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公開番号
2025082902
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196446
出願日
2023-11-20
発明の名称
粘着シート及びこれを用いた加飾粘着シート
出願人
日榮新化株式会社
代理人
主分類
C09J
7/29 20180101AFI20250523BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】PPに対して優れた粘着力を示す粘着シートと、これを用いた加飾粘着シートとを提供する。
【解決手段】粘着シート12は、加飾シートを被着体に貼り付けるために使用される粘着シートであって、粘着剤層3を備えている。ポリプロピレン板に対する貼り付け後24時間経過時の23℃、相対湿度50%下で剥離角度180度、剥離速度300mm/minの条件での粘着力は10N/25mm以上であり、ポリプロピレン板に対する貼り付け後48時間経過時の100℃、剥離角度180度、剥離速度300mm/minの条件での粘着力は5.0N/25mm以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
加飾シートを被着体に貼り付けるために使用される粘着シートであって、
粘着剤層を備えており、
ポリプロピレン板に対する貼り付け後24時間経過時の23℃、相対湿度50%下で剥離角度180度、剥離速度300mm/minの条件での粘着力は10N/25mm以上であり、
ポリプロピレン板に対する貼り付け後48時間経過時の100℃、剥離角度180度、剥離速度300mm/minの条件での粘着力は5.0N/25mm以上である粘着シート。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記粘着剤層の23℃における貯蔵弾性率は、1.0×10
5
Paより大きく1.0×10
8
Pa以下である、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項3】
前記粘着剤層の23℃における貯蔵弾性率は、1.0×10
6
Paより大きく1.0×10
7
Pa以下である、請求項2に記載の粘着シート。
【請求項4】
23℃における前記粘着剤層の破断伸度は400%以上であり、
100℃における前記粘着剤層の破断伸度は、23℃における前記粘着剤層の破断伸度よりも大きい、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項5】
前記粘着剤層は、アクリル酸ブチルに由来する単位を含むアクリル共重合体を有し、前記アクリル酸ブチルに由来する単位の含有量は、前記アクリル共重合体の全質量に対して、30質量%以上である請求項1~4のうちいずれか1項に記載の粘着シート。
【請求項6】
樹脂シートを有する加飾シートと、
前記樹脂シートの一方の面に貼り付けられた粘着剤層とを備えた加飾粘着シートであって、
ポリプロピレン板に対する貼り付け後24時間経過時の23℃、相対湿度50%下で剥離角度180度、剥離速度300mm/minの条件での前記粘着剤層の粘着力は10N/25mm以上であり、
ポリプロピレン板に対する貼り付け後48時間経過時の100℃、剥離角度180度、剥離速度300mm/minの条件での前記粘着剤層の粘着力は5.0N/25mm以上である加飾粘着シート。
【請求項7】
前記樹脂シートは、主材料としてポリプロピレンを含む、請求項6に記載の加飾粘着シート。
【請求項8】
前記粘着剤層は、アクリル酸ブチルに由来する単位を含むアクリル共重合体を有し、前記アクリル酸ブチルに由来する単位の含有量は、前記アクリル共重合体の全質量に対して、30質量%以上である請求項6又は7に記載の加飾粘着シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示された技術は、物品の加飾成形に用いる粘着シートに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車の内装品や外装品、建築用品及び日用品等を装飾する目的で、加飾成形が行われている。例えば、特開2014-159154(特許文献1)には、アクリル系の基材レス粘着シートを樹脂製基材の背面に貼り付け、加飾粘着シートとして用いることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-159154
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、比重が軽く、加工性が良いポリプロピレン(以下「PP」と略記する)が被着体及び加飾シートの材料として注目されつつある。しかしながら、PPは無極性の材料であるため、例えば被着体がPPにより構成されている場合に加飾粘着シートがうまく貼り付かない場合がある。成形時に加熱されるため、常温下のみならず、高温下でも加飾粘着シートが被着体に対して強い粘着力を持つことが望まれている。
【0005】
本発明の目的は、PPに対して優れた粘着力を示す粘着シートと、これを用いた加飾粘着シートとを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示された粘着シートの一例は、加飾シートを被着体に貼り付けるために使用される粘着シートであって、粘着剤層を備えている。ポリプロピレン板に対する貼り付け後24時間経過時の23℃、相対湿度50%下で剥離角度180度、剥離速度300mm/minの条件での粘着力は10N/25mm以上であり、ポリプロピレン板に対する貼り付け後48時間経過時の100℃下で剥離角度180度、剥離速度300mm/minの条件での粘着力は5.0N/25mm以上である。
【発明の効果】
【0007】
本明細書に開示された粘着シートは、PPに対して優れた粘着力を示すので、PP製被着体を用いた加飾成形や、PP製樹脂シートを有する加飾シートを用いた加飾成形に好ましく用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の実施形態に係る粘着シートの一例を示す断面図である。
図2は、本開示の実施形態に係る加飾粘着シートの一例を示す断面図である。
図3は、加飾粘着シートを使用する真空圧空成形装置の一例を示す図である。
図4は、実施例1で作製した粘着シートと比較例2で準備した粘着シートとをそれぞれ備えた加飾粘着シートを用いてTOM成形を行った結果を示す写真図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、本開示の実施形態に係る粘着シートの一例を示す断面図である。同図に示す粘着シート12は、粘着剤層3と、粘着剤層3の一方の面に貼り合わされた第1の剥離ライナー1と、粘着剤層3の他方の面に貼り合わされた第2の剥離ライナー5とを備えている。粘着シート12は、後述のように加飾シートを被着体に貼り付けるために使用される粘着シートである。
【0010】
粘着剤層3のPP板に対する貼り付け後24時間経過時の23℃、相対湿度50%下で剥離角度180度、剥離速度300mm/minの条件での粘着力は、10N/25mm以上である。粘着剤層3のPP板に対する貼り付け後48時間経過時の100℃、剥離角度180度、剥離速度300mm/minの条件での粘着力は5.0N/25mm以上である。
(【0011】以降は省略されています)
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