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公開番号
2025080203
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023212726
出願日
2023-12-18
発明の名称
射出成形方法
出願人
UBEマシナリー株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B29C
45/16 20060101AFI20250516BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】表層用溶融樹脂から内層用溶融樹脂が噴出するのを抑えつつ、表層および内層の双方ともに肉厚が異なるサンドイッチ成形体を成形できる射出成形方法を提供すること。
【解決手段】本発明のサンドイッチ成形体の射出成形方法は、一対の金型(11,15)に設けられる成形キャビティ(17)に、成形キャビティの容積未満の量の表層を形成するための第1溶融樹脂(A)を射出する第1ステップと、第1溶融樹脂(A)の内部に、内層を形成するための第2溶融樹脂(B1)を射出する第2ステップと、一対の金型の一方を他方から後退させるコアバックを行って、第1溶融樹脂(A)と第2溶融樹脂(B1)の内部に追加キャビティ(17S)を形成する第3ステップと、一方の金型を後退させた状態において、追加キャビティ(17S)に第2溶融樹脂(B2)を射出する第4ステップと、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
内層と前記内層を覆う表層とを備えるサンドイッチ成形体の射出成形方法であって、
一対の金型に設けられる成形キャビティに、前記成形キャビティの容積未満の量の前記表層を形成するための第1溶融樹脂を射出する第1ステップと、
前記第1溶融樹脂の内部に、前記内層を形成するための第2溶融樹脂を射出する第2ステップと、
一対の前記金型の一方を他方から後退させるコアバックを行って、前記第1溶融樹脂と前記第2溶融樹脂の内部に追加キャビティを形成する第3ステップと、
一方の前記金型を後退させた状態において、前記追加キャビティに前記第2溶融樹脂を射出する第4ステップと、を備える射出成形方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第3ステップにおける前記コアバックが、前記第2ステップにおける前記第2溶融樹脂の射出の最中または射出の終了後に開始され、もしくは、
前記第4ステップにおける前記第2溶融樹脂の射出が、前記第3ステップにおける前記コアバックの動作の最中または動作の終了後に開始される、
請求項1の射出成形方法。
【請求項3】
前記成形キャビティは、
前記内層と前記表層とが積層される第1方向と、
前記第1方向に直交する第2方向と、を備え、かつ、
前記成形キャビティは、
複数の異なる前記第1方向の寸法を有する、
請求項1または請求項2に記載の射出成形方法。
【請求項4】
前記成形キャビティは、
第1成形部と、
前記第1成形部の前記第2方向の一方の側に連なり、前記第1成形部よりも前記第1方向の寸法が小さい第2成形部と、を備える、
請求項3に記載の射出成形方法。
【請求項5】
前記成形キャビティは、
前記第1成形部の前記第2方向の他方の側に連なり、前記第2成形部よりも前記第1方向の寸法が小さい第3成形部を備える、
請求項4に記載の射出成形方法。
【請求項6】
前記追加キャビティは、
前記第1成形部を前記第2方向に貫通し、かつ、前記第2成形部に亘って形成される、
請求項4に記載の射出成形方法。
【請求項7】
前記第3ステップにおいて前記コアバックを行った後に、
前記第1溶融樹脂、前記第2溶融樹脂、前記追加キャビティ、前記第2溶融樹脂および前記第1溶融樹脂が、前記第1方向にこの順で配列される、
請求項5に記載の射出成形方法。
【請求項8】
前記第2ステップにおいて、
前記第1溶融樹脂および前記第2溶融樹脂により前記成形キャビティが満たされるまで、前記第2溶融樹脂が射出される、
請求項1~請求項7のいずれか一項に記載の射出成形方法。
【請求項9】
前記第2ステップにおいて、
前記第1溶融樹脂および前記第2溶融樹脂により前記成形キャビティが満たされる前まで、前記第2溶融樹脂が射出される、
請求項1~請求項7のいずれか一項に記載の射出成形方法。
【請求項10】
前記第4ステップにおいて、
前記追加キャビティに前記第2溶融樹脂を射出することで、前記第1溶融樹脂および前記第2溶融樹脂で前記成形キャビティが充満される、
請求項9に記載の射出成形方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内層と内層を覆う表層とを備えるサンドイッチ成形体を得るのに好適な射出成形方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、内層と内層を覆う表層とを備えるサンドイッチ成形体が知られている。サンドイッチ成形体を成形する射出成形方法としては、多段成形方法が知られている。内層はコア層と称され、表層はスキン層と称されることもある。
多段成形方法は、表層用溶融樹脂を成形キャビティ内に射出した後、内層用溶融樹脂を表層用溶融樹脂の内部に射出して、これら2つの溶融樹脂で成形キャビティを満たす方法である。
【0003】
しかしながら、従来の射出成形方法では、後に射出された内層用溶融樹脂が先に射出された表層用溶融樹脂から噴出するおそれがあった。そこで、特許文献1は、内層用溶融樹脂を射出する前に、成形キャビティの容積を拡張するいわゆるコアバックをすることを提案している。このコアバックにより、先に射出された表層用溶融樹脂の内部に内層用溶融樹脂が射出される空隙が形成される。特許文献1は、このコアバックにより形成された空隙に内層用溶融樹脂を射出するので、表層用溶融樹脂から内層用溶融樹脂が噴出するのを抑えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2012/160952号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、複数の異なる肉厚を有するサンドイッチ成形体の要求がある。このサンドイッチ成形体は、表層における肉厚が異なるのに加えて、内層における肉厚が異なることが必要とされることがある。
ところが、コアバックにより形成される空隙は、コアバックによる可動金型の移動量で決まるため、コアバックの方向(第1方向)の間隔がほぼ一定である。したがって、特許文献1においてコアバックで形成される第1方向の間隔はほぼ一定であり、そこに射出、充填される内層用溶融樹脂の肉厚が均一になる。特許文献1により表層および内層の双方ともに肉厚が異なるサンドイッチ成形体を得ることは困難である。
以上より、本発明は、表層用溶融樹脂から内層用溶融樹脂が噴出するのを抑えつつ、表層および内層の双方ともに肉厚が異なるサンドイッチ成形体を成形できる射出成形方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の成形方法は、
内層と内層を覆う表層とを備えるサンドイッチ成形体の射出成形方法であって、
一対の金型に設けられる成形キャビティに、成形キャビティの容積未満の量の表層を形成するための第1溶融樹脂を射出する第1ステップと、
第1溶融樹脂の内部に、内層を形成するための第2溶融樹脂を射出する第2ステップと、
一対の金型の一方を他方から後退させるコアバックを行って、第1溶融樹脂と第2溶融樹脂の内部に追加キャビティを形成する第3ステップと、
一方の金型を後退させた状態において、追加キャビティに第2溶融樹脂を射出する第4ステップと、を備える。
【0007】
本発明の射出成形方法において、第3ステップにおける前記コアバックが、第2ステップにおける第2溶融樹脂の射出の最中または射出の終了後に開始され、もしくは、
第4ステップにおける前記第2溶融樹脂が、第3ステップにおけるコアバックの動作の最中または動作の終了後に開始される。
【0008】
本発明の射出成形方法において、好ましい成形キャビティは、
内層と表層とが積層される第1方向と、
第1方向に直交する第2方向と、を備え、かつ、
成形キャビティは、
複数の異なる第1方向の寸法を有する。
【0009】
本発明の射出成形方法において、好ましい成形キャビティは、
第1成形部と、
第1成形部の第2方向の一方の側に連なり、第1成形部よりも第1方向の寸法が小さい第2成形部と、を備える。
【0010】
本発明の射出成形方法において、好ましい成形キャビティは、
第1成形部の第2方向の他方の側に連なり、第2成形部よりも第1方向の寸法が小さい第3成形部と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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