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公開番号2025082442
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195759
出願日2023-11-17
発明の名称包装用容器
出願人リスパック株式会社
代理人
主分類B65D 43/06 20060101AFI20250522BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】閉蓋動作を行った際に、不完全な閉蓋状態となることを防止する。
【解決手段】容器周縁部11及び蓋体周縁部21は、ヒンジ部30側で係合する容器係合部16及び蓋体係合部23を有する。蓋体係合部23は、第1蓋係合部24を備え、更に、第1蓋係合部24から離れた位置で第1蓋係合部24と連結する第2蓋係合部25を備える。容器係合部16は、第1蓋係合部24に対応する第1容器係合部17を備え、更に、第2蓋係合部25に対応する第2容器係合部18を備える。容器係合部16は、第1容器係合部17及び第2容器係合部18間を連接する連接部19Aを有し、連接部19Aは、容器本体10の平面視矩形状の辺部の中央からコーナー部R3に向かって、連接幅が徐々に小さくなる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
開口部を介して内容物を収容する平面視矩形状の容器本体と、
前記容器本体の開口部を塞ぐ平面視矩形状の蓋体と、
前記容器本体及び前記蓋体の周縁にそれぞれに配設される容器周縁部及び蓋体周縁部と、
前記容器本体及び前記蓋体と一体的に連結されるヒンジ部とを備え、
前記容器本体及び前記蓋体は、前記容器周縁部及び蓋体周縁部に沿って、閉蓋時に互いに重なり合うことができる包装用容器において、
前記容器周縁部及び前記蓋体周縁部は、少なくとも前記ヒンジ部側と係合する容器係合部及び蓋体係合部をそれぞれ有し、
前記蓋体係合部は、
前記蓋体に配置される第1蓋係合部と、
前記蓋体に配置され、第1蓋係合部から離れた位置で第1蓋係合部と連結する第2蓋係合部とを備え、
前記容器係合部は、
前記容器本体に配置され、前記第1蓋係合部に対応する第1容器係合部と、
前記容器本体に配置され、前記第2蓋係合部に対応する第2容器係合部と、
前記第1容器係合部及び前記第2容器係合部間を連接する連接部にあって、前記容器本体の平面視矩形状の辺部の中央からコーナー部に向かって、連接幅が徐々に小さくなることを特徴とする包装用容器。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記蓋体係合部は、前記第1蓋係合部及び前記第2蓋係合部間に、前記連接部を収容することができる収容部を備えていることを特徴とする請求項1記載の包装用容器。
【請求項3】
前記連接部は、前記容器本体の平面視矩形状の辺部の中央から前記コーナー部に向かって三日月形状の一部を構成することを特徴とする請求項1又は2記載の包装用容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば食材、食品その他の内容物を収納するため、容器本体及び蓋体からなる包装用容器に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
この種の包装用容器は、合成樹脂材でもってシート成形されることにより、容器本体及び蓋体等が一体的に製造され、容器本体と蓋体がヒンジで連結されている。そして、ヒンジを回転中心として蓋体が回動することで、蓋体は容器本体の開口部を開閉することができる。
この包装用容器の場合は、容器本体の自由端部側に容器係止凸部が形成されるとともに、蓋体の自由端部側における、容器係止凸部と対応する位置に、嵌め合わせ可能な蓋係止凹部が形成されている。このため、蓋体がヒンジを介して回動し、容器係止凸部が蓋係止凹部に係止することで、蓋体は容器本体の開口部を閉じた状態で保持される。斯かる構成の包装用容器は、蓋体が開いた状態で食品等の内容物を収容した後、蓋体を容器本体の開口部を閉じることで内容物を収容でき、店頭等で販売するといった使用態様で用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第2597923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、合成樹脂材の容器本体の容器係止凸部に、蓋体の蓋係止凹部が係止する状況で、合成樹脂材からなる薄肉のヒンジの曲率が定まらない場合、容器係止凸部及び蓋係止凹部間で位置ずれが生じ、両者が正確な位置で係止できないことがある。また、合成樹脂材からなる薄肉の容器係止凸部及び蓋体係止凹部間の当りが強いと位置ずれが生じやすく、容器係止凸部及び蓋係止凹部間の係止が不十分な状態になり得る。このように容器係止凸部及び蓋係止凹部間の係止が不十分になると、容器係止凸部に蓋係止凹部が適切に嵌合できず、容器本体及び蓋体間で不完全な閉蓋状態になることがある。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、容器本体及び蓋体がヒンジを介して連結される包装用容器において、蓋体及び容器本体間で閉蓋動作を行った際、容器係合部及び蓋係合部間の係合が不十分になるのを防止して、蓋体が容器本体に対し充分な閉蓋状態になる包装用容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
手段1の本包装用容器によれば、開口部を介して内容物を収容する平面視矩形状の容器本体と、前記容器本体の開口部を塞ぐ平面視矩形状の蓋体と、前記容器本体及び前記蓋体の周縁にそれぞれに配設される容器周縁部及び蓋体周縁部と、前記容器本体及び前記蓋体と一体的に連結されるヒンジ部とを備え、前記容器本体及び前記蓋体は、前記容器周縁部及び蓋体周縁部に沿って、閉蓋時に互いに重なり合うことができる。容器周縁部及び蓋体周縁部は、ヒンジ部側で係合する容器係合部及び蓋体係合部をそれぞれ有しており、前記蓋体係合部は、前記蓋体内周に配置される第1蓋係合部と、前記蓋体内側であって、第1蓋係合部から離れた位置で第1蓋係合部と連結する第2蓋係合部とを備えている。また、前記容器係合部は、前記容器本体に配置され、前記第1蓋係合部に対応する第1容器係合部と、前記容器本体に配置され、前記第2蓋係合部に対応する第2容器係合部と、前記第1容器係合部及び前記第2容器係合部間を連接する連接部にあって、前記容器本体の平面視矩形状の辺部の中央からコーナー部に向かって、連接幅が徐々に小さくなっている。この場合、前記第1蓋係合部及び前記第2蓋係合部は第1蓋係合面及び第2蓋係合面をそれぞれ有し、前記第1容器係合部及び前記第2容器係合部は第1容器係合面及び第2容器係合面をそれぞれ有し、前記第1蓋係合面が前記第1容器係合面と当接可能であると共に、前記第2蓋係合面が前記第2容器係合面と当接可能であることが望ましい。
【0007】
手段2の包装用容器は、上記手段1の包装用容器において、前記蓋体係合部は、前記第1蓋係合部及び前記第2蓋係合部間に、第3容器係合部を収容することができる収容部を備えていることが望ましい。
【0008】
手段3の包装用容器は、上記手段1又は2の包装用容器において、前記連接部は、前記容器本体の平面視矩形状の辺部の中央からコーナー部に向かって三日月形状の一部を構成することが望ましい。
【発明の効果】
【0009】
以上本発明によれば、容器本体及び蓋体がヒンジを介して連結される包装用容器において、蓋体及び容器本体間で閉蓋動作を行った際に、容器係合部及び蓋係合部間の係合が不十分になるのを防止して、不完全な閉蓋状態になることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は本発明に係る一実施形態の包装用容器の蓋体が開き、展開した状態の平面図である。
図2は図1の展開(開蓋)した状態の正面図である。
図3は図1に示す包装用容器における、容器本体及び蓋体のヒンジ側コーナー付近のー部を拡大して示す斜視図である。
図4は図3を用いて説明する図である。
図5は蓋体が容器本体に対し閉蓋する状況を説明する図である。
図6は本実施形態に係る包装用容器が矢印方向に搬送され、蓋体が自動的に閉じる状況を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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