、
ことを特徴とする請求項1に記載の挟持装置。
【請求項8】
前記挟持機構の前記本体部の上面には、開口が上方へ向かっている上、前記メインシートと共に前記線材を挟持するためのくぼみが形成されており、
前記くぼみは、前記前後方向において延伸しており、かつ前記左右方向に沿う幅が上から下へ減少するようになっている、
ことを特徴とする請求項7に記載の挟持装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は挟持装置に関し、具体的には、鍛造成形機において金属線材を挟持するための挟持装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
鍛造成形機とは、金属線材を材料として連続的に供給して、所望の製品(例えば、ワッシャやネジやボルトやナットやバネなど)を鍛造するためのものである。一般的に、鍛造成形機には、金属線材を送るための線材送り装置が設けられていて、これにより金属線材が連続的に供給される。
【0003】
線材送り装置においては、モータやエアシリンダなどを動力源として従動部材を駆動することができ、かつ2つの送りロールを一対として複数対の送りロールが送り方向に沿って配列されている。動力源が従動部材を駆動すると、該従動部材の動きによって、送り方向に配列されている複数対の送りロールが回転従動されるようになる。
【0004】
金属線材は、該複数対の送りロールに挟持され、各対の送りロールが互いに定速度で逆方向に回転することで、転がり摩擦力により金属線材を送り方向に沿って送ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
台湾特許第I239875号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の鍛造成形機によれば、複数対の送りロールを駆動するための従動軸や動力源を別途に設けることが必要となる。このため、搬送経路を設計する際に、動線や干渉などの問題を考慮しなければならないことに加え、装置の構成が複雑であり、また動力コストが高くなってしまう。
【0007】
それだけではなく、各対の送りロールの間の間隔の大きさは変えられないため、同じ線径の金属線材しか使用することができない。異なる線径の金属線材を用いて鍛造しようとする場合、その金属線材の径に対応する一対の送りロールの間隔を得るために、それら送りロールを取り外して、鍛造しようとする金属線材に相応しい送りロールを装着する必要がある。また、比較的に長い製品を製造するための鍛造プロセスにおいては、送りロールを追加しなければならないので、機構の組み合わせを調整する必要がある。このように、使用者にとって使用上の手間がかかるという欠点がある。
【0008】
よって、本発明は上記問題点に鑑みて、上記した欠点を少なくとも1つ解決することができる鍛造成形機において金属線材を搬送するために用いられる挟持装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための手段として、本発明は、鍛造成形機において線材を挟持するための挟持装置であって、
スライド移動機構と、挟持機構と、制御機構と、を備えており、
前記スライド移動機構は、前後方向において往復スライド移動することができるように配置されており、かつ底面から前記前後方向と直交する上下方向における上方向へ窪んでいるとともに前記線材を挟持する場所とする挟持溝が形成されており、
前記挟持機構は、前記スライド移動機構の下方に配置されており、一部が前記挟持溝内に延伸しているとともに、前記スライド移動機構がスライド移動している際に前記スライド移動機構と共に前記前後方向において移動することができ、かつ前記上下方向に沿って前記スライド移動機構へ接近したり前記スライド移動機構から離れたりすることができ、
前記制御機構は、前記挟持機構の下方にあって前記前後方向に沿って延伸しているとともに上面が前記挟持機構の底部に当接されているガイド板を備えており、
前記ガイド板の上面は、第1セクションと、前記第1セクションと接続している第2セクションと、前記第2セクションと接続している第3セクションと、に分けられており、
前記第1セクションと前記第2セクションと前記第3セクションは、後から前へ順に配列されており、かつ前記第3セクションは、前記上下方向において前記第1セクションよりも高くなっており、
前記挟持機構は、前記第1セクションから前記第2セクションを経由して前記第3セクションへ移動すると、前記挟持機構は、前記第2セクション及び前記第3セクションにより上方へ押されて前記スライド移動機構へ接近して前記スライド移動部と共に前記挟持溝内にある前記線材の一部を挟持することができる、ことを特徴とする挟持装置を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る鍛造成形機用の挟持装置によれば、ガイド板における第1セクションと第2セクションと第3セクションによって、挟持機構がスライド移動機構に対して上下方向において移動し、このように、挟持機構とスライド移動機構とが線材の一部を挟持したり挟持を解除したりすることができる。そして、スライド移動機構のスライド移動につれて線材を搬送することができる。且つ、挟持機構とスライド移動機構とは、挟持しようとする線材に対して線的な接触方式で挟持を行なうので、線材の変形を大いに低減させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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