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公開番号2025080028
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023192985
出願日2023-11-13
発明の名称リレー回路、およびそれを備える車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01H 47/22 20060101AFI20250516BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電気接点の駆動時の電力消費を効果的に低減する。
【解決手段】リレー回路110は、接点リレー120-Bと、電圧生成回路122とを備える。接点リレー120-Bは、電気接点RY11と、コイルDCR-B1とを含む。コイルDCR-B1は、電気接点RY11を駆動する。電圧生成回路122は、コイルDCR-B1への印加電圧V11を生成する。電気接点RY11は、印加電圧V11が接点リレー120-Bの動作電圧を超過すると閉成され、印加電圧V11が、動作電圧よりも低い接点リレー120-Bの復帰電圧を下回ると開放される。電圧生成回路122は、印加電圧V11が動作電圧を超過するように印加電圧V11を生成することによって電気接点RY11を閉成させた後、印加電圧V11が動作電圧未満かつ復帰電圧よりも高い降圧電圧VCCに低下して保持されるように印加電圧V11を生成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電気接点と、前記電気接点を駆動するコイルとを含む接点リレーと、
前記コイルに接続され、前記コイルへの印加電圧を生成する電圧生成回路とを備え、
前記電気接点は、
前記印加電圧が第1電圧を超過すると閉成され、
前記印加電圧が、前記第1電圧よりも低い第2電圧を下回ると開放され、
前記電圧生成回路は、前記印加電圧が前記第1電圧を超過するように前記印加電圧を生成することによって前記電気接点を閉成させた後、前記印加電圧が前記第1電圧未満かつ前記第2電圧よりも高い第3電圧に低下して保持されるように前記印加電圧を生成する、リレー回路。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記電圧生成回路は、
前記第1電圧よりも高い電源電圧を生成する電源ノードと、
前記電源ノードに接続された入力端子を有し、前記電源電圧を前記第3電圧に変換して出力するコンバータとを含み、
前記電圧生成回路は、前記電源ノードを前記コイルに接続した後、前記コンバータの出力端子を前記電源ノードに代えて前記コイルに接続するように構成される、請求項1に記載のリレー回路。
【請求項3】
車両であって、
請求項1または請求項2に記載のリレー回路と、
前記車両の外部に設けられた電力設備に接続可能なインレットとを備え、
前記接点リレーは、前記インレットに接続された電力線に接続されている、車両。
【請求項4】
車両であって、
請求項1または請求項2に記載のリレー回路と、
前記車両の走行用の電力を蓄える蓄電装置と、
前記車両の走行駆動力を発生する駆動装置とを備え、
前記接点リレーは、前記蓄電装置と前記駆動装置との間の電路上に設けられる、車両。
【請求項5】
前記車両は、前記車両の外部の電力設備と前記車両との間で電力伝送を実行可能に構成され、
前記車両は、各々が前記駆動装置に接続された第1高電位側電力線および第1低電位側電力線の間に接続されたキャパシタをさらに備え、
前記接点リレーは、第1接点リレーと、第2接点リレーと、第3接点リレーとを含み、
前記第1接点リレーは、前記蓄電装置の正極に接続された第2高電位側電力線と前記第1高電位側電力線との間に接続された前記電気接点としての第1接点と、前記第1接点を駆動する第1コイルとを含み、
前記第2接点リレーは、前記蓄電装置の負極に接続された第2低電位側電力線と前記第1低電位側電力線との間に接続された前記電気接点としての第2接点と、前記第2接点を駆動する第2コイルとを含み、
前記第3接点リレーは、前記キャパシタのプリチャージ用の抵抗素子を通じて前記第2低電位側電力線に接続された前記電気接点としての第3接点と、前記第3接点を駆動する第3コイルとを含み、
前記電圧生成回路は、前記第1コイルへの前記印加電圧としての第1印加電圧、前記第2コイルへの前記印加電圧としての第2印加電圧、および前記第3コイルへの前記印加電圧としての第3印加電圧を生成し、
前記キャパシタは、前記電力伝送の開始前に前記第1接点および前記第3接点が閉成されるとプリチャージされ、
前記電力伝送は、前記キャパシタのプリチャージの完了後に前記第2接点が閉成されて前記第3接点が開放されると開始され、
前記電圧生成回路は、
前記キャパシタのプリチャージ中に、前記第1印加電圧および前記第3印加電圧の各々が前記第3電圧に低下して保持されるように前記第1印加電圧および前記第3印加電圧を生成し、
前記電力伝送が開始すると、前記第1印加電圧および前記第2印加電圧の各々が前記第3電圧に低下して保持されるように前記第1印加電圧および前記第2印加電圧を生成する、請求項4に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、リレー回路、およびそれを備える車両に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特開2007-244034号公報(特許文献1)は、車両の電源装置を開示する。この電源装置は、バッテリと、接点リレーとを備える。この接点リレーの電気接点は、バッテリの電力を用いて駆動される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-244034号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電気接点は、一般的にコイルにより駆動される。例えば、電気接点は、コイルへの印加電圧に従って開閉または閉成される。特許文献1においては、電気接点の駆動時の電力消費を効果的に低減するための技術について検討されていない。
【0005】
本開示は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、電気接点の駆動時の電力消費を効果的に低減可能な、リレー回路および車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のリレー回路は、接点リレーと、電圧生成回路とを備える。接点リレーは、電気接点と、電気接点を駆動するコイルとを含む。電圧生成回路は、コイルに接続されており、コイルへの印加電圧を生成する。電気接点は、印加電圧が第1電圧を超過すると閉成され、印加電圧が、第1電圧よりも低い第2電圧を下回ると開放される。電圧生成回路は、印加電圧が第1電圧を超過するように印加電圧を生成することによって電気接点を閉成させた後、印加電圧が第1電圧未満かつ第2電圧よりも高い第3電圧に低下して保持されるように印加電圧を生成する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、電気接点の駆動時の電力消費を効果的に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
リレー回路が搭載される車両の構成を概略的に表す図である。
リレー回路の詳細な構成を表す図である。
コイルへの印加電圧の推移を具体的に説明するためのタイミング図である。
制御部により実行される処理を例示するフローチャートである。
リレー回路の詳細な構成を表す図である。
コイルへの印加電圧の推移を具体的に説明するためのタイミング図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図中の同一または相当部分には同一符号を付してその説明を繰り返さない。実施の形態およびその変形例の各々は、適宜互いに組み合わせられてもよい。
【0010】
図1は、実施の形態に従うリレー回路が搭載される車両の構成を概略的に表す図である。図1を参照して、車両10は、電気自動車(BEV:Battery Electric Vehicle)である。車両10は、車両10の外部に設けられた電力設備20(後述)と車両10との間で電力伝送を実行可能に構成されている。車両10は、PHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)などの他の種類の電動車両により代替されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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