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公開番号2025078975
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2023191337
出願日2023-11-09
発明の名称絶縁シートおよび防水施工方法
出願人住ベシート防水株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E04D 5/10 20060101AFI20250514BHJP(建築物)
要約【課題】被覆性に優れ、微生物による防水シートの劣化を抑制可能な絶縁シートおよび防水施工方法を提供すること。
【解決手段】本発明の絶縁シートは、躯体に防水を施す防水シートの躯体とは反対側に設けられる絶縁シートであって、防水シート側から順に積層される、第1被覆層、中間層、および、第2被覆層を備えることを特徴とする。また、中間層は、繊維を含む繊維層であることが好ましい。さらに、繊維層は、繊維で構成される織布または不織布を含むことが好ましい。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
躯体に防水を施す防水シートの前記躯体とは反対側に設けられる絶縁シートであって、
前記防水シート側から順に積層される、第１被覆層、中間層、および、第２被覆層を備えることを特徴とする絶縁シート。
続きを表示（約 680 文字）【請求項２】
前記中間層は、繊維を含む繊維層である請求項１に記載の絶縁シート。
【請求項３】
前記繊維層は、前記繊維で構成される織布または不織布を含む請求項２に記載の絶縁シート。
【請求項４】
前記繊維は、樹脂繊維である請求項２または３に記載の絶縁シート。
【請求項５】
前記第１被覆層は、樹脂材料を含み、
前記第１被覆層が含む前記樹脂材料は、ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレートまたはポリアミドである請求項１ないし３のいずれか１項に記載の絶縁シート。
【請求項６】
前記第２被覆層は、樹脂材料を含み、
前記第２被覆層が含む前記樹脂材料は、ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレートまたはポリアミドである請求項１ないし３のいずれか１項に記載の絶縁シート。
【請求項７】
前記第１被覆層および前記第２被覆層は、互いに同じ樹脂材料を含む請求項１ないし３のいずれか１項に記載の絶縁シート。
【請求項８】
前記中間層は、樹脂材料を含み、
前記第１被覆層または前記第２被覆層は、前記中間層と同じ樹脂材料を含む請求項１ないし３のいずれか１項に記載の絶縁シート。
【請求項９】
前記中間層は、金属材料を含む請求項１ないし３のいずれか１項に記載の絶縁シート。
【請求項１０】
可塑剤の含有率が０．１０質量％以下である請求項１ないし３のいずれか１項に記載の絶縁シート。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、躯体に防水を施すシート防水構造に用いられる絶縁シートおよび防水施工方法に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、建築物の高耐久化が求められるのに伴って、多くの建築物の屋上やベランダ等の躯体において、防水シート（樹脂シート）を敷設施工したシート防水構造が採用されている。
【０００３】
例えば、特許文献１には、屋根下地側から、断熱材、絶縁シートおよび防水シートがこの順で敷設されてなるシート防水断熱構造が開示されている。このようなシート防水断熱構造では、絶縁シートが断熱材と防水シートとの間に設けられているため、防水シートに含まれる可塑剤や絶縁シートに含まれる溶剤の断熱材への移行が抑制される。これにより、シート防水断熱構造の耐久性が高められている。
【０００４】
一方、このようなシート防水断熱構造の上面には、長年の使用に伴い、風雨に混じって飛来する土や砂が堆積する。土や砂には、様々な微生物が付着しているが、この微生物が防水シートの劣化を促進することがわかってきた。しかしながら、微生物による防水シートへの影響については、不明な点が多く、このため、微生物による劣化を抑制するシート防水構造については検討の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２００５－１３９８２１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明の目的は、被覆性に優れ、微生物による防水シートの劣化を抑制可能な絶縁シートおよび防水施工方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
このような目的は、下記（１）～（１２）に記載の本発明により達成される。
（１）躯体に防水を施す防水シートの前記躯体とは反対側に設けられる絶縁シートであって、
前記防水シート側から順に積層される、第１被覆層、中間層、および、第２被覆層を備えることを特徴とする絶縁シート。
【０００８】
（２）前記中間層は、繊維を含む繊維層である上記（１）に記載の絶縁シート。
（３）前記繊維層は、前記繊維で構成される織布または不織布を含む上記（２）に記載の絶縁シート。
【０００９】
（４）前記繊維は、樹脂繊維である上記（２）または（３）に記載の絶縁シート。
（５）前記第１被覆層は、樹脂材料を含み、
前記第１被覆層が含む前記樹脂材料は、ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレートまたはポリアミドである上記（１）ないし（４）のいずれかに記載の絶縁シート。
【００１０】
（６）前記第２被覆層は、樹脂材料を含み、
前記第２被覆層が含む前記樹脂材料は、ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレートまたはポリアミドである上記（１）ないし（５）のいずれかに記載の絶縁シート。
（【００１１】以降は省略されています）

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