TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025080910
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2023194290
出願日
2023-11-15
発明の名称
蓄電装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
50/289 20210101AFI20250520BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】注液口の設計の自由度を確保しつつ、互いに積層される蓄電モジュール同士の位置ずれを抑制することが可能な蓄電装置を提供すること。
【解決手段】蓄電装置1は、互いに積層された複数の蓄電モジュール10を備える。各蓄電モジュール10は、電極積層体100と、枠体200と、を備える。枠体200は、一対の第1枠部210と、一対の第2枠部220と、を有する。一対の第1枠部210は、注液口211が形成された注液用枠部210Aを含む。一対の第2枠部220の少なくとも一方は、第2枠部本体221と、第2枠部本体221の上面及び下面のいずれか一方の面に設けられた突起222と、第2枠部本体221の上面及び下面の他方の面に設けられており、突起222と嵌合する形状を有する凹部224と、を有する。注液用枠部210Aの上面及び下面のうち上下方向に注液口211と重なる部位は平坦に形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに積層された複数の蓄電モジュールを備え、
前記複数の蓄電モジュールの各々は、
互いに積層された複数の電極を含む電極積層体と、
前記電極積層体の周囲を包囲する形状を有し、前記電極積層体の縁部を保持する枠体と、を備え、
前記枠体は、
互いに対向しており、前記電極積層体の前記縁部の一部を保持する一対の第1枠部と、
それぞれが前記第1枠部と交差する方向に延びるとともに互いに対向しており、前記電極積層体の前記縁部の残部を保持する一対の第2枠部と、を有し、
前記一対の第1枠部は、前記電極積層体に電解液を供給するための注液口が形成された注液用枠部を含み、
前記一対の第2枠部の少なくとも一方は、
前記一対の第1枠部同士を連結しており、上面及び下面を有する第2枠部本体と、
前記第2枠部本体の前記上面及び前記下面のいずれか一方の面に設けられた少なくとも一つの突起と、
前記第2枠部本体の前記上面及び前記下面の他方の面に設けられており、前記突起と嵌合する形状を有する少なくとも一つの凹部と、を有し、
前記注液用枠部は、上面及び下面を有し、前記上面及び前記下面のうち上下方向に前記注液口と重なる部位は平坦に形成されている、蓄電装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記少なくとも一つの突起は、先端部を含み、
前記先端部は、前記第2枠部本体の前記一方の面から離間するにしたがって、上下方向と直交する直交平面での当該先端部の断面積が次第に小さくなる形状を有する、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記少なくとも一つの突起は、前記第2枠部本体の前記一方の面と前記先端部とを連結する基部をさらに含み、
前記基部は、前記直交平面での当該基部の断面積が上下方向に均一な形状を有する、請求項2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記先端部は、天面を有し、
前記天面は、前記一対の第2枠部同士を結ぶ方向における内側に向かうにしたがって次第に前記一方の面から離間する、あるいは、前記一方の面に近づくように傾斜しており、
前記凹部は、前記天面と当接する当接面を有する、請求項2又は3に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記凹部は、前記一対の第2枠部同士を結ぶ方向における外側に開口しており、
前記第2枠部本体は、前記一対の第2枠部同士を結ぶ方向における前記凹部の内側に形成されており、前記電極積層体を前記第2枠部の外側の空間から遮断する遮断壁を含む、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記複数の蓄電モジュールにおける一の蓄電モジュールの前記突起は、前記複数の蓄電モジュールのうち前記一の蓄電モジュールに隣接する蓄電モジュールの前記突起から前記一対の第1枠部同士を結ぶ方向に偏倚した位置に設けられている、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項7】
前記一対の第1枠部は、前記注液用枠部と対向する対向枠部を含み、
前記対向枠部は、
前記一対の第2枠部同士を連結しており、上面及び下面を有する対向枠部本体と、
前記対向枠部本体の前記上面及び前記下面のいずれか一方の面に設けられた少なくとも一つの突起と、
前記対向枠部本体の前記上面及び前記下面の他方の面に設けられており、前記突起と嵌合する形状を有する少なくとも一つの凹部と、を有する、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項8】
前記注液用枠部は、
前記上面、前記下面及び前記注液口を含む注液用枠部本体と、
前記注液用枠部本体の前記上面及び前記下面のいずれか一方の面のうち上下方向に前記注液口と重ならない部位に設けられた少なくとも一つの突起と、
前記注液用枠部本体の前記上面及び前記下面の他方の面のうち上下方向に前記注液口と重ならない部位に設けられており、前記突起と嵌合する形状を有する少なくとも一つの凹部と、を有する、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項9】
前記突起の前記第2枠部本体の前記上面からの高さは、前記第2枠部本体における前記上面及び前記下面間の寸法の5%以上75%以下に設定されている、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項10】
前記枠体は、熱可塑性樹脂からなる、請求項1に記載の蓄電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特表2018-534028号公報には、複数のバイプレート積層体を有するバイポーラ電池が開示されている。各バイプレート積層体は、バイプレートと、バイプレートの一方の面に設けられた正極と、バイプレートの他方の面に設けられた陰極と、バイプレートの周囲を保持する枠と、を有している。枠の上面には、環状に形成された凸部と、環状に形成された凹部と、が設けられている。バイポーラ電池では、一のバイプレート積層体における凸部は、当該一のバイプレート積層体に積層されたバイプレート積層体における凹部に嵌合している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2018-534028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特表2018-534028号公報に記載されるバイポーラ電池において、電解液を注入するための注液口を枠に設ける場合、注液口が凸部や凹部と干渉する懸念があるため、注液口の設計に制限がある。
【0005】
本開示の目的は、注液口の設計の自由度を確保しつつ、互いに積層される蓄電モジュール同士の位置ずれを抑制することが可能な蓄電装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一局面に従った蓄電装置は、互いに積層された複数の蓄電モジュールを備え、前記複数の蓄電モジュールの各々は、互いに積層された複数の電極を含む電極積層体と、前記電極積層体の周囲を包囲する形状を有し、前記電極積層体の縁部を保持する枠体と、を備え、前記枠体は、互いに対向しており、前記電極積層体の前記縁部の一部を保持する一対の第1枠部と、それぞれが前記第1枠部と交差する方向に延びるとともに互いに対向しており、前記電極積層体の前記縁部の残部を保持する一対の第2枠部と、を有し、前記一対の第1枠部は、前記電極積層体に電解液を供給するための注液口が形成された注液用枠部を含み、前記一対の第2枠部の少なくとも一方は、前記一対の第1枠部同士を連結しており、上面及び下面を有する第2枠部本体と、前記第2枠部本体の前記上面及び前記下面のいずれか一方の面に設けられた少なくとも一つの突起と、前記第2枠部本体の前記上面及び前記下面の他方の面に設けられており、前記突起と嵌合する形状を有する少なくとも一つの凹部と、を有し、前記注液用枠部は、上面及び下面を有し、前記上面及び前記下面のうち上下方向に前記注液口と重なる部位は平坦に形成されている、蓄電装置。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、注液口の設計の自由度を確保しつつ、互いに積層される蓄電モジュール同士の位置ずれを抑制することが可能な蓄電装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態における蓄電装置を概略的に示す斜視図である。
蓄電装置の平面図である。
バイポーラ電極を概略的に示す断面図である。
モノポーラ電極を概略的に示す断面図である。
図2におけるV-V線での断面図である。
突起及び凹部の配置の変形例を概略的に示す断面図である。
突起の変形例を概略的に示す断面図である。
突起の変形例を概略的に示す断面図である。
突起の変形例を概略的に示す斜視図である。
突起の変形例を概略的に示す斜視図である。
蓄電装置の変形例を概略的に示す断面図である。
蓄電装置の変形例を概略的に示す断面図である。
蓄電装置の変形例を概略的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
【0010】
図1は、本開示の一実施形態における蓄電装置を概略的に示す斜視図である。図2は、蓄電装置の平面図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
甲神電機株式会社
変流器
20日前
APB株式会社
二次電池
14日前
株式会社東光高岳
変圧器
7日前
株式会社東光高岳
変圧器
7日前
ローム株式会社
チップ部品
10日前
ローム株式会社
半導体装置
16日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
27日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
15日前
オムロン株式会社
電磁継電器
28日前
オムロン株式会社
電磁継電器
28日前
CKD株式会社
倣い装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
集合導線
16日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
15日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
27日前
株式会社プロテリアル
シート状磁性部材
21日前
株式会社バンダイ
電池収容構造及び玩具
27日前
TDK株式会社
コイル部品
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
1日前
トヨタバッテリー株式会社
組電池
1か月前
住友電装株式会社
コネクタ
1か月前
株式会社不二越
ソレノイド
2日前
APB株式会社
二次電池セルの製造方法
14日前
日本圧着端子製造株式会社
コネクタ
8日前
CKD株式会社
傾き調整装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
充電システム
16日前
富士電機株式会社
半導体装置
3日前
SMK株式会社
コネクタの取付構造
3日前
株式会社AESCジャパン
二次電池
27日前
トヨタ自動車株式会社
電池昇温装置
3日前
株式会社アイシン
電池
1か月前
三菱電機株式会社
半導体装置
15日前
新電元工業株式会社
磁性部品
10日前
新電元工業株式会社
磁性部品
10日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
9日前
三菱電機株式会社
半導体装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
電池モジュール
1か月前
続きを見る
他の特許を見る